外壁塗装の塗料の種類を解説!価格や特徴も紹介
外壁塗装に使われる塗料の種類を紹介します。塗料によって単価が異なり、メンテナンス頻度や機能にもそれぞれ違いがあります。どんな塗料がいいか迷ったときには、外壁塗装業者に相談するのもおすすめです。
本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
- 2584
- 0
- 0
-
いいね
-
クリップ
外壁塗装の塗料の種類
【1】アクリル塗料
アクリル塗料は耐用年数が約5〜8年、単価が安く発色がいいのが特徴です。しかし、頻繁にメンテナンスが必要になるため、外壁塗装にはやや不向きでもあります。
【2】ウレタン塗料
ウレタン塗料は耐用年数が約8〜10年、塗料の単価が低く、光沢が強く高級感もあります。幅広い素材に使用できるのもメリットです。一方で、耐久性がやや低いので、メンテナンスの頻度が高くなる傾向にあります。
【3】シリコン塗料
シリコン塗料は約10〜15年の耐用年数があり、耐久性や塗料単価のバランスがいいのが特徴です。ただ、伸縮性がないため、ひび割れや剥がれやすいのがデメリット。
【4】ナノテク塗料
ナノテク(ナノテクノロジー)塗料とは、塗料のつなぎ剤となる樹脂をナノレベルで小さくした塗料のことです。耐用年数は約10〜20年あります。
色あせがしにくく、カビや藻が発生しにくく、汚れがつきにくい特徴があり、外壁についた汚れも雨で流れていきます。ただし、色の種類が少ないため、選べる色が限られるのがデメリットです。
【5】フッ素塗料
フッ素塗料の耐用年数は約15〜20年あり、ナノテク塗料と同様に雨で汚れを落としてくれます。また、光沢が長く続き、綺麗な状態をキープでき、頻繁にメンテナンスしなくてもいいのがメリットです。
その代わり、塗料単価が高いため施工費が高くなり、ツヤのある塗料しか選べないのがデメリット。
【6】ラジカル塗料
ラジカル塗料の「ラジカル」とは、紫外線や酸素、水などが原因で発生する劣化因子のことです。ラジカル塗料は、正しくはラジカル制御塗料と言い、劣化因子のラジカルの発生を防ぐことで、チョーキングなどを起きにくくしてくれます。
耐用年数は約15年あり、ツヤを保ちながら苔やカビの発生を防ぎ、汚れにも強い塗料です。ただ、色の種類が少なく、業者によっては取り扱っていないこともあるので、希望の色があるか業者が取り扱っているか確認する必要があります。
【7】無機塗料
無機塗料とは、レンガやガラス、鉱物などの炭素を含まない無機物を使用した塗料です。耐用年数は約20〜25年あり、無機塗料は紫外線に強いため劣化しにくいです。また、防汚性もあるので汚れにも強く、燃えにくいのも特徴。
ただし、塗料単価が高いため、施工費用も高くなります。そして、無機塗料は固さがあるので、塗料のひび割れが起きやすいです。また、汚れを弾く性質があるため、無機塗料の上から新しく塗装しようとすると、早い段階でひび割れてしまうこともあります。
外壁塗装に使う水性塗料と油性塗料の違い
外壁に使われる塗料には水性と油性があります。両者の違いは、水または溶剤で希釈するかどうかです。
水性塗料は水で薄める塗料で、油性塗料に比べて塗料単価が安く塗装費用を抑えることができます。一方で、耐久性がやや低くなるため、メンテナンス頻度が高くなる傾向にあります。
油性塗料はシンナーなどの溶剤を使って希釈する塗料です。使用可能な素材が多く、水性と比較すると耐久性がありますが、臭いが強いため施工時には一時的に引っ越しが必要なケースもあります。
外壁塗装に使う1液型塗料と2液型塗料の違い
外壁に使われる塗料には1液型と2液型という違いもあります。この違いは硬化剤が含有されているかどうかです。
1液型の塗料は硬化剤が含まれており、溶剤で薄めればすぐに使用できます。また、日を跨いで使うこともでき、施工品質も一定に保たれやすいのが特徴です。
2液型の塗料は硬化剤が別々になっており、使用時に混ぜる必要があります。紫外線や劣化に強く、塗装できる素材も幅広いです。ただし、硬化剤と混ぜたら保管はできず、その日のうちに使い切る必要があります。
家の外壁塗装にあった塗料の選び方
家の外壁塗装を行うときには、ある程度自分で塗料を選ぶことが大切です。家にあった塗料を選ぶ方法を簡単に解説します。
外壁の状態で選ぶ
外壁の塗装がどの程度劣化しているか、前に使用した塗料や外壁などの素材によって塗料を選ぶ必要があります。
ただ、自分で詳しく外壁の状態を知るのは難しく、外壁の素材などもわかりにくいため、外壁塗装業者などに点検してもらうのがおすすめです。
塗装費用から選ぶ
外壁塗装にかかるトータルコストから塗料を選ぶのもおすすめです。
アクリル塗料やウレタン塗料は塗料単価が安いため、費用を抑えることができますが、耐用年数が短いのでメンテナンスを頻繁に行う必要があります。その結果、塗装にかけるトータル費用は高くなります。
長期間住む家の場合、耐用年数が長くメンテナンス頻度の低い塗料を選ぶようにしましょう。ただ、10年以内に引っ越す家の場合、フッ素塗料や無機塗料などを塗装してしまうと、スペックが高すぎるケースもあります。
外壁塗装の種類は業者に相談しよう!
