南京錠の鍵をなくしたらどうするべき？開け方と対処法を解説

南京錠の鍵をなくしてしまったらどうするべき？

南京錠をなくしてしまい、パニックに陥る方は少なくありません。しかし鍵の紛失に気づいた時は、深呼吸をして冷静になることが重要です。まずは南京錠の鍵の紛失に気付いたときの対処法を紹介します。

周辺を探してみる

南京錠の鍵をなくしてしまった場合は、まずは落ち着いてから周囲に落ちていないか確認してみましょう。冷静になって近場を探してみると、鍵が見つかるかもしれません。しかしパニックになってしまうと、近場に鍵が落ちていることを見過ごしてしまいます。

お出かけ前に南京錠の鍵をなくしたことに気が付いた際は、玄関やリビングなどを探してみたり、喫茶店で鍵をなくした場合は座席の周辺やバックの中など、鍵が落ちていそうな場所をくまなく探しましょう。

自分の行動を振り返る

もし周辺で鍵が見つからなかった場合は、これまでの行動を振り返りましょう。喫茶店や電車の中などでバッグやポケットの中から物を取り出した際は、もしかしたら鍵も一緒に外に出てしまっているかもしれません。

もし心当たりがあるスポットがあれば、直接問い合わせてみたり、お店に訪れたりして鍵の忘れ物がないか確認してみてください。

警察署に遺失届を提出する

探しても南京錠の鍵が見つからなかった場合は、警察に遺失届を提出しましょう。遺失届とは落とし物や忘れ物などが届けられた場合に、遺失者のところに連絡できるようにするための届け出のことです。交番での届け出はもちろんのこと、オンラインからも手続きができます。スムーズに鍵が見つかれば良いですが、心当たりがないと簡単に鍵を見つけることは難しいでしょう。

ただし遺失届の届け出は約10〜20分で済むので、書類を提出するに越したことはありません。さらに警視庁の公式サイトでは発見された遺失物が公表されているので、チェックしてみてください。

警察庁｜落とし物の届出・検索

南京錠の鍵をなくしたときの開け方

すぐに鍵が見つかれば良いですが、鍵がない状態で南京錠を開けるとなるとどのような方法が得策なのか分からなくなることでしょう。ここからは、鍵をなくした時の南京錠の開け方について紹介します。

ヘアピンで開ける

南京錠の鍵を解錠する際は、ヘアピンやクリップなどで開けられるか試してみましょう。ピンの先端を曲げて鍵穴に差し込めば、ロックが解除できる場合があります。シリンダータイプであれば、ピンをそろえれば鍵が開けられるでしょう。

ただし、鍵開けに慣れている人でないと難しいです。鍵のタイプによっても鍵の解錠が可能かどうか分かれるので、事前にどのようなタイプの鍵なのか把握する必要があります。とくに多方面からピンを差し込むようなディンプルキータイプは、自力での解錠は難しいでしょう。

【ヘアピンを使った南京錠の開け方】

ハンマーで壊す

ヘアピンやクリップでの解錠が難しい場合は、ハンマーで南京錠を破壊するのも手です。鍵をロックする側であるツルを引っ張りながら叩くと、ハンマーの衝撃で開けられる場合があります。

ただし叩くことによって打痕が残ってしまうので、今後も南京錠を使う予定がある場合は他の方法で鍵の解錠を試した方が良いでしょう。

2本のスパナで開ける

スパナを使った解錠方法がおすすめです。これは2本のスパナの力を使った解錠方法で、ツルの両端から力を加えることで鍵が開くことがあります。

一見力がないと難しそうに見えますが、スパナによる解錠方法は「てこの原理」を活用するのがポイントです。内側を絞るようにスパナを回すと開きやすくなるので、試してみてください。

空き缶による解錠はおすすめできない

南京錠の解錠方法に空き缶を細かくカットして鍵をこじ開ける方法がありますが、おすすめはできません。隙間があれば開く可能性もありますが、隙間がほとんどない精密な作りのものは難しいでしょう。

