遺品整理はいつからするのが正しい?最適な時期や注意点・業者選びのポイントを紹介
遺品整理はいつからするべきか、最適な時期と理由をまとめました。遺品整理するときのポイントと注意点も紹介。業者に頼むメリットやデメリット、選び方も解説します。
本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
- 2286
- 1
- 0
-
いいね
-
クリップ
遺品整理はいつからするべき?適切な時期とは
- 1.諸手続き後
- 2.葬儀後
- 3.四十九日後
- 4.相続前
遺品整理する時期に決まりはないため、気持ちが落ちついたタイミングでするとよいでしょう。
とはいえ、遺品整理は親族が関わってくるものです。先延ばしにしてしまうと、集まりにくくなるのに加えてトラブルに発展する可能性も。
遺品整理はいつからするべきか、適切な時期と理由を4つ紹介します。
【1】諸手続き後
- 葬儀の手配
- 死亡届の提出
- 健康保険証や運転免許証の返納
- 年金の手続き
- 光熱費の名義変更または解約
- 各種利用サービスの停止
- 賃貸住宅の解約など
故人が亡くなると、さまざまな手続きを親族が行わなければいけません。手続きの期日が決まっているものもあれば、放置すると支払いが発生するものもあります。
そのため、まずは諸手続きを終わらせることを優先しましょう。諸々の手続きを終えた流れで、遺品整理をはじめる人もいます。
【2】葬儀後
親族が集まるタイミングの葬儀後、すぐに遺品整理をするケースがあります。故人が賃貸や介護施設に住んでいた場合、退去などの兼ね合いで手続きをスピーディーに進めなければいけないからです。
ややタイトなスケジュールになりますが、退去時期を遅らせると家賃など余分な出費が発生します。忌引休暇を利用できる人も多く、休みを取得している間に、一気に終わらせてしまおうと考えるようです。
【3】四十九日後
故人の魂がこの世を旅立つタイミングの四十九日後に、遺品整理をはじめる人も多いです。
四十九日が過ぎると喪に服す期間が終わり、日常生活に戻るタイミングとなります。そのため、区切りとして遺品整理をはじめるのです。
また、四十九日には親族が集まるため遺品整理についての話し合いがしやすいのも理由の一つとされています。
【4】相続前
相続前に遺品を整理しなければ、相続税が発生する可能性もあります。相続税とは、故人からお金や土地などの財産を相続したものに課される税金です。
相続税は必ずしもかかるわけではありませんが、被相続人が死亡したと知った日の翌日から10ヶ月以内に申告しなければいけません。
きちんと申告しないと、加算税や延滞税がかかるといったペナルティが課せられます。遺品整理をいつからするべきか悩むときは、10ヶ月以内を目安に終わらせると考えるとよいでしょう。
“国税庁 公式HP”「相続税の申告手続」参照
“国税庁 公式HP”「相続税の申告と納税」参照
遺品整理は四十九日前に行うのがおすすめと言われる理由
- 1.余分な支払いを防げるため
- 2.形見分けしやすいため
- 3.犯罪トラブルの恐れもあるため
- 4.族間のトラブルを回避するため
遺品整理は四十九日前に行うのがおすすめだと言われる理由は、日にちをあけてしまうと、さまざまなトラブルが発生するからです。
四十九前に遺品整理するのが最適な時期であるとされる理由について、解説します。
【1】余分な支払いを防げるため
故人が亡くなると、家賃や光熱費などさまざまな手続きをする必要があります。手続きを遅らせると、余分な支払いを親族がしなければいけません。
故人が月額サービスなどに加入していれば当然、継続している状態です。遺品整理しなければわからないサービスに加入している場合もあるため、四十九日前に済ませる人が多いのでしょう。
また持ち家の場合、空き家のままにしておくと「特定空家」に指定され、固定資産税や余分な支払いをしなければいけない場合があります。そのため、早いタイミングで遺品整理をするのがおすすめです。
“国土交通省 公式HP”参照
【2】形見分けしやすいため
四十九日には、親族や友人など故人と親しい人が集まるため、形見分けをしやすくなります。四十九日前に遺品を整理して、形見分けするものをそれぞれ分けておくとスムーズです。
遠方に住んでいてなかなか会えない人がいる場合も、四十九日前に遺品整理をしておくと、トラブルなく形見分けができます。
【3】犯罪トラブルの恐れもあるため