外壁塗装で使う塗料の種類は、専門業者に相談するのがおすすめです。外壁の点検や見積もりをしてらもう場合は、2〜3社で相見積もりをして、相場を知るようにしましょう。自分で複数の業者を探すのが難しいときには、一括見積もりサービスを活用するのもおすすめです。
ヌリカエ
「ヌリカエ」は外壁塗装の費用相場や業者を調べられるサービスです。
全国の外壁塗装業者が登録されており、見積もりや施工を依頼できます。簡単な質問に答えると、自分に合った外壁塗装業者を案内してくれます。また、実際の口コミや施工事例も見られるので、業者選びの参考にしやすいです。
電話での相談もでき、通話料も無料なので、気軽に問い合わせができます。
外壁塗装プランナー
※サイト全体での問い合わせ件数(2022年10月末時点)
※実査委託先:ゼネラルリサーチ(2018年度調査)
「外壁塗装プランナー」は、外壁塗装に関連した困りごとの相談ができるサービスです。
公式ホームページの問い合わせフォームまたは電話から問い合わせができます。電話相談は、24時間365日受け付けているので、外壁の塗装が気になったら問い合わせてみましょう。
外壁塗装の種類に関するQ&A
Q1. 外壁塗装にはどんな種類がある?
A. 単価の安いアクリル塗料や耐久性の高い無機塗料などさまざま
外壁塗装に使う塗料は、塗料単価の安いアクリル塗料や耐用年数が20年以上ある無機塗料などさまざまあります。外壁の状態や環境に応じて塗料を選びましょう。
Q2. 外壁塗装で使う塗料の選び方は?
A. 塗装費用や外壁の状態から選ぶ
以前使った塗料の種類や外壁の素材によって、使える塗料は異なるので、専門業者に点検や見積もりをしてもらうのがおすすめです。また、外壁塗装に使う塗料によって塗装費用も変動します。安い塗料は費用を抑えられますが、メンテナンス頻度が高くなります。一方で高い塗料はメンテナンス頻度が低くなる代わりに、塗装費用が高額になるため、予算に合わせて選ぶのも良いでしょう。
外壁塗装の種類に関連する記事もチェック
※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年8月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
- 2584
- 0
-
いいね
-
クリップ
あなたにおすすめ
関連キーワード
関連アイデア
-
外壁塗装の耐用年数の目安は?塗料別の比較や超過サインを解説LIMIA編集部
-
ウレタン塗装とは?塗料の種類やメリットデメリットを解説LIMIA編集部
-
シリコン塗料の特徴とメリット・デメリットを解説!選ぶコツもLIMIA編集部
-
チョーキング現象は外壁の再塗装サイン!原因や確認方法を解説LIMIA編集部
-
コーキングとは?外壁塗装での役割やシーリングとの違いを解説LIMIA編集部
-
外壁塗装で耐用年数30年の塗料はある?塗料・外壁材の耐用年数を解説LIMIA編集部
-
防水塗装とは?外壁と床の種類別にDIYの工程などを紹介LIMIA編集部
-
瓦に塗装は必要?塗装費用や塗装できない種類も解説LIMIA編集部
-
無機塗料はトラブルが起こる?外壁塗装におけるメリットやデメリットを理解しようLIMIA編集部
-
プライマー塗装とは外壁塗装などの下塗り!種類や役割などの基礎を解説LIMIA編集部
-
サイディングの塗装は不要?必要?おすすめの塗料やDIYする方法を解説LIMIA編集部
-
軒天塗装の劣化サインと塗装方法!DIYがNGな理由を解説LIMIA編集部
-
光触媒塗料とは?外壁塗装に使うメリット・デメリット・施工価格を徹底解説!LIMIA編集部