一人暮らし・女性の防災セットおすすめ10選!入れておきたい中身リストや備蓄について紹介
《2023年版》一人暮らしや女性におすすめの防災セットを厳選してご紹介します。防災グッズはどんなものを準備したらいいか、一人暮らしや女性にはどれくらいの備蓄が必要なのかを解説。女性ならではの備えもあるので、緊急時や災害時に困らないように自分に合う防災セットを準備しておきましょう。
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防災セットってなに?
防災セットとは、緊急時や災害が起きた直後に安全な場所まで避難する1次避難のときに持ち運んだり、ライフラインが復旧する間に使用するアイテムが入ったバッグのことで「1次の備え」とも呼ばれています。
バッグの中身は非常食や水、マスクや歯磨きシートなどの衛生用品、軽度の体調不良やケガに対応できる医薬品、懐中電灯やラジオなど最低限の生活をするために必要なグッズが入っています。
防災セットにより中身は異なるため、家族の人数や性別、年齢に合わせて防災セットを選び、必要なものが揃っているように準備をしておきましょう。
また、防災セットは玄関やリビング、寝室などに置き、いざというときすぐ持ち運べるようにします。
一人暮らしの防災セットに最低限入れておきたいもの
数日程度生活をするためには、一体何がどれくらい必要なのでしょうか。「1次の備え」として防災セットの中身に最低限入れておきたいアイテムを紹介します。
● 飲料水(500mLの水×3本)
飲みやすさや衛生面的なことから500mLのペットボトルが便利です。1日あたり必要な飲料水は成人で3Lであり、避難時の水分補給などにその半分の1.5L程度は準備しておくようにします。
● 食料品(アルファ米、レトルト食品、ビスケットやチョコレートなど)
災害時、ライフラインが止まってしまったときのために、調理をせずに食べられるアルファ米やレトルト食品、ビスケットやチョコレートなどを準備します。
防災セットには、災害発生当日に食べる3食分の食料を入れておくようにしましょう。また、自宅には国からの支援物資などが届くまでの3日から1週間程度の備蓄をしておくことが理想です。
● 衛生用品(簡易トイレや歯磨きシート、マスク、圧縮タオルなど)
災害時にもできる限り衛生面を保つために、衛生用品を入れておきます。除菌シートや歯磨きシートなど身体を清潔に保つアイテムや感染症対策としてマスクなどを準備しましょう。
断水してトイレが使えない場合に使用する簡易トイレは3日分程度を目安に準備します。
また、タオルは敷いたりケガをしたときに巻いたりなど汎用性が高く2枚以上用意し、多めに入れておいてもいいアイテムです。
女性の場合は生理用品も1、2日分程度合わせて入れておきましょう。
● 薬・救急セット(常備薬、軽度のケガに対応できる救急セット)
避難時にケガすることもあるため軽度のケガを処置できるように、包帯、ばんそうこう、消毒液などの救急セットも用意しましょう。
また、普段から服用している処方薬がある方は準備をしておきます。ストレスにより胃腸などに不調が出やすい人は胃腸薬や整腸剤の準備、生理痛などがある方は鎮痛剤などの常備薬も入れておくといいでしょう。
● 懐中電灯
夜間や暗い場所を避難する際に必要な懐中電灯は、バッグやポケットに入れやすいコンパクトで軽量なタイプが便利です。
また、ヘッドライトや首にかけて使用するネックタイプは両手が空くため、荷物を持ったりしやすくなります。
電池を使用する懐中電灯ならば、予備電池も用意しておきましょう。
● 防災ラジオ
災害時にはネット環境も悪くなる可能性があります。防災ラジオを携帯して情報収集しましょう。
AM、FMどちらも聴けるタイプやワイドFMに対応している防災ラジオを用意しておくとよいでしょう。
乾電池タイプのラジオならばすぐに使用ができますが、予備電池の用意も必要になります。手回しで充電ができるタイプならば乾電池や電源がなくても使用できますが、充電に時間や労力がかかります。そのため、乾電池タイプの補助として考えておきましょう。
● 貴重品(身分証や保険証のコピー、現金など)
公衆電話を使用するために10円玉などの小銭と数千円程度の現金、身分証明書や保険証のコピーも入れておくようにします。
▼ 首相官邸ホームページに非常持ち出しバッグの準備についてのチェックリストがあります。参考にしてみてください。
【参考】首相官邸:災害の「備え」チェックリスト
女性向けの防災セットもある
女性向けの防災セットがあるのはご存じでしょうか。女性向けの防災セットには基本的な防災グッズに加えて、女性に必要な生理用品や衛生用品がはいっているため買い足さなくても良いのがうれしいところ。
また、女性の安全を守る防犯グッズが入っていたり、女性でも持ち運びしやすいように工夫されていたりするため、女性の方が防災セットを選ぶ際には女性向けのセットを選ぶのもおすすめです。
女性の一人暮らしに必要な防災セットの中身リスト
