【2025年最新】防災ポーチのおすすめ9選！あってよかった最低限の中身を女性用・子供用まで紹介

防災ポーチとは？

防災グッズは、0次・1次・2次の3種類に分かれています。

「0次」は普段から備えとして持ち歩くことが推奨されている防災グッズ、「1次」は実際に災害が起こって避難する際に持ち出す防災グッズ、そして「2次」は避難生活が長期化した場合に必要になってくる防災グッズのことをそれぞれ示しています。

防災ポーチは「0次」の防災グッズに区分される

防災ポーチは、「0次」の防災グッズに入ります。

防災ポーチの中には、アルミブランケットやマスクといった他人と共有できないもの、食料や絆創膏などの消耗品を入れておきます。

そのため、防災ポーチは家族で一つではなく、一人ひとつ持つのがベストであるということを念頭に置きながら準備するようにしましょう。

防災ポーチはなぜ持ち歩いたほうがよいのか

家に防災リュックや飲料水などを準備していたとしても、災害が起きたときに必ず家にいるとは限りません。

防災ポーチは、外出中に災害が起きてその場で動けなくなってしまった場合に役立つアイテムです。常に持ち歩いていれば、いつどこで災害が起きても数時間から一晩ほど乗り越えられます。

本記事を参考に防災ポーチの準備ができたら、カバンや車の中に入れて常に持ち歩くようにしましょう。

防災ポーチはいらない？ないと後悔する理由

防災ポーチはあれば便利だと分かっていても、つい「毎日持ち歩くのは荷物が重くなりそうだし少し面倒……」と思ってしまうものです。

しかし、防災ポーチは災害が起きたとき以外にも、思いがけないシーンで役に立つことがあります。

例えばエレベーターが故障して閉じ込められてしまったときや、車の渋滞で動けなくなってしまったときは、モバイルバッテリーや携帯トイレが役立つでしょう。そのほかにも、出先で誰かが怪我をしてしまった際には、絆創膏や消毒シートが救急セットとして活躍してくれます。

あると助かる！防災ポーチの最低限の中身リスト

本セクションからは、防災ポーチの中に入れて持ち歩きたい、最低限必要なアイテムを紹介していきます。

これから防災ポーチを準備する方や、自分の防災ポーチの中身をあらためて確認しておきたい方は、ぜひチェックしてみてください。

ライフライングッズ

ライフライングッズは、水や食料・連絡手段・個人情報といった、万が一のときに欠かせない必需品を指します。

とくに、カロリーメイトといった栄養補給食や、スマホで情報や連絡を取り続けるために必要なモバイルバッテリーはあると便利なアイテムです。

また、停電でキャッシュレス決済が使えなくなることを想定して、現金を持ち歩くのも有効な対策のひとつといえます。

防護、衛生グッズ

ホイッスルやアルミシート、レインコートなどの防護グッズは、突然身動きが取れなくなったときに役立つアイテムです。

また、救助を待つ間にどうしてもトイレに行きたくなってしまったときに備えて、袋タイプの携帯トイレを持ち歩くのもおすすめです。携帯トイレは防臭効果もあるので、吐き気を催した際に使うゴミ袋としても活用できます。

治療グッズ

絆創膏や消毒液は、災害時に怪我をしてしまった際に役立つアイテムです。

また、普段使っている飲み薬・塗り薬などがある場合は、余分に携帯しておくことで、緊急事態が長びいたときでも対応できるようになります。

季節の対策グッズ

防災ポーチの中に、季節ごとの対策アイテムを携帯するのもおすすめです。夏はネッククーラー、冬は使い捨てカイロを入れておくことで、暑さ寒さをしのぎやすくなります。

女性向けグッズ

緊急事態のストレスで体調が変わる場合もあるため、女性の方は防災ポーチに生理用ナプキンや痛み止めを常備しておくのがおすすめです。

防災ポーチおすすめ4選

防災アイテムがセットになっている、おすすめの防災ポーチを紹介します。　

セット売り防災ポーチのメリットは、自分で1点ずつ用意する手間がかからないことです。お気に入りの防災ポーチをみつけて、カバンや車に備えておきましょう！

防災セット ハザードポーチ

「本当に必要なものをコンパクトに」というコンセプトのもと、福島での震災経験から開発された防災ポーチ。

寒さや風雨対策、トイレの際の目隠しにもなるアルミポンチョをはじめ、雨の日の災害に便利な防水スマホケースなど、便利なアイテムがそろっています。

くるまの防災セット ハザードポーチ

HIHが開発した、車中に置いておける防災ポーチ。いざというときのための緊急脱出ハンマーには、シートベルトカッターも付いています。

トランクや座席の下に入れるとすぐに取り出せない可能性があるため、グローブボックスやサイドポケットに収納しておきましょう。

帰宅困難者対策セット

外出時に災害が起きた際、徒歩で帰宅したり避難所に移動したりするのを助けてくれる防災ポーチ。

大小・男女兼用の携帯トイレや、水をかけると湿ったおしぼりに変わる圧縮おしぼりなどの12アイテムが入っており、普段はスライダー付きのケースにまとめておくことができます。