空き家の状態が続くと、空き巣や火災など、犯罪や事故に巻き込まれる恐れがあります。長い期間明かりがついていないとなれば、空き家だと特定され、ターゲットになりやすいです。
万が一、空き家が出火元となって火災が発生し近隣住宅に延焼した場合、相続人に責任を問われる可能性があります。リスクを回避するためにも、四十九日前に遺品整理を行うのがおすすめです。
【4】親族間のトラブルを回避するため
遺品整理を先延ばしにするのは、トラブルのもとです。知らないうちに、親族が遺品を処分するといったケースも考えられます。
親族同士の衝突を避けるためにも、四十九日前に遺品整理をするのがおすすめです。
遺品整理は誰がやるべき?ポイントと注意点を解説
- 1.親族から合意を得て計画的にやる
- 2.遺言書、エンディングノートを探す
- 3.続放棄する場合は遺品整理しない
- 4.遺品を分類する
遺品整理は誰がするべきか、知っておくのもポイントです。相続放棄する場合、遺品整理はしないようにしてください。遺品整理する際のポイントと注意点を解説します。
【1】親族から合意を得て計画的にやる
遺品整理は、親族全員の合意が必要です。話し合いをせずに整理してしまうと、勝手に遺品をとったのではないかと疑われてしまい、相続トラブルに発展する恐れもあります。
親族間のトラブルを防ぐためにも、遺品整理する前に親族からの合意を得て、スケジュールを立てて行いましょう。
【2】遺言書、エンディングノートを探す
遺品整理をはじめる前に、遺言書やエンディングノートがないか探します。万が一、故人が遺していたらエンディングノートなどに沿って遺品を整理するようにしましょう。
遺言書やエンディングノートは形見分けなど遺品整理に必要な内容が記載されています。後々見つかってトラブルにならないよう、まずは遺言書、エンディングノートを見つけてください。
【3】相続放棄する場合は遺品整理しない
相続放棄する場合、遺品整理をしてはいけません。遺品は遺産に該当するため、相続承認したとみなされる可能性があるからです。
安易に遺品整理してしまうと相続放棄できなくなる場合があります。なお、故人に借金がある場合も遺品整理をしないよう注意してください。
【4】遺品を分類する
- 貴重品
- 形見
- リサイクル(買取)
- 廃棄
故人が遺品をたくさん残していた場合、整理に時間がかかります。遺品整理は、肉体的負担も大きいです。効率的に整理するためにも、遺品を大きく4つに分類しましょう。
4つに分けることで、作業をスムーズに進められる上に、貴重品を誤って処分してしまったといったケースを防げます。
遺品整理を業者へ頼むメリットとデメリット
遺品整理は、体力的にも精神的にも負担がかかる作業です。あまり時間がとれない人は、遺品整理を業者に頼むのもよいでしょう。遺品整理を業者に頼むメリットやデメリットについて、それぞれまとめました。
業者に頼むメリット
- 短時間で片付く
- ゴミの処分から清掃までしてくれる
- 貴重品を見つけてくれやすい
- 肉体的負担が減る
- 遺品の買取をしてくれる場合がある
プロに頼むと、片付けの時間が減ります。身内が亡くなると、精神的負担のほか手続きなどに追われ肉体的負担がかかるため、気持ち的にも楽になるのが大きなメリットです。
なるべく早く遺品整理したいときや、体力やスケジュール的に片付けするのが厳しい場合は、業者に依頼するのをおすすめします。
業者に頼むデメリット
- 自分たちで行うより費用がかかる
- 第三者の介入によりトラブルのリスクもある
- 思い出に浸れない
プロはあっという間に遺品整理してくれるため、思い出に浸ることなく部屋が片付きます。心の整理をつけられていない人にとっては、やや辛いと感じる部分といってもよいでしょう。
また、業者という第三者が介入することで、親族同士のトラブルが発生するリスクも考えられます。業者に依頼する場合は、親族全員が合意の上で依頼することが重要です。
遺品整理してくれる業者を選ぶポイント
- 相見積もりをとる
- 契約書を交わす
- 立ち合いする
- 対応が丁寧な業者を選ぶ
- 訪問見積もりしてくれる業者にする
業者に依頼するとさまざまなメリットを得られますが、残念ながら悪質業者がいるのも実情です。故人の大切な遺品を守るためにも、信頼のおける業者を見分けるようにしましょう。
遺品にまつわる知識を身につけた遺品整理士の資格を保有している業者に依頼するのもおすすめです。選び方のポイントを押さえて、優良な業者なのか見極めるようにしてください。
遺品整理の依頼は「遺品整理110番」がおすすめ!
