小上がりの畳でリラックスしよう♪メリットやデメリットを詳しく解説
畳が敷かれている小上がりの和室は、ちょっとお休みするのにピッタリな場所。段差に腰かけたり畳の上に寝転がったり、さまざまな方法で活用できます。魅力的な小上がりの和室ですが、設置するには大掛かりなリフォームが必要なので、気軽に導入できるものではありませんよね。できるかぎり情報収集して、納得のいく形で取り入れたいもの。
そこで今回は、小上がりの和室に関する詳しい解説をお届けします。メリットとデメリットやDIY事例など、役立つ情報が満載です。小上がりの和室が気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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小上がりとは?
小上がりとは、名前の通り床に対し高さを設け、小上がりになった和室空間のこと。飲食店などでもよく見られるものです。部屋なじみもよくおしゃれなので、小上がりを設置するリフォームに関心を向けている人も増えています。
また、和室なので畳が敷かれていることも小上がりの特徴。洋風な部屋が主流となった現代において畳に触れる機会は貴重ですよね。畳の温もりを求めて小上がりを作ろうとする方も少なくありません。
小上がりの畳スペース|活用方法
人気の高まっている小上がりですが、どのように活用されることが多いのでしょうか。畳ならではの特性を活かした活用例をいくつか紹介します。小上がりの活用方法が気になる方はぜひチェックしてみてください。
来客用のスペースとして
小上がりの空間は独立性が保たれているので、来客用のスペースに適しています。「生活スペースにお客さんを招くのはちょっと……」という方にピッタリ。
ヨガやストレッチ用のスペースとして
畳のやわらかさを利用してヨガやストレッチなどに利用することもできます。また、先ほども説明したとおり小上がりの空間は独立性が保たれているので、集中しやすい環境です。雑念に邪魔されず集中してストレッチなどに取り組みたいという方は、小上がりの空間を気に入るでしょう。
疲れたときの休むスペースとして
小休止用のスペースとしても、小上がりは活用できます。畳が敷かれているため横になりやすく、ソファやベッドとは違って熟睡までせずに済むので「ちょっとお休み」をするのに役立ちますよ。
小上がりの畳スペース|メリットとデメリット
さまざまな用途に活用できる小上がりの畳スペースですが、メリットがあればデメリットもあります。それぞれについて詳しく解説していくので、設置を検討している方はぜひチェックしてください。
メリット
【収納が増える】
小上がりの段差部分を利用して収納スペースを増やすことができます。家の中に物があふれてしまっているという方は整理整頓の助けになりますよ。家具の配置によりますが、物の出し入れは少し大変なので普段使用しないものを入れておくのがおすすめ。
【段差でくつろげる】
段差をベンチのように使ってくつろぐこともできます。座れる家具が欲しいという方は、小上がりの段差で解決するかもしれませんよ。もちろん、座るために設えてあるものではないので、座り心地はソファや椅子に負けてしまいますが、小休止くらいなら十分役に立ってくれます。
【空間に立体感が生まれる】
小上がりのスペースがあると、居住空間に立体感が生まれます。家具の導入やインテリアを工夫することによって立体感というのは演出可能ですが、小上がりのスペースを設置するほどのインパクトは生まれません。イメージチェンジを図りたいという方におすすめです。
デメリット
【バリアフリーには不向き】
段差があるのでバリアフリーには不向きです。祖父母の家や介護を行う住宅には向いていないといえるでしょう。
【部屋が狭く見える】
立体感がある分、空間を占領しているので、部屋そのものが狭く見えるおそれもあります。
【お掃除ロボットが使えない】
段差が高いので、お掃除ロボットは小上がりのスペースに入れません。一度に掃除できないので、お掃除ロボットを移動させる必要があります。
小上がりの和室を作るときの注意ポイント
小上がりの和室を作るときに注意しておきたいポイントを解説します。あらかじめ理解しておくことで失敗するリスクを減らすことができますよ。
段差の高さは30~40cm
段差の高さは、30~40cmくらいを目安にしましょう。10cmの段差はつまづきやすいといわれており、20cmの段差も、収納スペースとしての高さが確保できない・腰を掛けておくには低いといった理由から小上がりには向いていません。かといって50cmは高すぎるので、30~40cmくらいがベストといえるでしょう。
間仕切りを作るか否か
間仕切りを設えるか否かは、小上がりの和室を作る上でとても重要なポイントです。小上がりを寝室として使う場合は、生活空間と切り離す必要があるので間仕切りがあったほうがいいでしょう。反対に、オープンなスペースとして小上がりを活用したい場合は、間仕切りはないほうが開放感があって空間が広く見えるのでおすすめです。
小上がりをどのように活用したいのかに合わせて、間仕切りの設置を検討するといいですよ。
収納スペースとしての活用方法をイメージしておく
小上がりの段差部分は収納スペースとして活用できますが、設置する前に「何を収納するのか?」をイメージしておきましょう。収納するものによって、出し入れのしやすさを考える必要があるからです。
衣替えした衣類や季節家電を収納するのであれば、ある程度出し入れしにくくてもいいでしょう。反対に、掃除機や普段から使う洋服のように頻繁に使うものを収納する場合、アクセスのしやすさは生活の質に直結します。
あらかじめ小上がりの収納スペースに入れておくものを想定しておき、それに合わせて出し入れのしやすさを考えましょう。
身長と天井までの高さを確認
生活者の身長と小上がりから天井までの高さは、あらかじめ確認しておきましょう。確認を怠ると「小上がりでは直立できなくて不便」なんていう事態を招いてしまうかもしれません。
フラットな和室との比較
和室空間は、小上がりではなくフラットな形でも用意することができます。フラットと小上がり、2つにはどのような違いがあるのでしょうか。それぞれのメリットとデメリットを比較してみました。
小上がりの和室のメリットは先ほども説明していますが、比較しやすいようまとめ直しています。
小上がりの和室のメリットとデメリット
【小上がりの和室のメリット】
●収納が増える
●段差でくつろげる
●空間に立体感が生まれる
【小上がりの和室のデメリット】
●バリアフリーには不向き
●部屋が狭く見える
●お掃除ロボットが使えない
フラットな和室のメリットとデメリット
【フラットな和室のメリット】
●段差がないので高齢者でも使いやすい
●空間が広く見える
●落下の危険が少ない
【フラットな和室のデメリット】
●ホコリが入ってきやすい
●腰を下ろすと立つのに苦労する
小上がりの畳スペースDIY事例
LIMIAでは、小上がりをDIYするアイデアも紹介しています。
気ままにDIYさんは、木材と畳マットを使用して子どもも楽しく座れる小上がり風収納スペースを本格DIY! リフォームで設置するよりもはるかにコストを抑えたオリジナル小上がりの作り方は、ぜひ記事からチェックしてみてくださいね。
リビングに収納を増設したいと考えている方にもピッタリのアイデアです。
▼気ままにDIYさんのアイデアをチェック
「DIYはハードルが高い」という方におすすめなのが、既製品を購入することです。リフォームするよりも安く、DIYよりも手軽に小上がりの畳を手に入れられますよ。和室という空間まで作りこむことは難しいかもしれませんが、ベンチの代わりとしては十分です。
複数のユニットを購入して並べれば、ベッドのように使うこともできます。
▼おすすめ商品
小上がりの畳で生活に癒やしを♪
小上がりの和室は、洋室の中でも自然になじむので一面の和室を作るよりも気軽に畳を楽しめます。
フローリングの洋室もいいですが、自然の癒やしを感じられるのが和室の魅力。みなさんの自宅にも、小上がり和室を設置して癒やしの空間を作ってみませんか?
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