防災士監修の防災ポーチ

防災士が監修した防災ポーチがリニューアル。アイテムを入れておくポーチはEVA素材で型くずれせず、撥水（はっすい）効果があるのもポイントです。

ポーチの中には、防災ガイドや軍手といったあると便利なアイテムが11点、ぎっしり詰まっています。

【女性用】防災ポーチおすすめ2選

防災士監修の防災ポーチ 女性用

防災士が監修した女性向けの防災ポーチ。ホイッスルやウェットティッシュといった基本的な防災グッズをはじめ、目隠し・仕切りとしても使える黒いポリ袋やナプキンなど、女性のことを考えたセット内容になっています。

motteico（モッテイコ）

実際に災害を経験したメンバーを含む20～40代の女性たちがアイテムを厳選。冷え防止のソックスや化粧水セットといった女性向けの防災グッズだけでなく、あるとうれしいモバイルバッテリーが乾電池とケーブル付きで入っているのがポイントです。

【子供用】防災ポーチおすすめ2選

こども用SONAE防災ポーチ

ランドセルにすっぽり入るサイズの子供向け防災ポーチ。暑さ対策用のオリジナルうちわには、子供の不安を軽減するためのメッセージとまちがいさがしが付いています。

公衆電話のかけ方や災害用伝言ダイヤルの使い方が記載された連絡キットには、途中で通話が切れてしまわないよう100円玉を入れておきましょう。

ガチャピン・ムック それ逃げろポーチ

人気キャラクター「ガチャピン・ムック」がデザインされた子供向けポーチ。防災士が厳選した必需品アイテムがコンパクトにまとまっています。ショルダーバック式なので、取り出しやすいのもポイントです。

防災ポーチの中身は100均アイテムでそろえられる！

市販の防災ポーチは、災害時に必要になる防災グッズがまとめて入っているため、何を入れたらよいかわからない方におすすめです。

また、手元にある防災ポーチの一部アイテムが壊れてしまったときや、賞味期限が切れてしまったとき、少しでもリーズナブルに防災ポーチの中身をそろえたいときには、100円均一のお店でもさまざまなアイテムがそろえられます。

100均でポーチを選ぶときには、撥水加工のものがおすすめ！　カバンの中で水筒を倒してしまったときや雨に濡れたときでも、水に弱い防災グッズを守れます。

経験者が語る！防災ポーチに関する口コミ

実際に防災ポーチを持ち歩いている方や、作ってみたという方の声をまとめました。

「家まで徒歩で数時間移動する」といったイレギュラーな事態にも、防災ポーチは役立ちます。100均ダイソーで防災ポーチの中身をそろえたという方もいるようです。

SNSで話題の「防災ボトル」って何？

「防災ボトル」とは、2022年4月に警視庁警備部災害対策課がツイートして話題になった、ウォーターボトルに入れた防災セットのことです。

ホイッスルやミニライト、ようかん、現金といった災害時に役立つアイテムをウォーターボトルに詰めることで、カバンの中にコンパクトに収納して持ち歩けます。気になった方はぜひ試してみてください！

防災ポーチに関するQ&A

Q1. 防災ポーチに最低限入れるべきアイテムのリストは？

A. 防災ポーチには下記のアイテムを入れておくのがおすすめです。

Q2. 防災ポーチはいらない？

A. 防災ポーチはカバンや車の中に入れて持ち歩くことをおすすめします。

災害はいつ起きるか分かりません。外出中に災害が起きて家に徒歩で帰る場合や、数時間から一晩ほど出先で待機しなければならなくなった場合に、防災ポーチを持ち歩いていれば落ち着いて対処できます。

災害時以外でも、怪我をした際や渋滞で動けなくなった際などの緊急事態にも防災ポーチは役立ちます。

Q3. 避難所に向かうときは防災ポーチだけで十分？

A. ポーチだけでは足りない可能性があるので「防災セット」も持っていきましょう。


避難生活が長期化することも考えて、ラジオや缶詰、レジャーシートといった、防災ポーチよりも一段階本格的な「1次防災グッズ」を持っていくのがおすすめです。防災ポーチはあくまで普段から持ち歩く最低限のアイテムなので、避難時に備えて防災セットを家に保管しておくとよいでしょう。

Q4. 小学生の子供にも防災ポーチは持たせた方がいい？

A. 子供にも防災ポーチは持たせておきましょう。

保護者と離れ離れになってしまったときでも再会しやすいように、防災ポーチには住所や電話番号、家族で決めた避難所の場所、アレルギーの有無などを記載したSOSカードを入れておくのがおすすめです。濡れても大丈夫なように、カードは防水対策をしておきましょう。

Q5. 防災ポーチは無印良品にも売っている？

A. 無印良品でも防災ポーチは販売されています。

外出時に持ち歩ける「いつものもしも携帯セット（税込690円）」は、ケース付きで必要最低限のアイテムがそろっている点が便利。そのほか、持ち手付きの「いつものもしも持ち出しセット（税込2,490円）」、ファイルボックス型の「いつものもしも備えるセット（税込3,490円）」といった、家や職場に保管しておけるセットも用意されています。

自分の防災ポーチを用意して突然のトラブルに備えよう

災害やトラブルはいつどこで起こるか予想がつかないため、日ごろから何が起きても柔軟に対応できるよう準備しておくことをおすすめします。

突然の出来事から自分や友人、家族を守れるよう、今のうちに防災グッズを振り返って備えておきましょう。

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※ 記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果（2025年1月）に基づいたものです。
※ 一部の画像はイメージです。
※ 製品によって、お手入れのしかたは異なりますため、必ず製品の取扱説明書に従って作業を行ってください。