アツ!!医療保険ではやけども保障される?それとも傷害保険?
日常生活の中で、料理中やバーベキューなどでやけどをしてしまうことがあると思います。医療保険には加入しているけど、やけどの場合は補償対象になるのでしょうか? 今回は、やけどをしたとき、医療保険と傷害保険での補償内容の違いを詳しく説明していきたいと思います。
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やけどは医療保険で保障されるのか?
そもそも医療保険とは、病気やケガによって「入院」「手術」があった際に保障されるため、日常生活で起きたやけども場合によって保障されます。
ただし、入院・手術が無く、一定期間の「通院」が必要な場合には保障はされませんが、入院や手術をすることが前提の通院であれば、通院特約によって保障がつくプランもあります。細かい保障内容や、特約に関しては保険会社によって異なるため、詳しくは各保険会社に問い合わせてみましょう。
やけどで傷害保険が保障される条件とは?
損害保険とは、ケガや事故によって「通院」「入院」「手術」「後遺症」「死亡」があった時に補償される保険です。ケガや事故のすべてに補償されるわけではなく、「急激」かつ「偶然」で「外来」という3つの条件が全て当てはまったときに補償されます。
●「急激」:ケガの原因となった事故から時間が経っていないこと。
例)階段から落ちて怪我をした。乗り物にはねられた。
●「偶然」:その事故やケガに対して予測不可能であること。
例)転んで足や腕が折れた。建造物から何らかの落下物にあたってケガをしてしまった。
●「外来」:ケガをした原因が身体外部から何らかの力が加わってケガや事故につながった。
例)乗り物にはねられてケガをした場合、被害者は身体の外部から乗り物にぶつけられたためケガをした。
上記3つの条件に当てはまるやけどであれば、傷害保険の補償範囲となります。
やけどを負って通院になってしまった場合の補償内容
傷害保険がどのような補償内容になっているか、例を元に説明していきます。
【事例】
主婦のAさんは、日常生活のケガや事故に備えるため普通傷害保険に加入中です。ある日、いつも通り晩御飯を作っていると油が思った以上にはねてしまい、手にかなりのやけどを負ってしまった。すぐに病院に行くと、診断結果により入院、手術までには至らなかったが2週間の通院が必要になる事がわかった。
この場合、傷害保険の補償対象となるのか?
上記のケースであれば、「急激」かつ「偶然」で「外来」に当てはまるケガですので対象となります。この場合は、「通院」に対して補償が付きます。また、通院の補償額はどこの保険会社も大体、日額1,000円~3,000円程補償されます。Aさんの場合は、2週間(14日間)の通院になるので、日額1,000円の補償であれば、14,000円が受け取れます。
基本的に大体の保険会社では、ケガが発生した日からその日を含めて180日以内に通院した場合で、尚且つ通院日数は90日間が限度としています。商品や、プランによって各保険会社で異なるので詳しくは、直接保険会社へ問い合わせてみましょう。
やけどの可能性が想定される方にオススメの保険
やけどが起こりうる可能性と聞いて思い浮かぶことは、「奥さんが料理中にやけどをしてしまった」「家族でバーベキューをしてたら誤ってやけどしてしまった」など、生活する中で起こり得る事が割と上がってきます。そこで傷害保険の加入を検討したときに、必ず判断材料として確認してほしいのが、夫(もしくは妻)の職業です。仮に旦那さんの職業が大工さんや溶接工だとした場合、やけどやケガのリスクが上がります。
この場合、それぞれ個人で傷害保険に加入するのではなく、家族向けの傷害保険に加入した方が、補償の対象となる人が増えます。
また、家族向けの傷害保険の中でも「夫婦型」や「家族型」などがあるので、家族構成によって選べるのもポイントです。保険料に関しては、個人だけの契約の場合よりは高くなりますが、個人契約を夫婦それぞれで加入するよりは、家族としてまとめた方が安くなります。
やけどは医療保険でも傷害保険でも条件次第では補償されるケースがある
今回は、やけどの場合の保障内容についてまとめました。医療保険でも傷害保険でも、条件次第では補償されるケースがあります。また、プランや特約を選ぶ際にも、家族構成・職業がポイントになりますので、やけどのリスクを考えて一番合った保険を選びましょう!
プロフィール
根岸彩香
2級FP技能士資格を取得し、生命保険会社にて一人一人に合った保険商品をご提案していた実績があります。また、皆さんの人生に必ず必要となる保険や税金、相続などを得意とし、この3つのジャンルを中心に執筆しております。
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