床が沈む原因は?応急処置の方法や修理の費用などを徹底解説!

今回の記事では床が沈む原因や沈んでしまった時の応急処置方法、リフォーム方法などを紹介します。修理にかかる費用も徹底解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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床が沈む原因5つ

【1】床構造の劣化

床が沈む原因の1つに床構造の劣化があり、主に以下の4つがあげられます。

  1. 1.床板を支える大引き(おおびき)や根太(ねだ)の劣化
  2. 2.大引きを支えるための床束(ゆかづか)の劣化
  3. 3.床を支える基盤となる束石(つかいし)の劣化
  4. 4.床材の接着剤の劣化

とくに床構造の一番基礎となる束石が劣化すると住宅が崩壊するリスクが高まるので注意が必要です。

【2】湿気による床の腐食

住宅は通気性を良くすることで湿気を逃がすように設計されています。しかし、通気性が悪い部屋の隅や日当たりの悪い場所は、床が腐食してしまうことも。とくに長い間同じ場所に家具を置きっぱなしにしたり、窓のない部屋をしめきったりしていると、湿気がこもり床が腐食してしまう原因につながります。

また、腐食しやすい場所はカビも発生しやすいです。一度発生したカビは急激に増加するため、普段から換気を行うように心がけましょう!

【3】シロアリの被害

シロアリによる被害も床が沈む原因の1つです。床材には木材が多く使われていますが、床を支える柱などの基礎部分をシロアリが食べて内部がスカスカになることで、耐久性が低下して床が沈みます。最悪の場合、住宅の崩壊につながるためとても危険です。

シロアリを見つけた場合は、早急にシロアリ駆除専門の業者に依頼するようにしましょう

【4】重い家具などを長く設置している

床の耐荷重を超える家具を設置していたり、長い間同じ場所に置きっぱなしにしたりすると床が沈む原因になります。とくに本棚は冊数が増えることでどんどん重くなってしまうため、注意が必要です。対処法として本棚は縦長ではなく横長を選ぶようにしましょう。また、本棚を置く前に床を補強しておくのも◎

【5】地盤沈下

近隣の工事や地震によって、地盤が沈下してしまうことがあります。家を建てる際はその土地について十分調べておくことが大切です。住宅建築の際には地盤調査が行われますが、きちんと調べてもらえたか確認しておくといいでしょう。

床が沈んだときの応急処置方法

床を触ったときにぶよぶよした感触があった場合、そのままにしておくと沈みがさらに悪化してしまうため、気づいた時点ですぐに専門業者に点検や修理を依頼してください

業者が来るまでの応急処置として、床が沈んでいる部分の広範囲に板を敷いておくのがおすすめです。あくまで応急処置なので、板を敷いたまま長い間生活するのは避けましょう

床のリフォーム方法は2つ

1.張り替え工法

張り替え工法とは古いフローリングを撤去して新しいフローリングを張る方法のことをいいます。張り替え工法のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

・床を一度はがすため、下地の状態を確認できる ・張り替え後も床の高さが変わらない ・今までとは違う新しいデザインなども楽しめる

デメリット

・費用が高く、時間もかかる

張り替え工法は新築施工から約10〜15年ほど経っていて床の劣化がひどい場合などに、下地のチェックも兼ねて行うのがいいでしょう。

2.重ね張り工法(上張り工法)

重ね張り工法とは既存の古い床の上に新しい床材を重ねる方法です。重ね張り工法のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

・施工時間が短い ・張り替え工法よりも費用が安い ・工事の際に出る音がうるさくないため、近隣への影響が少ない ・二重床になるため、床の強度や防音性が高くなる

デメリット

・新しく張った床材の分だけ、床が高くなる ・床を支える下地の状態を確認できない

新築施工から10年未満で床の劣化が起きていない場合は、重ね張り工法を選ぶのがいいでしょう。

床のリフォーム費用の目安

床のリフォーム費用は以下の表を参考にしてみてください。

床材の種類

リフォーム費用(1㎡あたり)

フローリング

約7,000~27,000円

クッションフロア

約2,000〜5,000円

カーペット

約4,000〜35,000円

約2,000〜10,000円

参考:フローリング11種類+その他の床材まとめ!特徴や張り替え価格の違いも解説(リショップナビ)

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床の沈みに関するQ&A

Q. 床が沈む原因は?

A. 床が沈む主な原因は以下の5つです。

  • 床構造の劣化
  • 湿気による床の腐食
  • シロアリの被害
  • 重い家具などを長く設置している
  • 地盤沈下

Q. 床が沈んでしまった時の応急処置は?

A. 床が沈んでしまった時の応急処置として、広範囲に板を敷くようにしましょう。

床が沈んでしまった時は、すぐに点検や修理を依頼するようにしてください。床が沈んでいる部分の応急処置としては、広範囲に板を敷いておくのがおすすめです。あくまで専門業者が来るまでの応急処置なので、板を敷いたまま長い間生活するのは避けましょう。

Q. 床のリフォーム方法は?

A. 床のリフォーム方法は2つあります。

  • 張り替え工法
  • 重ね張り工法(上張り工法)

※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年9月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。

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