サッシの雨漏り原因・対処方法!応急処置や修理費用の相場まで紹介

サッシに雨漏りが発生したときの原因や、正しい対処方法を紹介していきます。応急処置の方法や、業者に修理を依頼した場合にかかる費用の相場まで解説しているので、サッシの雨漏りにお困りの方はぜひ参考にしてみてください。

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サッシの雨漏り原因

  1. 1.窓枠のどこかが壊れている
  2. 2.外壁のどこかが壊れている
  3. 3.窓の近くにある屋根に破損がある
  4. 4.窓そのものにトラブルがある
  5. 5.その他の理由

1.窓枠のどこかが壊れている

窓のサッシに付いているゴムパッキンが劣化して破損すると、隙間が生まれて雨が室内に浸水しやすくなります。

小規模であれば防水テープなどで補修することが可能ですが、破損箇所が広範囲にわたる場合はゴムパッキンの交換修理が必要です。

また、窓の近くの外壁のコーキングが劣化して隙間ができている場合も、雨水が室内に浸水しやすくなります。

その場合、破損部分が小規模であれば、コーキング剤を使って自分で補修することが可能です。しかし、破損部分が広がっている場合や、経年劣化が起きて外壁そのものがもろくなっている場合はコーキングの打ち直しが必要となります。

2.外壁のどこかが壊れている

窓のまわりの外壁が経年劣化や自然災害などで壊れていると、窓やサッシに雨水が漏れることがあります。

軽い亀裂であればコーキング剤で補修することができますが、経年劣化による破損や、広範囲な破損であれば外壁の修理が必要になります。

3.窓の近くにある屋根に破損がある

窓のうえにある屋根や雨どいが壊れている場合も、サッシに雨水が溜まりやすくなります。

屋根や雨どいは高所にあるため、補修や修理はプロに任せるようにしましょう。ただし、平屋や車庫の屋根など、手が届く位置にある場合は自分で行うことも可能です。

ただし、雨どいは、破損ではなく落ち葉やゴミで排水箇所が詰まっているだけの場合もあるので、その場合は汚れを取り除くだけでOKです。

4.窓そのものにトラブルがある

サッシが雨漏りをしている窓が「引き違い式」である場合、扉同士の間に隙間ができてしまっていると、レールにたまった雨水が室内に入り込んでくることがあります。

その場合は、隙間テープを付けて補修したり、雨の日は雨戸を閉めたりして対処してください。引き違い窓のズレは自分で直すことが難しいため、業者やリフォーム会社などのプロに任せるのが確実です。

また、窓の下部に付いている「水抜き穴」が土やゴミなどで詰まっていると、雨がレールに溜まったときに、うまく排水されず室内に水が入り込んでくることがあります。

まずは、見える範囲の詰まりや汚れを掃除して様子をみてみましょう。それでも詰まりが取れない場合は業者やリフォーム会社にみてもらうのがおすすめです。

5.その他の理由

窓の上部に換気扇や配管がある場合は、風向きによっては風にあおられた雨水が侵入してくることがあります。

換気扇や配管をふさぐことはできないため、強風を伴う雨の日や台風の予報があるときは、室内の換気扇や配管の下に吸水シートを貼って対応するのがおすすめです。

また、換気扇や配管のコーキングが劣化して破損している可能性もあるため、一度プロにチェックしてもらうのが確実です。

また、建ててから年数が浅く、とくに激しい自然災害を経験していないのにサッシに雨漏りがあるという場合は、業者による施工不良が考えられます

期間内であれば「アフターサービス」が有効かもしれないので、一度売主や建築会社に連絡して確認するのがおすすめです。

万が一、きちんと立ち会ってもらえない場合は、雨漏り箇所と部屋全体が写っている写真や動画を撮ったり、やり取りを録音したりして証拠を残しておきましょう。そして「国民生活センター」や「公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター」など外部機関に相談するようにしてください。

サッシの雨漏りを放置するとどうなる?

  • 雨漏りの水がコンセントに触れる恐れがある
  • 近くの天井や壁・床が腐りやすくなる
  • カビ・シロアリなどが発生しやすくなる

雨漏りの水がコンセントに触れる恐れがある

サッシから雨漏りしている場合、室内の壁をつたって電気配線やコンセントに着水し、漏電する可能性が高くなります。

電気配線やコンセントに漏電すると、感電や火事など思いがけない二次被害につながりかねないので、早めの対処が肝心です。

近くの天井や壁・床が腐りやすくなる

雨漏りを放置すると、天井や壁・床が徐々に腐食されてもろくなります。

長期間放置すると、最悪の場合、天井や床が抜け落ちることもあるので放置は厳禁。雨漏りを放置して被害箇所が広がると、そのぶん修理費用もかさんでくるため、早い段階で対処する方がコスパがいいといえます。

カビ・シロアリなどが発生しやすくなる

雨漏りを放置すると、天井や壁・床に湿気が溜まり、カビが発生しやすくなります。カビは建物をもろくするだけでなく、家に暮らす人やペットに健康被害をもたらすため、早めに対処するようにしましょう。

