ストローマグはいつまで使うべき?タイミングとコップへの移行方法

離乳食を始めた頃から使用する人の多いストローマグは、子どもが自分で飲み物を飲む練習をするのに適したアイテムです。しかし、いつ頃まで使わせるものなのか、その止め時に悩む人は少なくありません。コップへ移行する時期やポイントを紹介します。

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ストローマグの卒業はいつくらい?

ストローマグで上手に飲み物が飲めるようになると、そろそろコップを使わせようと思う人は多いことでしょう。ストローマグからの卒業はいつ頃が適当なのか、解説していきます。

2歳ごろが一つの目安

ストローマグからの卒業の目安として覚えておきたいのが、「年齢」や「飲む量」です。

子どもの成長に連れて一度に飲む量も増えてくるので、2歳くらいになるとストローマグだけでは水分が足りなくなってしまいます。

特に、汗を大量にかく夏場は、普段より水分補給量も増えるでしょう。飲む量だけでなく、食べる量も増えてきますが、この時期は必要な水分の8割を飲料から摂る必要があります。

1日に必要とする水分量は「体重×100mg」といわれており、2歳児の平均体重は12kgなので、1日1.2lもの水分が必要です。

ストローマグの平均容量は200mlなので、それだけでは不十分です。そこで、お出かけのときは水筒に切り替えるようになってきます。

焦らなくても大丈夫

ストローマグの商品説明に推奨される使用時期が書かれていますが、子どもによって成長に個人差があるので必ず従う必要はありません。

そうと分かっていても、同じ月齢の子どもと比べて自分の子どもだけがいつまでもストローマグを使っていると、焦る気持ちが出てきてしまうでしょう。

子どもの体長の悪いときや、車で出かけるときなど、ストローマグの方が使いやすいこともあるので、場面に応じて使い分けるとよいでしょう。

無理して卒業しようとせず、子どもの成長や利便性に合わせてストローマグを使い続けても問題ありません。

そもそもストローマグの目的とは

ストローマグは飲み物を飲むための練習に適したアイテムですが、その目的についてよく知らない人も多いでしょう。ストローマグの目的を詳しく紹介していきます。

ストローの理解、練習

ストローマグは、「ストローを吸うと飲み物が飲めるということを理解してもらい、練習させる」ための物です。

子どもは、そもそもストローの使い方が分からないので、すぐに飲み物が飲めるようになるわけではありません。

そのため、ふたを軽く押すと中の飲み物が出てくる機能付きのストローマグなど、子どもが早くストローの使い方を理解できるように工夫がされています。

自分で飲む、持てるように

子どもは成長に応じて何でも「自分でやりたい!」という欲求が出てきます。子どものやる気をサポートするのに、ストローマグは役立ちます。

大人にとってコップを使って飲み物を自分で飲む行為は、簡単でしょう。子どもは大人よりも筋肉が未発達なので、飲み物を飲むだけでも高度な動きを必要とします。

ストローマグは、両側に持ち手が付いている物もあり、子どもでも持ちやすいように工夫されています。また、ストローも柔らかい素材で口当たりがよく、子どもでも抵抗なくストローで飲む練習ができるのです。

コップ飲みに移行するための練習方法

ストローマグにも慣れてきて、そろそろコップに移行しようかと考えるでしょう。コップを子どもに使わせるには、練習が欠かせません。コップ飲みへの練習方法について紹介していきます。

口に入る量を親が調整する

大人と同じ物を使って飲みたがるようになってきたら、コップ飲みの練習をスタートしましょう。まずは、コップに慣れさせることが大切です。

飲み物を入れたコップを子どもに持たせて、親が少しコップを傾ける形で量を調整しながら飲ませてみましょう。

コップに入れる飲み物の量を調節

コップに慣れてきたり、自立心が芽生えてきたりすると。大人のサポートを嫌がることがよくあります。

そのようなときは、コップに入れる飲み物を大人が調整してあげましょう。子どもは飲む量を自分で調整するのが難しいので、あらかじめ一口から二口分だけをコップに入れて、自分で飲む練習をさせるとよいでしょう。

小さく軽いコップをチョイス

子どもにコップの練習をさせるときは、使うコップの選び方にも配慮が必要です。小さい子どもは、力もなく片手でコップを持つのは難易度が高いので、両手に持ち手が付いていて軽い物がおすすめです。

また、自分で飲む量をコントロールしやすいように、小さめのコップを選んだ方が練習しやすいでしょう。

焦らず子どものタイミングに合わせてあげよう

ストローマグは子どもが自分で飲む、コップを持つ練習をさせるのに便利なアイテムです。離乳食を始める前後から使う物ですが、卒業のタイミングで悩む人は多いものです。

一定の年齢までに止めなくてはいけないという決まりはありません。子どもの成長度合いや、大人の利便性に応じて使い続けてもよいのです。

子どもにコップを持たせ、飲む練習をさせることで移行がスムーズにすすみます。焦らず子どものペースに合わせて、ベストなタイミングでストローマグから卒業しましょう。

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