さらに空き缶の素材は鋭くなっているため、手を切ってしまうリスクが高いです。

それでも南京錠の鍵が開かない場合は業者に依頼する

自分で試してみても南京錠が開かなかった場合は、業者に依頼しましょう。南京錠の解除方法について知識や経験などを持ち合わせているので、スムーズに解錠してくれるでしょう。

さらに鍵の作成も行ってくれるため、新しい南京錠を探す手間が省けられるのが魅力です。

業者によって料金が異なる

南京錠の解錠にかかる料金は、業者によって異なります。南京錠の解錠にかかるコストは、約7,000円〜10,000円ほどが目安です。ディンプルキーのような複雑な構造の鍵であれば、約10,000円以上はかかるでしょう。

さらに業者によっては、キャンセル料や出張料金などの追加費用がかかるので注意が必要です。サービス料金を確認することも重要ですが、追加料金が発生しないかどうかもチェックしましょう。もし南京錠の解錠の相場について知りたい場合は、複数社から見積書を取り寄せて業者ごとに比較してみてください。

※ LIMIA編集部が調べたおおよその料金目安です。（2023年7月現在）

南京錠の解錠で困ったらカギ110番

南京錠の解錠で困っている人は、「カギ110番」の利用がおすすめです。

鍵開けは8,800円（税込）〜、鍵交換は7,700円（税込）〜、鍵作成は8,800円（税込）〜依頼が可能です。

電話でのご相談は24時間365日受付中のため、南京錠の解錠で困っている人は、まずは気軽に事前見積もりの相談をしてみましょう。

※鍵の種類によって金額は異なります
※対応エリア・加盟店により記載の価格で対応できない場合があります

南京錠の鍵をなくさないためには？

南京錠の紛失トラブルを起こさないためには、なくさないようにするのがベストです。ここからは、南京錠の鍵をなくさないための対策方法を紹介します。アイテムを活用した方法もピックアップしたので、ぜひ試してみてください。

鍵の置き場所を決める

南京錠をなくさないためには、置き場所を決めておくのがおすすめです。帰宅した際に適当な場所に鍵を置いてしまったり、バッグの中に雑に入れてしまったりすると紛失するリスクが高くなります。

鍵の紛失を防ぐためにも、テーブルの端に置いたり、外出先であればバックの外ポケットの中に入れたりして置き場所を決めましょう。もしそれでも紛失に対する不安があれば、鍵専用のボックスや小袋などを活用するのがおすすめです。

キーチェーンでまとめる

南京錠の鍵のみならず自転車や家など、複数の鍵を持っている場合はまとめるのが得策です。バラバラに鍵を携帯すると、なくしてしまうリスクが高くなります。スマホにつけられるタイプやバッグにつけられるタイプなど、さまざまなデザインがあるので使いやすいものを探してみましょう。

鈴付きのキーホルダーを付ける

鍵の紛失予防に活躍するキーホルダーは、鈴付きタイプがおすすめです。大きめの鈴だと落としたときに大きな音がするため、気が付きやすくなります。ポケットやバッグへの収納性を重視するなら、小さめのものでも十分でしょう。

さらに鈴付きのキーホルダーは、レトロデザインやキャラクターがデコレーションされたものなどバリエーション豊富なデザインがあるので、気に入ったデザインがあればおしゃれアイテムとしても活用してみてください。

紛失防止タグを付ける

万が一の南京錠の鍵の紛失に備えたい場合は、紛失防止タグを付けるのがおすすめです。紛失防止タグとは鍵の場所を教えてくれるタググッズで、スマートフォンのアプリと連動させることでGPSや音、Bluetoothなどで鍵の居場所が分かります。

とくにBluetoothタイプは、持ち主から一定の距離から離れると通知で教えてくれるので便利です。少しでも鍵の紛失に不安がある場合は、紛失防止タグ付きのキーホルダーを取り付けてみてください。

南京錠の鍵はなくさないようにしよう

南京錠の鍵を紛失させないためには、なくさないように予防策を練るのが大切。しかし万が一南京錠の鍵をなくしてしまった場合は、冷静に状況を把握し対処することが重要です。自力で開ける方法がありますが、うまくいかない場合は業者にお願いしてみましょう。

※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果（2023年7月）に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。