衣装ケースのおすすめ15選！人気メーカーと選び方【引き出し・ボックス・チェストタイプ】

収納場所にぴったりな衣装ケースの選び方とは？

家の中を片付けるために、収納場所にぴたりと当てはまる衣装ケースを揃えたいですよね。改めて選ぼうとすると種類が多すぎて大変な衣装ケースについて、3つのタイプとそれぞれの特徴、用途・サイズ・素材ごとの選び方をご紹介します。

選び方①：用途に合ったタイプを選ぶ

衣装ケースは主に3つ。

・蓋つきのボックスタイプ
・引き出しタイプ
・タンスのようなチェストタイプ

それぞれのメリットとデメリットについて解説します。

よく出し入れするものは引き出しタイプ

引き出しタイプのメリットは積み重ねられるところ。サイズが豊富なので、好きな場所に収納スペースを作れます。ボックスタイプより取り出しやすいので、オンシーズンのものやタオル、下着類など毎日使うものを収納するのにおすすめです。

デメリットは奥の方が見えにくいこと。引き出し式の設置は、立った状態やしゃがんだ状態で中身が見える高さまでにしておきましょう。目線よりも上になると中が見えず、出し入れしにくくなるので注意しましょう。

衣替えやシーズンオフ収納にはボックスタイプ

ボックスタイプのメリットは、たくさん収納できてホコリから衣類を守れるところ。シーズンオフの服や長期間使う予定がないアイテムなどを収納するなら、蓋つきのボックスタイプが便利です。とくに冬物はかさばりがちなので、大容量のボックスタイプは衣替えに役立ちます。

デメリットはいくつか重ねると下のものが出し入れできないこと。引き出し式と違い、出し入れの頻度が高いものには向いていません。また、たくさん入る分、重くて移動が大変になってしまうことも。大容量のものを選ぶときはキャスター付きがおすすめです。

分類して整理しやすいチェストタイプ

チェストタイプのメリットは細かく整理できるところ。家族ごとに引き出しを分けたり、種類ごとに分けたりと、きちんと整理整頓したい方に向いているタイプです。また、インテリア性が高いものも多いため、見える場所でも家具として違和感なく使えるのも魅力の1つ。

デメリットはバラ売りの衣装ケースに比べてサイズが限定されること。1段ごとに分かれるものと違い、クローゼットや押し入れで使いたい場合、ぴったりのサイズを探すのが難しいことがあります。逆にぴったりのサイズが見つかれば、1つずつ揃える必要がないのでお手軽ですよ。

選び方②：押し入れ？クローゼット？収納場所に合うサイズ

衣装ケースが設置したい場所に入るかどうかは多くの人が最初にチェックするポイントです。ただ、「サイズは合っているのに実際には使いづらい」なんてことも……。ここからは、奥行きと高さの上手な選び方を解説します。

衣装ケースの奥行き

クローゼットの奥行きは主に45または60cm、押し入れの奥行きはほとんどが80〜85cm。基本的にはご家庭の収納スペースに合うものを選べば問題ありません。

ただし、奥行きが深い押し入れに設置する場合、奥行きにぴったりのサイズを買うと深すぎてしまい、奥のものが出し入れしにくくなることも。そんなときは「着用頻度の高いものは前、低いものは後ろ」と、1つのケース内で前後に分ける収納をするのがおすすめです。

また、ぴったりのサイズを1つ買うのではなく、あえて奥行きの浅いケースを2つ用意し、前後に分けて使うのも◎。シーズンものとオフシーズンもので分けておけば、衣替えのときにはケースを前後で入れ替えるだけ。収納が苦手な方でも簡単に衣替えができますよ！

衣装ケースの高さ

クローゼットに設置する場合、衣装ケースの高さは「ハンガーポールの下のスペース」を考えて選びましょう。ハンガーポールにコートやワンピースなど丈の長い服を掛けたとき、ケースを高くしてしまうと服と被ってしまい出し入れしにくくなります。組み合わせ可能なケースを選び、高さを変えて段差をつけるように設置するとデッドスペースが生まれにくいのでおすすめですよ。