一人暮らしの女性が避難する際に必要な防災セットの中身は、どのようなものなのでしょうか。リストにまとめました。
必要なもの | 用途 |
・生理用品 | 3日分程度の用意をしましょう。普通用・夜用と分けて準備をしておくと安心です。また、サニタリー用の袋も用意しておくと処分に困りません。 |
・パンティライナー | 毎日下着を替えられない状況でも、パンティライナーを取り換えるだけで清潔を保つことができます。 |
・ウェットシート(デリケートゾーン用) | ライフラインが止まりお風呂に入れないときのデリケートゾーンを清潔に保ちます。トイレにそのまま流してOKなアイテムもあります。 |
・カップ付きインナー(ノーブラで避難した時も安心) | 数枚用意しておくと、もしもノーブラで避難してしまったときにも安心です。また、避難所で洗濯をする際にインナーであれば干すのも気になりません。 |
・ヘアゴム | 必要ないアイテムに思えますが、顔を洗うときに使う、暑いときに結ぶなど、さまざまなことに役立つアイテムです。 |
・防犯グッズ、ホイッスル | 避難所で女性が狙われる可能性もゼロではないため、防犯グッズを持っていると安心。また、ホイッスルは避難の際に自分の居場所を知らせることができるため、携帯しておくのがおすすめです。 |
一人暮らしの防災セットの選び方3つ
- 中身の充実度|最低限必要なものが揃っているか
- バッグの種類|持ち出しやすい形状か
- バッグの機能|便利な機能が備わっているか
中身の充実度|最低限必要なものが揃っているか
まず、選ぶポイントとして防災セットの中身が必要最低限しっかり揃っているかチェックしてみましょう。重要度が高くないアイテムは避難の邪魔になってしまうため避けます。
しかしながら、全部が揃う防災セットはあまりないため、買い足すのが難しいものが入っている防災セットを選ぶのがおすすめです。
そして、充実度を高めるためにカスタムして自分に合った防災セットを準備することが大切です。
バッグの種類|持ち歩きしやすい形状か
リュックやキャリー型など、防災セットのバッグには種類があります。リュック型は両手が空き自由に使えるため災害時の避難におすすめです。
高齢者など、リュック型だと転倒のリスクが高くなる方にはキャリー型がいいでしょう。
バッグの機能|便利な機能が備わっているか
防炎や防水の機能が備わった防災リュックならば、大雨や浸水、火災の中での避難の際にも中身が守れます。
また、水に浮く防災リュックやリュックが給水タンクに変わるものなど、便利な機能を備えたバッグもあります。緊急時に身を守るための機能を備えているかも選ぶ際のポイントになります。
【一人暮らし向け】防災セットおすすめ7選
【1】いつものもしも備えるセット / 無印良品
エマージェンシーシートやヘッドライト、軍手などの安全用品から、マスクや除菌シート、携帯トイレなどの衛生・生活用品が取り出しやすいファイルボックスにまとめられています。
棚などに保管することができ、ご自宅にもオフィス用にも好適な防災セットです。また、レトルト食品などを追加することで自分なりの防災セットが出来上がります。
【2】防災セット1人用Relief2 / Defend Future
モバイルバッテリー機能搭載のラジオや懐中電灯からアルファ米、5年保存水などの防災グッズや食料品、衛生グッズが充実した防災セット。
防災士が厳選したアイテムは避難生活でも清潔を保つアイテムが揃っていて、避難生活のストレスを緩和させてくれます。
また、バッグは強度があり撥水加工されているため、多少の雨の中の避難も中身を守ることができます。
【3】防災セット1人用 ハザードバッグ20 Regular 防水バッグの非常持ち出し袋
防水加工されたバッグは大雨の中の避難でも中身が濡れることがなく、中のアイテムを出せば水の運搬も可能な袋になります。
災害直後に安全な場所へ避難する際に必要最低限のアイテムをそろえ、2kgとコンパクトかつ軽量な防災セットは、女性やご高齢者、お子さまにも持ち出しやすいのがうれしいポイントです。
【4】防災セット(災害対策30点セット) YBG-30 / 山善
衛生用品、生活用品、安全グッズを中心に買い揃えにくいアイテムが30点入っているため、すでに家庭にある防災グッズと重複しにくく無駄がない防災バッグです。
また、追加で食料品など入れることもできるバッグの大きさも、うれしいポイントになります。
【5】防災セット SHELTER プレミアム 1人用 / LA・PITA
防災リュックは30Lと大容量なのに、幅広ショルダーベルトとチェストベルトで体にフィットし重さを感じない工夫がされています。
また、色別のポーチで中身が小分けされており、どこに何があるか分かりやすいのもうれしいポイント。ラジオやランタン、非常食や衛生用品など1次避難の際に必要なアイテムが揃った防災セットなのが魅力です。
【6】防災セット 食品付き 1人用 40点 NBS1-40 / アイリスオーヤマ
