
医療保険に入りすぎているあなたへ!正しい医療保険の見直し方法とは
将来の万が一に備えて、医療保険に入る女性が増えています。経済力のある若いうちに保険料を積み立てていくのはかしこい選択でしょう。
でも気づいたら、複数の医療保険に加入していて、保障内容が正確に把握できていない、保険料が月に数万円かかっているなんて状況の方もいるかもしれません。その保険、本当に必要ですか? 本当に必要な保険だけに加入するように、今こそ保険の見直しをしませんか?
本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
- 2223
- 8
- 0
-
いいね
-
クリップ
医療保険の見直しをする3つのメリット
医療保険の見直しは、「正直面倒! 保険料も払えているから見直さなくても大丈夫!」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。でも医療保険の見直しには大きな価値がありますので、そのメリットをご紹介します。
①保険料を安く抑えて貯蓄に回せる
保障内容を充実させるために複数の医療保険に加入していくと、かさんでしまうのが保険料です。今は払えていたとしても、今後もし転職したり、結婚や離婚をした場合に、収入状況が変わる可能性があります。
もし保障内容が重複していたり、必要のない保険に入っていた場合、その保険料は残念ながら無駄ということになります。保険の見直しをして保険料を抑え、浮いたお金は貯蓄や投資に回すことで、ご自分の大切なお金をより有効に活用することができます。
②現在の家庭環境に合わせて保障内容を変更できる
女性は結婚や出産などのライフイベントに大きく左右されがちです。特に、出産、子どもの進学、マイホーム購入などのイベントでは、家庭環境や経済状況が大きく変化します。
初めて保険に加入したときは独身だったという方も多いですが、現在はどうでしょうか? 結婚して子どもができていたら、自分の保険を減らして子どもを対象とした保険に加入する必要があるかもしれません。独身のままでも、自身の加齢によって疾病リスクが高まっていたら、死亡保障を減らして入院保障を手厚くするなどの見直しが必要です。
定期的に保険内容を見直すことで、そのとき必要な保障を受けられる状態を整えておくのがおすすめです。
③時代の流れに合わせた保障内容に変更できる
医療保険は、現在でも新しい商品が開発・販売されています。その理由は、医療の進化や社会の変化により、今まさに必要とされる保障内容が変わるからです。
例えば、がんの治療といえば以前は長期入院を必要とするものでしたが、現在は短期の入院と通院で治療できるようになりました。それにともない、最近は短期入院や通院でも保障が受けられるような医療保険が販売されています。
あなたが今加入している保険は、もしかしたら時代遅れかもしれません。現在売れている保険商品を調べることで、今必要な保障内容がわかるでしょう。
医療保険の見直しの際のポイント
医療保険を見直すといっても、そんなに頻繁に見直す必要はありません。見直しが必要なタイミングと、見直すべき事柄についてご説明します。
●医療保険を見直すタイミング
医療保険を見直すべきタイミングは3つあります。このタイミングで見直しておけば大丈夫です。
①家計状況に大きな変化がある前
転職や退職、出産や子どもの進学、マイホーム購入とローン返済、親の介護など、収入が減ったり支出が増えたりしたときは、医療保険の見直しをすべきです。今まで通りの保険料が支払えたとしても、今後の支払いが負担になっていく可能性があります。
親の介護や突然の事故などは、予測できない事態かもしれませんが、転職や子どもの進学などは、予測できますので、なるべくなら家計が苦しくなる前に、保険料を含めた家計の見直しをすることをおすすめします。
②医療保険の更新時
医療保険には更新があります。この更新のタイミングで、このまま加入し続けるか、特約を増やしたり減らしたりするか、別の保険に乗り換えるか、判断することができます。一般的な医療保険は、年齢の上昇とともに保険料が上がるケースが多いので、保険料と保障内容が本当に妥当かどうか、しっかりと見極めましょう。また、必要のない特約を外すことで、保険料を軽減することも考えましょう。
③国の経済状況や政策に大きな変化があったとき
加入者が納めている保険料は、保険金の支払い以外にも使い道があります。それは運用です。保険会社は、加入者から集めた保険料をまとめて運用し、得た利益を、保険金の支払いや加入者への還付金にあてたりしています。
医療保険や生命保険は金融商品のひとつのため、国の経済状況に大きく影響を受けます。現在のような低金利が続くと、保険会社が行える安定的な運用方法では利益が出にくくなります。そのため、今後は、保険料の上昇や保険金の減額が行われる可能性があります。
