エコジョーズ・エコキュートの特徴と価格の違いは?エネファーム・エコワンとの比較も解説
本記事では、エコジョーズとエコキュートの違いを解説! 新居を建てたり古くなった給湯器を交換する際は、できるだけ自分の理想に合う給湯器を選びたいものですよね。特徴や価格の違いを紹介していくので、自宅に合う給湯器選びの参考にしてみてください。
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エコジョーズとエコキュートの違いとは?
エコジョーズは「ガス」、エコキュートは「電気」をそれぞれエネルギーとして使用しているという違いがあります。
また、他にも
・設置場所・大きさ
・使用量
・飲料
・価格
にも違いもあるので、ひとつひとつしっかり把握したうえで選ぶのがおすすめです。
燃料の違い
- エコジョーズ・・「ガス」が燃料
- エコキュート・・「電気」が燃料
先述したように、エコジョーズとエコキュートには燃料の違いがあります。
エコジョーズは、従来の給湯器と同じく、お湯を作る際に「ガス」を燃料としています。
ただし、従来の給湯器とは違い、発生した排気ガスをそのまま排出することなく、再度お湯を作る際の燃料にする、という仕組みで稼働しています。
その結果、従来の給湯器よりもお湯を作る際の熱効率を高めることに成功しているのが特徴です。
一方エコキュートは、従来のガス式の給湯器とは違い「電気」を燃料としています。
電力が安い深夜帯にお湯を作りだめしておくことで、従来の給湯器よりもかかる光熱費をおさえられるようになりました。
また、ガス式の給湯器よりも二酸化炭素の排出量が軽減されるため、環境に配慮できるところも魅力のポイントです。
設置場所・大きさの違い
ガス式給湯器であるエコジョーズは約60cm×50cmとコンパクトな壁掛けタイプなので、家のまわりだけでなく、ベランダや屋内にも自在に設置することが可能です。
対して、電気式給湯器であるエコキュートは、約190cm×90cmと大型サイズであるうえ、室外機もセットになるため設置できる場所が限られます。ベランダや室内に置く場所があれば設置することも可能ですが、一般的にはキッチンや風呂場など主要な水回り付近の屋外に設置する形になります。
使用量の違い
エコジョーズのサイズは、1分間に「水温+25℃の水」が何Lお湯を作れるかを表す「号数(ごうすう)」で表記されます。
一般的には、
・16号
・20号
・24号
のような号数で展開されていることが多いです。号数が上がると、比例して給湯量は増え、本体サイズも大きくなります。
一方、エコキュートのサイズは、作ったお湯を貯めるタンクの容量を示す「L(リットル)」で表記されます。
一般的には、
・370L
・460L
・550L~560L
の3種類で展開されていますが、メーカーによっては300L~320Lほどの少量タイプを用意している場合もあります。
機能の違い
ガス式給湯器であるエコジョーズは、使うそのときに給湯するため、新鮮で衛生的なお湯として、飲んだり料理に使うことが可能です。
しかし、エコキュートは夜間に作ってタンクに貯めたお湯を使うことになるため、飲料や調理に使うことはあまり推奨しがたいという違いもあります。
ただ、その他の機能については、エコジョーズとエコキュートどちらも、床暖房や浴室乾燥機などの給湯以外の機能に対応しています。しかし、メーカーによってはオプション内容が異なる場合もあるので、機能やオプションについては、メーカー側と話し合いながら決めるのが適切です。
エコジョーズとエコキュートの価格比較
エコジョーズ | エコキュート |
|
本体価格 | ↓ 15万円~40万円 | 30万円~70万円 |
工事費 | ↓ 5万円~25万円 | 7万円~17万円 |
初期費用 (本体価格+工事費) | ↓ 20万円~65万円 | 37万円~87万円 |
ランニングコスト(年間) | 5万円~10万円 | ↓ 2万円~6万円 |
ガス式給湯器であるエコジョーズの初期費用は20万円~65万円で、電気式給湯器であるエコキュートの初期費用は37万円~87万円。
初期費用はエコジョーズの方が差額として17万円~22万円安いため、初期費用をおさえたい場合はエコジョーズが適切だといえます。
しかし、年間のランニングコストではエコキュートの方が3万円~4万円安いため、長い目で見るとエコキュートの方がコスパがいいといえるでしょう。
エコジョーズとエコキュートどっちがいい?