災害直後から3日間をしのぐアイテムを揃え、1日2食×3日分のさまざまな食料品が入ってるのが魅力な防災セットです。5種類のアルファ米に肉じゃがなど栄養が偏る避難生活を助けます。
リュックの素材はテントなどにも使われるターポリン素材で雨にも強く、口が大きく開き荷物の出し入れがしやすいのもうれしいポイントです。
【7】リュック&キャリー型防災セット 地震対策30点避難セット 災害対策30点セット 防災グッズ YRC-30 / 山善
重たい荷物を背負って避難することに不安な方におすすめなキャリー型の防災セットです。リュックとしても使用可能なため、シチュエーションに合わせて持ち歩けるのがポイントです。
懐中電灯にルームライトが付いた防災灯やトイレチェアが付いた携帯トイレセットなど、他の防災セットにはあまり入っていないアイテムがあるのが魅力です。
【女性向け】防災セットおすすめ3選
【1】女性向け防災セット 1人用50点 BS1-50W / アイリスオーヤマ
防災セットに見えないシンプルなデザインのリュックには、女性の避難生活を助けるアイテムが揃えられています。ショーツや生理用品、メイク落としシートやヘアブラシにゴムなど、あるとうれしいアイテムが充実しています。
リュックにはチェストベルトが付いているため、重い荷物でもしっかり持ち歩けるのも魅力です。
【2】地震対策30点避難セット / 防炎防犯ダイレクト
スタイリッシュなデザインでどんな場所にも馴染む防災セットで、リビングや玄関においても違和感がありません。また、防炎素材を使用しており火にも強いのもうれしいポイントです。
コンパクトでありながらも1次避難時に必要なものが揃っており、さらに追加できるスペースが空いているため、生理用品や衛生用品を足しやすいのもうれしいところです。
【3】防災セット 1人用 26種35点 避難用リュック グレー 非常用持ち出し袋 / SAFETY PLUS
内部ポケットが充実して整理しやすいリュックは、自立型で寝室などに置いても邪魔にならないデザインなのがうれしいところです。
他の防災セットではあまり見ないブランケットが入っています。また、高齢者や女性の方が持ち歩きやすい重量で作られている防災セットですが、女性が一人で避難する際に必要な防災グッズや生活用品、食料が揃っているのも魅力です。
一人暮らしの「備蓄」にコレがあれば安心
避難の際に持ち運ぶ防災セットの他にも、避難生活が長期化して災害支援物資が届かず自宅で避難生活を送ることもあるため、自宅にはある程度備蓄をしておくことも大切になります。
備蓄の量は最低でも3日分必要と言われており、電気・ガス・水道のライフラインが復旧するには1週間以上かかる可能性もあります。そのため、3日~1週間分程度の備蓄をしておくことが理想です。
また、飲料水や食料品の他にもライフラインが復旧するまでの間の簡易トレイやゴミ袋など、衛生用品や生活用品なども準備しておきましょう。
マンションなどにお住まいで災害時にエレベーターが停止し、階段での移動が難しいような場所の場合には最低でも1週間分の備蓄を心がけるようにしましょう。
東京備蓄ナビでは、性別、年齢や家屋の種類でどのくらいの備蓄が必要か教えてくれるので、参考にしてみてくださいね。
防災セットに関するQ&A
Q1. 防災セットはどこに保管すればいい?
A. すぐ持ち出せる場所に置いておきましょう。
押入れなどにしまっておかず、防災セットは寝室やリビング、玄関など、すぐに持ち出せる場所に置いておきます。浸水などから守るために少し高めの位置で保管するようにするといいでしょう。
Q2. 一人暮らしの備蓄量はどれくらい必要?
A. 最低3日分の備蓄が必要です。
飲料水は1日あたり3L必要と言われているため、9L以上備蓄しておくようにします。また、ライフラインが止まってしまった場合でも食べられる食料品、簡易トイレなどの衛生用品や生活用品など、できれば1週間分以上の準備をしておくのがおすすめです。
Q3. 防災グッズの中で本当に必要なものは?
A. 飲料水、食料品、ライト、モバイルバッテリー、簡易トイレです。
飲料水、食料品はないと直接命に関わるためしっかり準備をしておきます。災害時の連絡手段や情報収集にはスマホが欠かせないため、充電ができるモバイルバッテリーや、乾電池式携帯充電器を持っておくと安心です。また、夜間に移動することもあるため、ライトも携帯しておきましょう。簡易トイレは断水などによりトイレが使えなくなった際にあると衛生かつ便利なアイテムです。
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※記事内の情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年6月)に基づいたものです。
※画像の一部はイメージです。
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