また、2015年に介護保険料の引き上げが行われるなど、国の政策は常に変化しています。経済状況や国の政策が大きく変わったタイミングで情報を集めて、適切に保険を見直すことも重要です。
●保障内容と保険料
必要な保障が受けられる状態になっているか? これが医療保険の見直しで重要なポイントです。例えば、入院保障はついているけれど、通院保障がついていない保険の場合、近年は入院よりも通院で治療することが増えていますので、これでは不十分だと思われます。通院保障のある保険に見直す方がいいでしょう。
また、保険料は年齢とともに高くなっていきますので、加入したときは安かったとしても、自動更新にして放っておいたら保険料が意外に高くなっていた、というケースも多いです。保険料が負担になってきている場合は、同じような保障内容でより安い保険はないか、見直すことが必要です。
自分にぴったりの医療保険を探す方法とは
医療保険の見直しの重要性はわかりましたが、自分に合った医療保険はどうやって探すとよいでしょうか。方法はいろいろありますが、より効率的に探せる方法を2つご紹介します。
①気になる医療保険の資料を取り寄せて、自分で比較検討
気になる医療保険をネットで検索して、その中から4〜5商品をピックアップし、資料を取り寄せて検討する方法です。自分で調べて計算したり比較したりする手間はありますが、納得のいくまで検討できるのがメリットです。また、実際に申し込んだときに、想定と違うことがないか、担当者に確認することも大切です。自分で時間をかけて判断したい方や、保険会社担当者の勧誘を断れない方におすすめの方法です。
②医療保険の代理店へ行き、専門家に相談
最近増えている、さまざまな保険会社の医療保険を扱っている代理店に行って、担当者に相談する方法です。多くの医療保険を比較して、あなたに最適な保険を提案してくれるでしょう。担当者も商売なので、多少は自分の売りたい商品をアピールしてくる可能性もありますので、その場で決めずに何度か来店して決断するとよいでしょう。自分で比較検討するのが面倒な方や、自分の意志で決断できる方におすすめの方法です。
医療保険を見直しして、最適な保険に加入しよう
医療保険の見直しは、単に保険料を安くできるだけでなく、適切な保障内容に切り替えたり、ご自分のライフステージを確認するきっかけになったりと、とても重要です。最適な保険に加入して、万が一の際にも安心できるようにしておきましょう。
プロフィール
金指 歩
法学部政治学科出身・元信託銀行勤務のフリーライター。神奈川県出身。FP3級を大学在学時に取得。金融系全般、女性のライフスタイルをテーマとした記事を中心に執筆している。
- 2223
- 8
-
いいね
-
クリップ
あなたにおすすめ
関連キーワード
関連アイデア
-
【専門家監修】地震保険に積立型はある?掛け捨て型と積立型の保険はどう違う?LIMIA 住まい部
-
火災保険に対する質権設定とは?質権設定のメリット・デメリットを解説【専門家監修】LIMIA 住まい部
-
医療保険と生命保険はどっちに入る?それとも両方入る?LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
生命保険は中絶しても対象になる?手術後の保険への加入は可能?LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
生命保険の一括払いは可能!支払方法の種類、一時払い終身保険のメリットとはLIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
医療保険を途中で解約するとどんなペナルティが課されるの?LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
生命保険契約でピルの服薬は告知する必要はある?考えておきたい保険の問題LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
医療保険は親知らずの治療にも適用される?抜歯やその他の歯科治療で気になる保険のことLIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
【専門家監修】火災保険に免責金額を設定して保険料を安くする方法!免責金額の決め方は?LIMIA 住まい部
-
喘息だと生命保険に入りづらい?注意点や入れる保険の探し方までLIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
認知症になったら生命保険の死亡保障はもらえる?契約の見直し方法とはLIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
火災保険が満期になったら?満期返戻金の手続きと保険の見直しに関して解説【専門家監修】LIMIA 住まい部
-
【専門家監修】火災保険料の支払いはクレジットカードでお得に!賢い活用方法LIMIA 住まい部