もっとキレイにブツ撮りしたい♪ 100均のアイテムでできる「撮影ボックス」の作り方

Instagramやブログ、フリマアプリやネットオークション。自分で撮った写真をシェアしたり、写真を使ってオークション出品したり……という機会が増えています。せっかく写真を撮るなら、少しでもキレイに写せたらうれしいですよね。

プロ並みとはいかなくても「ちょっとだけ」本格的に撮るために、ブツ撮りに使える「撮影ボックス」を自作してみませんか? 使う材料は100均で手軽に揃えることができますよ。写真の仕上がりが変わってくる、そんな撮影ボックスの作り方をご紹介します。

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こだわり派におすすめ「ライト付き撮影ボックス」

今回は、ライト付きの撮影ボックスを自作していきますが、その前に「撮影ボックスって何がいいの?」「どうして必要なの?」という人のために、まずはその効果を解説していきましょう。おもなメリットとしては、下記の3つが挙げられます。

1. 均等でやわらかい光になる
2. 背景が綺麗になる
3. どんな日時・天候でも同じ条件で撮ることができる

写真のクオリティによって、SNSやネットオークションでも反応は大きく違ってきてしまいます。ちょっとの工夫で写真のクオリティを上げることは、いまやSNSやネットオークション、フリマでは大切な要素といっていいでしょう。

ちなみに下の写真は単なるテープカッター。夜の室内で撮影すると、思うようにキレイに写せず困った経験ありませんか? 撮影ボックスを使えば、家の照明器具の光量が足りなくても、こんな自然な仕上がりで撮影することができます。

では、撮影ボックスの材料と作り方をご紹介します♪

では具体的な作り方を、順を追ってご紹介していきましょう。まず、用意する材料は以下のとおりです。


●材料
・PPシート:半透明(乳白色)のもの
・段ボール:白色のもの。もしくは、白い紙を貼っても可。
 底面:318mm×450mm
 背面:318mm×450mm
 側面:318mm×318mm 2枚
 ※厚紙でも可(写真の「工作用紙」は厚紙です)
・背景になるもの:模造紙やフェルトなど
・スタンドライト:自宅にあるものを活用しても可
・テープ:透明か白のテープ

今回はライト以外、すべて〔ダイソー〕にて購入しました。安く済ませようと思った場合、お金がかかるポイントは「ライト」ですので、自宅にあるスタンドライト、卓上ライトなどを利用するのがオススメです。

ホームセンターなどで安いものだと2,000~3,000円程度で購入することができますよ。お子さんがいる家庭ならば「子供の学習机のライト」が便利です。

作り方①段ボールをカットし、貼り合わせる

必要なものを準備したら、段ボール(もしくは厚紙)をサイズに応じてカットし、このような展開図で貼り合わせます。ポイントは、内側が白になるように組み合わせること。

次に立てて貼り合わせ、ボックスの形状に整えます。

作り方②背景用の模造紙を設置する

次に、背景用の模造紙(もしくは布)を垂らします。長さは、底面より少し長いくらいに調整しましょう。背面は軽く折ってテープで留めておくと、ズレずに撮影できます。

作り方③上部にPPシートを置き、ライトを設置

最後に、上部にPPシートを置けばできあがりです。光は上から入れますので、スタンドライトは高さ調整できるものにしておくと便利です。

これで撮影の準備はOK。半透明のPPシートを通すことでやわらかな光になり、また、側面、背面・底面と全方向の白色がレフ板となりますので、光が均等に回って美しい仕上がりになりますよ。

ここでは、〔ダイソー〕の商品を使って作りやすい寸法でご紹介しましたが、基本的にはお好きな大きさの箱や厚紙があれば、それで代用してもOKです。

実際に撮ってみた写真を比べてみましょう♪

まず、同じ机の上で、撮影ボックスなしで撮った写真がこちら。

続いて、撮影ボックスを使って実際に撮ってみた写真がこちらです。

背景のスッキリ感、光の均等な入り方など、仕上がりの違いが伝わるのではないでしょうか。また、天候や時間にも左右されず同じ条件で撮ることができますので、写真のクオリティを保ちやすいところもポイントです。

背景に使う模造紙は、和紙や色フェルトなどに変えてもOK。作りたい雰囲気によって変えてみると、表現の幅が広がります。

カンタン派は「背景だけ作る」もアリですよ♪

撮影ボックスの自作が面倒だという人には番外編も。大きな布を一枚用意して、テープや押しピンで壁に留めて撮るだけでも、背景はキレイに整います。シワにならず厚みのあるフェルトなどがオススメです。

こちらは手作りの撮影ボックスと比較すると圧倒的にカンタン。ただし、影の出方はやはりちょっと気になるところですが、ライティングにまでこだわらず「背景を整える」だけでも十分……という人は、こちらをお試しくださいね♪

●ライター 下川尚子

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