セルフリノベーションとは?セルフリノベーションにおすすめの事例、作業、ポイントなどをご紹介!

「セルフリノベーション」とは、文字通り自分自身で室内の改修作業を行って、既存の住宅に新たな使い道やイメージをプラスする手法をいいます。「セルフリフォーム」「DIYによってリノベーションすること」というとわかりやすいかもしれません。しかし、「ここなら自分でできそうだから今日から始めよう!」と、すぐにイメージできる方は少ないでしょう。そこで今回は、セルフリノベーションの手順やアイデアについてまとめました。事例も紹介しつつ、どんな方法なら自分で失敗なく行いやすいのかなど詳しくご説明します。

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セルフリノベーションでできること

住宅をリノベーションするとなると、多少なりとも規模の大きい工事も伴ってきます。ですから、リノベーション作業のすべてをセルフで行うことは難しいと考えなければなりません。リノベーション工事には「セルフで行うのに向いている作業」と「向かない作業」が、それぞれあると判断できます。

1.セルフでの作業に向いているリノベーション工事

・照明器具の交換
・棚や収納器具の交換、取り付け
・ドアやドアノブの交換、ドアの再塗装
・トイレの便座の取り替え
・壁紙の張り替えや壁の塗り替え
・簡単な間仕切りの取り付け
・床材の張り替え

これらの作業は、行うための資格なども特に必要なく、作業の内容も普通の人がある程度訓練することで技能を身に着けられると判断できる改修でしょう。ちなみに、上から下に向かって作業の難易度が高くなるように記載しています。

壁の塗り替えや張り替え、床材の張り替え作業などは作業こそ単純ですが改修の範囲が広く、扱う材料も大型で多量になります。したがって、ここでは体力や時間的負担が大きくなることで難易度を上げています。また、大型の資材などがなく体力的負担もそれほど大きくはないトイレの便座の取り替えですが、便座に洗浄機能が備え付けられている場合は細かな配管などを傷つけることのないよう慎重に作業する必要があるため、比較的高めの難易度に設定しています。

2.セルフでは行えないリノベーション作業

・壁や床の解体を伴う間取りの変更
・電気工事を伴う改修
・水道配管のメーターより外側の部分の改修
・ガス管に関する改修
・その他、危険を伴う改修や資格を要する作業

壁や床本体の解体まで含まれる大規模な間取り変更は、作業が難しいだけではなく危険も伴うため、ご自分で行うことは困難です。また、電気・水道・ガス設備の工事は基本的に有資格者でなければ作業できないため、ご自分で資格をお持ちでない限りは作業ができません。これらはリフォーム会社に相談のうえ、必ずプロに工事を行ってもらうようにしましょう。

ちなみに、水道に関する改修でも「屋内水栓の交換」や「トイレの洗浄便座の交換」などは、メーターよりも内側にある設備の工事となるため、ご自分で作業することが認められています。

セルフリノベーションにおすすめの改修方法

現在ではセルフリノベーション(セルフリフォーム)に向けた資材なども多く出揃い、その一つひとつに簡単な作業で室内をきれいに改修できるための配慮がされています。そんなリフォームグッズなども活用しながら作業できる、セルフリノベーションにおすすめの改修方法を以下にご紹介します。

1.「剥がせる壁紙」や「貼って剥がせるステッカー」を張る方法

貼り付けてから時間が経っても、後できれいに剥がすことのできる特殊な糊を用いた「貼って剥がせる壁紙」「貼って剥がせるインテリア用ウォールデコステッカー」が豊富に出回っています。剥がした後は壁に糊が残ってしまうこともないため、退去時の原状回復が必要な賃貸住宅でも、既存の壁の上から重ね張りすれば安心して一時的な改修ができます。

2.すのこなど、市販の資材を活用したアイデアセルフリノベーション

現在では、アイデアを生かしたDIYリフォームもブームになっています。その中で注目したいのが「すのこ」など身の回りの日用品を活用したセルフリノベーションです。すのこはホームセンターなどで買いやすく安価なため、腰壁代わりの壁飾りとして使ったり、簡単でおしゃれな収納棚を作ったりするアイデアDIYが注目されています。また、ベランダなど外構部分の簡易的な目隠しや飾り壁の材料としても使えます。

また、マスキングテープも貼って剥がせるDIYリフォームの素材として人気です。幅の広いマスキングテープを壁紙の上から均等に貼っていくことでストライプのような模様を表現できますし、素材と素材の継ぎ目などの上から貼っておしゃれに目隠しするための材料としても用いられています。

ただし、すのこやマスキングテープは長期間の使用を想定して作られてはいないため、あくまで一時的な気分転換などを目的としたセルフリノベーションに用いることをおすすめします。

セルフリノベーションの事例

次に、DIYによるセルフリノベーションを実行した例をご紹介します。

事例 改修工事はプロにおまかせ。気分に応じて壁紙だけを変えられる家に

「季節や気分に合わせて定期的に壁の模様替えができたら…」とかねて考えていたご家族。家全体のリノベーションを考え、具体的な計画を立てていた時に偶然「貼って剥がせる壁紙」の存在を知りました。

さっそくリフォーム会社さんに相談したところ、「壁にシンプルなビニール製の白いクロスを張り、その上から貼って剥がせる壁紙を張り替えられるようにしたら」と提案してもらいました。そこで、基本的なリノベーション工事はほとんどリフォーム会社さんに一任しましたが、壁の模様はDIYで壁紙を張り替えることで好きなように変えられるように。

リノベーション完成時は夏だったため、ブルーの爽やかな壁紙にしましたが、冬には北欧風の温かみのある柄物の壁紙を貼るなど、季節に応じ壁の表情を変えて日々の暮らしを楽しんでいます。

おわりに

DIY好きの方や腕に覚えのある方であれば、DIYを楽しみながら確実なリフォーム工事を成功させられればと1度は考えたことがあるでしょう。それなら、自分できれいに作業できる箇所をピックアップしておき、それ以外の工事はリフォーム会社に依頼する方法がおすすめです。

最近ではDIYを組み合わせたリノベーション工事をおすすめしてくれるリフォーム会社も増えています。一括見積を利用するなどして、多くの優良業者さんの中からご自宅のニーズに合うリフォーム会社を選ぶとよいでしょう。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。

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