押し入れは上段が100cm前後、下段は70cm前後。下段は押し入れの高さぴったりでも問題ありませんが、上段にケースを積みすぎてしまうと、目が届かなくなって中身が確認しづらく出し入れも難しくなるので気をつけてくださいね。

また、とくに引き出しタイプの場合は、ケース1段ごとの高さ（深さ）も重要。「たくさん入るから」と1段が30cm前後のもので揃えると、Tシャツやインナーなどかさばらない服ではスペースが余ってしまいます。小物も出し入れしやすい18〜23cmくらいのものと、ジーンズや冬物の収納にぴったりな30cm以上のものを組み合わせると、ぐっと整理が簡単になりますよ！

選び方③：収納するものに合った素材を選ぼう

収納したいアイテムに合わせて衣装ケースの素材を決めることで、より快適な収納が叶います。ここでは、一般的な素材であるプラスチックと布について紹介します。

手軽で扱いやすいプラスチック製

プラスチックは衣装ケースの最もポピュラーな素材。タンスのような収納家具に比べてお手頃価格な上に軽く、移動がラクな点も選ばれる理由です。お手軽ながらしっかり中身を守ってくれる丈夫さも◎。

プラスチック素材のボックスタイプは密閉性があるため、虫やホコリが気になるセーターなどの冬服をしまっておくのにぴったり。服の他にも本や雑貨、子どものおもちゃやぬいぐるみの収納にも向いている万能タイプです。

通気性が良く柔らかいファブリック（布）製

不織布などのファブリック素材は通気性が良いのが特徴。デリケートな素材のおしゃれ着や布団など湿気を嫌うアイテムの収納に向いています。

押し入れの天袋やクローゼットの最上段など、高いところに設置するのにもぴったり！　柔らかくて軽い素材なのでスムーズに下ろせます。また、使わないときにはコンパクトに畳んでおけるのも魅力。収納スペースが狭い方や引っ越しの予定がある方にもおすすめです。

使いやすさがアップする！チェックすべき便利機能は？

衣装ケースはキャスターや扉の開き方などちょっとしたことで、衣替えや普段の収納がスムーズになることも。自分にぴったりの商品を見つけるヒントになるような、便利な機能について解説します！

キャスター付きなら移動もお掃除もラクラク

クローゼットや押し入れの中は意外にホコリが溜まりやすい場所です。キャスター付きなら簡単に動かすことができ、掃除もしやすくいつも清潔！　また、衣替えで使うことが多く重くなりがちな大容量のものや、本体を動かして中身を出し入れするボックスタイプはとくにキャスター付きが便利です。

別売りのキャスターが付けられるタイプも多く販売されているので、確認しておきましょう！

ワンステップで簡単収納！フラップ扉は収納が苦手な人におすすめ

扉部分が手前に開くフラップ扉タイプ。服を平積みで収納しても下の方の服を簡単に出し入れできるので、きっちり畳んで収納するのが苦手な方でも使いやすいタイプです。

また、引き出しを手前に引き出すスペースがない場所にも省スペースで設置可能。高めの場所に設置しても中身が確認しやすく、ワンステップで出し入れができるので「とにかく簡単に収納したい」と思っている方は要チェックですよ！

整理収納アドバイザー愛用のおすすめ衣装ケース

ここからは、LIMIAで活躍する整理収納アドバイザー鈴木久美子さんから、実際に愛用しているおすすめの衣装ケースと、プロならではの選び方のコツを紹介します。

おすすめの衣装ケースは『天馬』のフィッツケース（ホワイト）

鈴木久美子さんが実際に愛用している衣装ケースは、『天馬』フィッツケースシリーズのホワイトカラー。

頑丈なフレームなので、長く使用してもたわまず、引き出しの出し入れがスムーズ。さらにロック機能付きで、引出した状態でも前に倒れたり落下するのを防いでくれます。サイズが豊富なので、クローゼットや押入れなど収納スペースに合わせて選べ、買い足すときにも便利です。