遺品整理でお困りの人は、「遺品整理110番」のお得なプランの利用がおすすめです。
基本プランは16,500円(税込)〜で、遺品の仕分けから不用品の処理・簡易清掃まで遺品整理に必要なサービスが含まれています。要望に応じたオプションの追加や遺品整理時の買取も行っているので、遺品整理に関する作業をすべて任せたいという人にもおすすめです。
電話でのご相談は24時間365日受付中のため、遺品整理にお困りの人は、まずは気軽に事前見積もりのご相談をしてみてはいかがでしょうか。
※買取を行うのは買取可能な物品がある場合に限ります
遺品整理は気持ちが落ちついたタイミングで行う
遺品整理はいつからするべきか、決まった時期があるわけではないため、気持ちが落ちついたタイミングで行うのがおすすめです。
とはいえ、人が亡くなると余分な出費がかかったり、親族間で揉めたりとさまざまなトラブルが発生する場合もあります。
「四十九日前」のような区切りのタイミングで、遺品整理をはじめるのもよいでしょう。遺品整理は、体力的にも精神的にも負担がかかるため、業者にお願いするのも手段の一つです。
自分に合ったタイミングで故人の大切な遺品を整理してください。
遺品整理に関するその他の記事をチェック
※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年9月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
- 2286
- 1
-
いいね
-
クリップ
あなたにおすすめ
関連キーワード
関連アイデア
-
49日前に遺品整理をするメリット・デメリット|注意点や専門業者も紹介LIMIA編集部
-
空き家の片付けや整理方法!自分で行う方法・良い業者の選び方・費用の相場も解説LIMIA編集部
-
遺品整理の進め方!捨ててはいけないものやかかる費用相場も解説LIMIA編集部
-
生前整理と遺品整理の違いは?どっちをやればいいのか・何から始めるのかを解説LIMIA編集部
-
遺品整理業者のおすすめ9選|トラブルに巻き込まれないためには?優良業者の選び方も紹介LIMIA編集部
-
遺品整理とは?不用品回収との違いや仕分け方法まで解説LIMIA編集部
-
生前整理のやり方!やることリストや終活との違いについても解説LIMIA編集部
-
亡くなった親の家の名義変更はいつまで?必要書類や費用・しないとどうなるかまで解説LIMIA編集部
-
亡くなった人の衣類の処分時期は?捨てられない場合の対処法や寄付先についても解説LIMIA編集部
-
【亡くなった親の家を売る流れ】相続にかかる費用や税金・節税方法まで解説LIMIA編集部
-
火災保険に入らないことはできるの?火事のリスクや費用について解説【専門家監修】LIMIA 住まい部
-
火災保険を名義変更するには?名義変更が必要なケースや名義変更の注意点【専門家監修】LIMIA 住まい部
-
火災保険の保険金が支払われるのはいつ?火災保険の支払いまでの流れを解説【専門家監修】LIMIA 住まい部