防水塗装とは?外壁と床の種類別にDIYの工程などを紹介

外壁や屋根に劣化が見られたら、防水塗装のサインです。この記事では、外壁と屋根の床(ベランダ・バルコニー)ごとにDIYする場合の工程や、防水塗装ができるおすすめの外壁塗装業者などを紹介します。

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防水塗装とは

防水塗装とは、耐水性の高い防水塗料を塗布することです。

防水塗料はホームセンターや通販サイトなどで購入できます。防水塗料はホームセンターや通販サイトで購入ができますが、外壁用とベランダ・バルコニー用の2種類があるため、間違えて買わないよう注意しましょう。

防水塗装は外壁と床の2種類

  • 外壁用の防水塗装「弾性塗料」
  • 床用の防水塗装「トップコート」

防水塗装には2種類あり、場所によって「弾性塗料」と「トップコート」を使い分けて施工します。

外壁用の防水塗装「弾性塗料」

防水塗装の中で外壁に使用する種類を弾性塗料といいます。

弾性塗料は通常の塗料と比べて防水性が高く、乾燥後に伸び縮みする性質があります。そのため、コンクリートやモルタルなどの外壁に発生したヒビ割れを塞いで水の侵入をブロックするのに適しています。

床用の防水塗装「トップコート」

防水塗装の中でベランダやバルコニーといった陸屋根で使用する種類をトップコートといいます。

トップコートは陸屋根の床部分で構成されるFRPやウレタンなどの防水層を紫外線などから守るコーティングの役割を果たします。防水性が非常に高く、傾斜がない陸屋根においては重要な防水塗装といえます。

外壁用と床用の見分け方

防水塗装に使用する塗料は、ホームセンターや通販サイトで購入できます。

見分け方はパッケージに記載されている文字から判断が可能です。弾性塗料には「ブロック・外壁用」、トップコートには「ベランダ・屋上床用」など、使用する場所の記載があります。

防水塗装する場所に合わせた塗料を選ばないと期待した効果が得られないため、DIYで購入しようと考えている方は注意しましょう。

防水塗装の費用の目安

アクリル塗料

1,200〜1,800円/1㎡

ウレタン塗料

1,400〜2,000円/1㎡

シリコン塗料

2,200〜3,500円/1㎡

フッ素塗料

3,200〜4,700円/1㎡

無機塗料

4,200〜5,200円/1㎡

断熱塗料

4,500〜5,500円/1㎡

防水塗装にかかる費用は、使用する塗料によって異なります。

外壁塗装で使用される塗料の費用目安は、上記の通りです。ほかにも清掃するための高圧洗浄機代や、足場を組むための材料費などが別途必要になります。

※ 参考:日本住宅保全協会 お役立ちメディア

防水塗装のDIY工程

防水塗装をDIYする前に、そもそもDIYが可能な外壁かどうかを判断しましょう。

防水塗装のDIYができる

・汚れやコケがあるが色あせやヒビ割れはない ・色あせが少しあるがひび割れや剥がれはない ・色あせがあり、小さなひび割れが1、2箇所ある

防水塗装のDIYはできない

・色あせがひどくヒビ割れも数か所見られる ・色あせ、ひび割れ、トップコートの剥がれがある ・天井から雨漏りするほど劣化が大きい

防水塗装でDIYができるかどうかは上記を参考に判断してください。また、外壁や陸屋根に付いたコケの状態も確認してみましょう。こびりつきがひどい場合はDIYすると外壁を傷つける可能性があるためおすすめしません。

外壁の防水塗装

  1. 1.外壁を清掃
  2. 2.養生
  3. 3.下地処理(コーキングの打ち直しなど)
  4. 4.下塗り
  5. 5.上塗り

外壁の防水塗装の手順は上記の通りです。

まずは外壁の清掃を行い、塗装したくない部分を養生。下地処理を行った後に下塗りと上塗りをして防水塗装が完了します。

床の防水塗装

  1. 1.ベランダ・バルコニーを清掃
  2. 2.掃除機で残ったゴミを取り除く
  3. 3.ひび割れの補修
  4. 4.下塗り
  5. 5.上塗り

床の防水塗装の手順は上記の通りです。

防水層の上から表面を保護するトップコートの防水塗装も、外壁の塗装と同様に清掃、下地処理、下塗り、上塗りの順で行います。

防水塗装の塗料の選び方

  • 外壁用か床用か用途に合わせて選ぶ
  • 1缶あたりの塗装面積で選ぶ
  • 防水性能や付加機能などその他の要素で選ぶ

外壁用か床用か用途に合わせて選ぶ

防水塗装に使用する塗料の弾性塗料には「ブロック・外壁用」、トップコートには「ベランダ・屋上床用」と用途別に種類があり、まったくの別物です。

どちらの用途で使用する塗料かはパッケージに記載されているので、購入前に必ず確認するようにしましょう。

1缶あたりの塗装面積で選ぶ

パッケージには、用途だけでなく施工面積も記載があります。施工面積は商品によってバラツキがあり、1缶あたりの塗装面積も大きく変わります。

自分の家の外壁やベランダ・バルコニーの面積をあらかじめ測っておき、どれくらいの施工面積の塗料があれば足りるかを計算して必要な量の塗料を選びましょう

防水性能や付加機能などその他の要素で選ぶ

防水塗装の塗料には、防水性が特に高いものや熱を抑える遮熱機能など、付加機能を持つものがあります。

塗り方が特殊なケースがあるため、説明をよく読んで選びましょう。

防水塗装の塗料おすすめ3選

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防水塗装のDIYが難しいと感じたら業者へ依頼

防水塗装はムラなく塗る技術が必要なため、素人には難しい一面があります。

塗装に不備があると雨漏りやヒビ割れを悪化させる原因にもなりうるため、難しいと感じたら専門の業者へ依頼しましょう。防水塗装は防水塗料を使った外壁塗装になるため、外壁塗装業者を探せばOKです。

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出典:ヌリカエ

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外壁塗装プランナー

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※対応エリア・加盟店により対応できない場合があります

防水塗装に関するQ&A

ここでは、外壁の防水塗装に関する疑問をQ&A形式でまとめました。

Q. 防水塗装とは?

A. 防水性の高い塗料を外壁やベランダ・バルコニーに塗布する作業です

建物は水に弱いため、防水塗装が大切です。ひび割れや穴あきからの雨水の侵入を防ぐことで建物を守り、長く住める家を保ちます。

Q. 防水塗装をするタイミングは?

A. 外壁やベランダ・バルコニーの劣化具合で判断しましょう

ひび割れや表面の浮き・膨れなど目に見える劣化がある場合は、防水塗装のタイミングである可能性が高いです。タイミングの目途がつけづらい場合は、プロの業者を読んで調査してもらうとよいでしょう。

Q. 防水塗装はDIYできる?

A. DIYできますが塗りムラや期間に注意です

防水塗装自体はホームセンターなどで必要な材料を買って施工できます。しかし、ムラなく塗るための技術が必要だったり、慣れないと塗装作業に時間がかかることを考えると、業者に依頼した方が効率が良いでしょう。

※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年7月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。

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