収納する中身ごとに深さを使い分け

鈴木さんはご自宅のウォークインクローゼット内で使用しているのだそう。

浅めの引き出し（18cm）には、靴下やタイツ、Tシャツ類を、標準（23cm）にはニットやパンツ類の衣類を収納しています。収納する中身によって深さを選ぶことができ、使いやさがアップします。

整理収納アドバイザーが教える衣装ケース選びのポイントは？

鈴木さんに衣装ケースの選び方を聞いたところ、形やサイズに素材などの他にも、実は色選びが大事なポイントと教えてくれました。

中身が見える透明なケースが整理収納に役立つと思われるかもしれませんが、見えるのは前面の一部分だけ。使い勝手にはさほど影響がないので、スッキリ見える白を選ぶのがおすすめなんだそう。

サイズバリエーションが豊富なロングセラー商品は、後から買い足しするときにも便利。一度買うと長く使えるものなので、価格の安さだけでなく引き出しのスムーズさやフレームの頑丈さなど作りを重視することも大切と言います。

【LIMIA版】タイプごとの衣装ケースおすすめ15選

LIMIAがおすすめする衣装ケースを、「引き出し」「ボックス」「チェスト」とそれ以外のタイプごとに紹介します。

【引き出しタイプ】おすすめ衣装ケース

【ボックスタイプ】おすすめ衣装ケース

【チェストタイプ】おすすめ衣装ケース

【便利機能が満載】その他のおすすめ衣装ケース

おすすめ衣装ケースの比較一覧表

『無印良品』のPP衣装ケースは組み合わせ自在

『無印良品』の衣装ケースは定番品なので状況に合わせて買い足しがしやすく、無印らしいシンプルなデザインも相まって根強いファンを獲得しています。

PeanutVillageさんがクローゼットで使っているのは『ポリプロピレン衣装ケース』。1番上の段は高さの低いものを使い、ベルトや靴下を出し入れしやすくしています。見た目もおしゃれな収納アイテムです。

▽PeanutVillageさんのアイデアはこちら

『ニトリ』の衣装ケースは子ども服をすっきり収納

きゅうさんお子さんの洋服収納に使っているのは『ニトリ』の『フラッテ』。前開きのフラップ扉タイプなので、クローゼットの最上段に置いても中身が把握しやすく、スペースが有効活用できています。

透けないホワイトカラーで中身は隠しつつ、確認したいときにはフラップ扉で簡単に見られるのもうれしいポイントですね！

▽きゅうさんのアイデアはこちら

▽ニトリのフラッテを購入するならこちら

衣装ケースに使えるセリアのライナーケース

下着や靴下、ハンカチなどの小さいけれど頻繁に使うものは、衣装ケースの中に仕切りを入れることでぐっと出し入れがしやすくなります。

asamiiimasaさんは、セリアのライナーケースを使っています。いくつか並べて仕切り、より使いやすい収納に！　100均アイテムなのでコスパも◎。初心者でもチャレンジしやすいアイテムですね。

▽asamiiimasaさんのアイデアはこちら

衣装ケースで収納上手になるコツとは？

クローゼットや押し入れで衣装ケースを使っていて「なんとなく使いづらい」「衣装ケースを買ったのになんだかすっきり片付かない」という不満を持っていませんか？

本当に使いやすい収納を叶えるコツはちょっとした一手間。衣装ケースに服を収納する前に、持っている服を「見直す」ことです。全体的な服の量を把握し、着ていない服がないかをチェックしましょう。

手持ちの服が把握できていないと、せっかく衣装ケースを用意しても入りきらなかったり出し入れしにくくなったりしてしまいがち。これが「なんとなく使いづらい」原因になっているかもしれません。無理に処分しなくても、どんな種類の服をどのくらい持っているかしっかり分かっているだけでも整理がしやすくなり、衣装ケースを無駄なく活用できるようになります。

衣装ケースが活きる収納アイデア

衣装ケースを購入しただけで終わりにせず、収納テクニックも学びましょう。押入れをすっきり片付けるアイデア、クローゼットを賢く収納するアイデアやアイテムはこちら。

▽押入れ収納のおすすめアイデア

▽クローゼットのおすすめ収納アイデア

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