フリースの洗濯方法まとめ!ふわふわ感が長持ちする簡単な洗い方って?

〔パタゴニア〕や〔ユニクロ〕などで販売されているフリース。洗濯したあと、毛玉ができたり縮んだりしませんか? 簡単なコツを覚えると、フワフワな手触りがキープできますよ♪ フリースの洗濯方法から洗濯頻度、柔軟剤を使用したときのメリットやにおいのケア方法についても詳しく解説します。

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フリースの特徴

フワフワで温かいフリースは、寒い冬にとくに活躍する素材です。衣類だけではなく、フリース素材の毛布を持っている人も多いのではないでしょうか?

軽量かつ保温性が高い

フリースの原料は「ポリエステル」です。ポリエステルは耐久性が高く、ワイシャツやブラウスの素材としてもよく使われています。

「保温性」が高いのが特徴で、起毛加工されたポリエステル繊維が温かい空気を含んで、断熱材としての役割をはたしています。そのため、着ているとだんだん温かく感じるようになるのです。

また、とても「軽量」であることも特徴のひとつ。衣類でもわかりますが、毛布だとよりその軽さを実感できますね。旅行のときや、防寒具として持ち歩くときも負担になりません。

肌触りがよい

フワフワとした毛糸のような「肌触りのよさ」も魅力です。織り込まれている繊維が細いほど、やわらかでなめらかな触感が増していきます。この肌触りが好きで、フリース素材の服を選ぶ人も少なくないでしょう。

フリースはポリエステル素材を編み込んでできているため、「通気性」がよいという利点も挙げられます。保温性がある一方で、蒸れた空気を外に逃がす特性があるため、汗をかくことの多いアウトドアシーンでも重宝されていますよ。

速乾性が高い

フリース素材の服は「乾くのが早い」です。これは、ポリエステルの「吸湿性が低い」という特性に関係しています。普段の洗濯の中で、速乾を感じている人も多いでしょう。

湿気をためこまないという素材の性質に加え、起毛加工により空気に接する面が多く、水分が蒸発しやすい環境が整っているといえます。干した洗濯物のうち、フリース素材の物だけ早く乾くのはこのためです。

フリースの洗濯方法と干し方

フリースは、アウトドアにも好んで使われるほど丈夫で使いやすい一方で、洗濯するときは少しだけ気を使う必要があります。ここでは、洗濯をするときのポイントについて確認しましょう。

【鉄則】裏返して洗濯ネットに入れる

「洗濯したら毛玉だらけになってしまった」という経験はありませんか? 実はフリースはとても摩擦に弱い素材なのです。

また、ニット素材と同じく、編み物構造なので洗濯による縮みが起こる場合があります。買ったときはフワフワだったフリースが洗濯のたびにゴワゴワになってしまうのは、洗濯によって編み目が縮むためです。

フリースを洗濯するときは、必ず「裏返し」て「洗濯ネット」に入れましょう。ネットに入れておけば、毛玉がつきにくくなります。また、ほかの洗濯物と絡むことによるダメージも軽減できるでしょう。

おしゃれ着用洗剤を使う

洗剤には、アルカリ性や酸性、中性といった種類があります。この中でもっとも衣類にやさしいのは「中性洗剤」。中性洗剤は、いわゆるおしゃれ着用洗剤によく使われています。使用する洗剤の種類に迷ってしまう場合は、おしゃれ着用洗剤と表示されているものを使うようにしましょう。

フリースはカラフルなデザインも魅力のひとつです。何も書いてなければほかの洗剤を使っても構いませんが、風合いの変わりやすい蛍光剤が配合されている洗剤は避けた方がよいでしょう。

また、購入後はじめて洗うときは、色落ちすることもあります。洗濯機で洗う前に目立たない場所に洗剤を付けて様子を見て、色落ちするようであればほかのものとは分けて洗いましょう。

洗濯機で洗う

フリースはほとんどの製品が洗濯機で洗えます。ただし、強い摩擦を与えないように、洗濯機の設定は「手洗いコース」や「ドライコース」にしておきましょう。やさしい水流で洗い上げてくれるため、ダメージを軽減させられます。