結論から言うと、ガスをよく使う家庭には「エコジョーズ」、電気をよく使う家庭には「エコキュート」がおすすめです。
ここでは、ガス式給湯器エコジョーズと、電気式給湯器エコキュートのメリット・デメリットをまとめて紹介していきます。
どっちの方が、どんな家庭におすすめなのかも解説しているので、なかなか決めかねるというときは参考にしてみてください。
エコジョーズのメリット・デメリット
ガス式給湯器であるエコジョーズのメリットは、本体価格や工事費などといった初期費用をおさえられる点と、屋外内問わず設置場所を柔軟に決めやすい点にあります。
対してデメリットは、そもそもガスをあまり使わない家庭であれば節約効果が感じられにくいという点と、エコキュートと比べると年間コストが高いという点が挙げられます。
\こんな家庭におすすめ!/
・家族が多く、ガスをよく使う
・すでにガス温水式の床暖房などを利用している
・使うお湯の量やタイミングが日によって変わる
先述したようなメリット・デメリットを加味すると、ガス式給湯器であるエコジョーズは、日ごろからガスをよく使う家庭におすすめだといえます。
また、日によって使うお湯の量が変わるという家庭にもエコジョーズがおすすめです。深夜のうちに作って貯めておいたお湯を使うというかたちのエコキュートだと、お湯切れしたり、逆にお湯が余ったりしてしまう可能性が高まるためです。
初期費用こそかかりますが、ランニングコストが安いため長期的に見てコスパがいいため、節電を心がけている家庭にもおすすめでしょう。
エコキュートのメリット・デメリット
電気式給湯器であるエコキュートのメリットは、年間コストがエコジョーズよりも安いので長期的にみてコスパがいいという点と、環境負荷を軽減した暮らしをかなえやすいという点にあります。
ただし、エコジョーズよりも大きな本体で、しかも室外機付きであるため、設置場所が限られてくるのがデメリットです。また、エコキュートは深夜のうちに作って貯めておいたお湯を使っていくというシステムなので、お湯切れを起こす可能性があるという点もデメリットだといえます。
\こんな家庭におすすめ!/
・一日に使うお湯の量が大体決まっている
・オール電化やソーラー電力を利用している
・電気代をおさえたい
エコキュートのメリット・デメリットを加味すると、一日に使うお湯の量が安定している家庭におすすめです。
また、オール電化やソーラー電力を利用している家庭にもぴったり。省エネ電力でお湯を作ることができるので、環境にも家計にもやさしく利用することができるようになります。
設置場所が限られてくるのでマンションの交換工事にはやや不向きですが、一軒家の場合であれば場所を確保しやすいため問題なく設置することができるでしょう。
エコワン・エコフィール・エネファームとの違いは?
仕組み | 初期費用 | ランニングコスト | 特徴 |
|
エコワン | 電気とガスを併用してお湯を作る | 40万円~80万円 | 5万円~7万円 | 保温性と省エネ性を同時にかなえれる |
エコフィール | 灯油を使ってお湯を作る | 15万円~40万円 | 5万円程度 | 少ない灯油量でお湯を作れるのでCO2削減に貢献できる |
エネファーム | 電気とお湯を同時に作る | 100万円~200万円 | 6万円~10万円 | 電力をよく使う、または家族が多い家庭でも省エネできる |
ガスでお湯を作るエコジョーズと、電気でお湯を作るエコキュート以外にも、
・電気とガスを併用してお湯を作る「エコワン」
・灯油でお湯を作る「エコフィール」
・電気とお湯を同時に作る「エコファーム」
などの給湯器もあります。
より自分の家庭に合いそうな給湯器を探したい方は、上記のような給湯器を検討してみるのもおすすめです。
給湯器の修理・交換はプロの業者に相談するのがベスト
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国内の主要メーカー品の取り扱いが多く、価格の安さや施工の丁寧さも魅力のポイントとなっています。
さらに、関東と関西にそれぞれ拠点を持っている地域密着型の強みを生かして、最短即日の工事を行ってくれるのも頼もしいポイント!
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エコジョーズとエコキュートの違いに関するQ&A
Q1. エコジョーズとエコキュートはどっちがおすすめ?
A. ガスをよく使う家庭にはガス式給湯器である「エコジョーズ」が、電気をよく使う家庭には電気式給湯器である「エコキュート」がおすすめです。
給湯器の機能や価格だけではなく、自宅がガスメインなのか、電気メインなのかに合わせて吟味するとより自宅に合うものを選べるでしょう。
Q2. エコジョーズとエコキュートの価格の差額は?
A. 初期費用の差額は17万円~22万円エコジョーズの方が安く、年間のランニングコストの差額は3万円~4万円エコキュートの方が安いといえます。
エコジョーズ | エコキュート |
|
本体価格 | ↓ 15万円~40万円 | 30万円~70万円 |
工事費 | ↓ 5万円~25万円 | 7万円~17万円 |
初期費用 (本体価格+工事費) | ↓ 20万円~65万円 | 37万円~87万円 |
ランニングコスト(年間) | 5万円~10万円 | ↓ 2万円~6万円 |
初期費用はエコジョーズの方が差額として17万円~22万円安いため、初期費用をおさえたい場合はエコジョーズが適切だといえます。
しかし、年間のランニングコストではエコキュートの方が3万円~4万円安いため、長く使い続けるほどエコキュートの方がコスパが良くなるといえます。
Q3. エネファーム・エコワン・エコフィールとの違いは?
A. お湯の作り方に違いがあります。
・「エコワン」は電気とガスを併用してお湯を作る
・「エコフィール」は灯油でお湯を作る
・「エコファーム」は電気とお湯を同時に作る
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※ 記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年12月)に基づいたものです。
※ 一部の画像はイメージです。
※ 製品によって、お手入れのしかたは異なりますため、必ず製品の取扱説明書に従って作業を行ってください。
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