また、木造建築である場合、木材が湿気で柔らかくなるとシロアリが住みつきやすくなるため注意が必要です。

サッシの雨漏りの応急処置方法

サッシの雨漏りを根本から直したい場合は、専門業者などのプロに任せるようにしましょう。

ここでは、業者が修理に来るまでの間にしておきたい応急処置方法を紹介していきます。

1.吸水シートを使う

雨漏り箇所は広くなればなるほど、カビや腐食・漏電などといった二次被害のリスクがあがります。

サッシの雨漏り箇所に吸水シートを設置して、できるだけ雨水が漏れ出さないように処置しましょう。

2.防水テープを使う

外壁やコーキングに亀裂があることが分かった場合は、その箇所に防水テープを貼って補修するのがおすすめです。

ただし、2階以上の高所である場合は自分で作業するのは危険です。吸水シートを使って室内から雨水を吸いとったり、雨戸を閉めるなどの対策で応急処置をしましょう。

3.雨の日は雨戸を閉める

サッシそのものに破損があったり窓に隙間がある場合は、雨の予報の日に雨戸を閉めておくのもひとつの対策です。

それでも多少雨漏りしてしまうという場合は、窓と雨戸の間に吸水シートを挟んで、できるだけ室内に雨水を入れないようにしてください。

4.自分でDIY補修する

サッシのコーキングが一部分だけ剥がれたという場合は、自分でコーキングして補修することも可能です。

ただし、コーキングが経年劣化によって剥がれているという場合は、他の箇所ももろくなっている可能性が考えられます。その場合は、業者に依頼して全体のコーキングを打ちなおしてもらう方が、のちの破損や雨漏りを未然に防ぐことができるので、長期的にみてコスパがよくなるといえるでしょう。

5.賃貸の場合は大家か管理会社に相談する

アパートやマンションなど賃貸の雨漏りの場合は、原則として大家に修繕義務があるため、大家か管理会社に連絡するようにしましょう。

場合によっては火災保険などが適応するかもしれないので、雨漏りを発見したら、連絡を入れる前に、雨漏り箇所や部屋全体が映る写真や動画を撮影しておくのがベスト。

連絡を入れたら、できるだけ早く対処してもらうためにも、その場で修理日程をおさえてもらうのがおすすめです。

サッシの雨漏りの修理方法

サッシの雨漏りは、基本的に業者に直してもらうのが確実です。具体的にどんな修理方法があるのか知りたいという方は、この機会にチェックしておいてください。

破損部分にコーキングを打つ

窓枠や外壁のコーキングが破損している場合は、コーキングを打ちなおす必要があります。

古いコーキングを一度すべて剥がしてから、新しくコーキングを打つという工事内容です。コーキングは乾燥時間が必要な作業なので、5日~2週間ほどかかります。

破損部分を交換する

外壁や屋根などが破損している場合は、張替えや塗装などの修理が必要です。

修理内容は修理する場所や範囲によって異なります。修理期間に関しては、窓枠だけの修理であれば数日で完了しますが、外壁や屋根を修理する場合は2週間~1ヶ月ほどかかります。

サッシの雨漏りの修理はプロに相談

サッシの雨漏りの原因特定や修理は、自分で行うことが難しい作業。そのため、雨漏り専門業者に依頼するのがおすすめです。

業者を選ぶ際は、見積もりが明瞭であるか、具体的な質問にもきちんと答えてくれるかを確認するようにしましょう。また、「雨漏り診断士」の資格を持っている業者に依頼するのもおすすめです。

「雨漏り110番」がおすすめ

雨漏りにお悩みなら、「雨漏り修理110番」の利用がおすすめです。

雨漏り修理費用は27,500円(税込)〜で、壊れた箇所だけ修理することができ、どんな屋根の種類でも対応可能です。屋根の修理から防水工事まで行っているので、屋根の不具合でお困りの方にはオススメです。

電話でのご相談は24時間365日受付中のため、まずは気軽に事前見積もりのご相談をしてみてはいかがでしょうか。

サッシの雨漏りの修理費用の相場

サッシの交換

3万~50万円

窓枠のコーキングの打ち直し

500円~900円/m

外壁のコーキングの打ち直し

500円~1,200円/m

外壁の修理

10万~50万円

屋根の修理

20万~70万円

サッシに雨漏りが発生した場合の修理費用の相場は上記の通り。雨漏り原因の場所や、規模によって修理内容や修理費用が異なります

サッシの雨漏りに火災保険や助成金は適応する?

サッシの雨漏りが自然災害によるものであれば、火災保険が適応する可能性が高くなります。また、自治体によっては雨漏りの助成金制度を用意している場合もあります。

火災保険を利用したい方は、大家や管理会社に相談しながら保険会社に申請するようにしましょう。また、自治体の助成金制度を利用したい方は、各市町村の役所に相談してみてください。

サッシの雨漏りに関するQ&A

Q1. サッシの雨漏りの原因は何?

A. 下記の原因が考えられます。

  1. 1.窓枠のどこかが壊れている
  2. 2.外壁のどこかが壊れている
  3. 3.窓の近くにある屋根に破損がある
  4. 4.窓そのものにトラブルがある
  5. 5.窓の上の換気扇による漏水や業者による施工不要などその他の理由

Q2. 雨漏りのサッシ修理費用はどのくらい?

A. 雨漏り原因の場所や、被害の規模によって修理内容と修理費用が異なります。

サッシの交換

3万~50万円

窓枠のコーキングの打ち直し

500円~900円/m

外壁のコーキングの打ち直し

500円~1,200円/m

外壁の修理

10万~50万円

屋根の修理

20万~70万円

Q3. サッシに雨漏りが発生したらどうすればいい?

A. 下記の順番で対処しましょう。

  1. 1.雨漏り箇所と部屋全体の写真や動画を残す
  2. 2.雨漏り箇所の応急処置を行う
  3. 3.一軒家なら建築会社か業者に相談、賃貸なら管理会社か大家に連絡する
  4. 4.できるだけその場で修理日程を決める

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※ 記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年9月)に基づいたものです。
※ 一部の画像はイメージです。
※賃貸物件を退去する際には原状回復を行う義務があるため、壁や床、ドアなどの部屋の設備に変更を加える場合は必ず賃貸借契約書を確認の上、事前に家主や管理会社の許可を取るようにしてください。
※ アイコン画像出典:PIXTA

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