洗剤だけだと静電気が起こることもあるため、柔軟剤も入れておくとよいでしょう。繊維の絡まりを防ぎ、よりフワフワの手触りに仕上げられます。

フワフワになる干し方

干す前に温風をあてると、フワフワな仕上がりになるのでおすすめです。短時間だけ乾燥機にかける、もしくはドライヤーの温風を3~5分ほどあてるといったようなやり方でOK。

温風をあてるのが難しい場合は、空気を含ませてから干すだけでも大丈夫です。フリースをバサバサッと振ってあげると、空気が含まれて仕上がりがフワッとしますよ。

ちなみに、振って空気を含ませる方法はタオルを干すときにも使えるので、ぜひ試してみてください。

フリース洗濯の仕上げ

フリースの毛玉に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。素材の性質上、静電気が発生しやすく毛玉もできやすいので困ったことの1つです。

そんな悩みにおすすめなのが、洗濯後の仕上げにひとつ工夫を加えること。

洗濯方法を工夫することでもある程度の予防はできますが、仕上げにひと手間加えることでさらに毛玉をできにくくできますよ。

ブラッシング

その工夫とは、ブラシをかけることです。洗い終えたフリースを軽くブラッシングしてあげるだけで、毛玉ができにくくなります。ブラシをかける方向はとくに気にしなくても大丈夫。最後に上から下へブラッシングし、毛先を整えて完了です。

また、洗濯後に限らず普段からブラッシングをかけておくこともおすすめ。ホコリやチリなどが付着したまま保管しておくのは、衛生的によろしくありません。外出後に軽くブラシをかけるだけでも、フリースを長持ちさせられるでしょう。

フリース洗濯で覚えておきたいポイント

フリースを洗濯する際に、覚えておきたいポイントを2つ紹介します。

熱と摩擦に注意する

フリースは熱に弱い素材なので、日光に当てて干すと傷んでしまうおそれがあります。日光の当たらない場所に陰干ししましょう。

また、静電気が起きやすく摩擦に弱いことも特徴のひとつ。摩擦によって毛玉ができてしまうので、洗濯ネットに入れたり、乾燥機にかける時間を短くしたりして、摩擦を防ぎましょう。

熱湯や冷たすぎる水を避ける

洗濯に使用する水が、熱湯のように熱すぎたり、氷水のように冷たすぎてもフリースを傷めてしまう原因になるので避けてください。10~40度くらいまでの水がおすすめです。

フリースの洗濯にまつわる疑問

肌に直接触れることの少ないフリースは、毎日洗うべきなのでしょうか? また、においが気になるときはどんなケアをしたらよいのでしょうか? 2つの疑問を解決していきましょう。

どの程度の頻度で洗うべき?

フリースが主に活躍するのは、秋から冬にかけて気温が下がる時期でしょう。冬服は厚みもありかさばりやすく、ニットやセーターなど洗濯機で気軽に回しづらい素材の洗濯物が増えます。

洗濯も大変な上に、天気が悪いと1日で乾かないこともありますね。このような理由から、フリースも毎日洗うという人は少ないようです。

夏のように多量の汗をかくわけではないので、何度か着用したあとに洗うというのが一般的といえます。

においの取り方は?

においの原因は、汗や皮脂汚れを放置したところに繁殖した雑菌です。このような酸性の汚れを落とすには、弱アルカリ性の「重曹」を使ってみましょう! 洗濯前に重曹水に一晩浸けておくといいですよ。

また、洗濯後に「除菌消臭スプレー」を使う方法もおすすめです。乾きの悪いときでも、生乾きによるにおいを防止できます。消臭だけではなく、好きな香りをプラスできるのもメリットでしょう。

着心地のよいフリースで過ごそう

フリースは、洗濯により毛玉やゴワつきの起きやすい素材です。洗濯するときはおしゃれ着用洗剤と洗濯ネットを使い、やさしい水流で洗いましょう。

ほんの少し気を使うだけで、買ったときのフワフワした肌触りが続きます。いつまでも着心地のよいやわらかさを維持しましょう。

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