外壁もリフォームが必要!劣化してきたら張り替え・塗り替えどっちがいいの?

外壁は、雨風や紫外線などから家を守る大切な役割を果たしています。しかし、ずっと外気にさらされているため、普段は気づかなくとも、よく見ると塗装がはがれかけていたりヒビ割れていたりするかもしれません。外壁が劣化してきたら、生活に支障をきたす前にメンテナンスすることが必要です。そこで、外壁の張り替え・塗り替えを行うメリットやタイミングついてご紹介します。

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

  • 4394
  • 7
  • 1
  • いいね
  • クリップ

外壁のリフォームは張り替え? それとも塗り替え?

外壁をリフォームしようとするとき、壁をはがして新しくする「張り替え」がいいのか、それとも塗料を塗り直して補修する「塗り替え」がいいのか、迷うところです。では、張り替え・塗り替えのそれぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

【張り替え】
既存の外壁をはがして新しく壁を取りつけるので、家全体のイメージを変えることができます。その際、内側のコーティング材や断熱材などの状態もチェックできるので、それらも合わせて直せるところが張り替えのメリットです。ただし、大規模な工事となるため時間がかかり、塗り替えに比べて費用が高くなってしまうのがデメリットといえます。

【塗り替え】
外壁を取り壊さずに塗料を塗り直すだけで済むため、張り替えに比べて短い期間で工事ができ、費用も抑えられるのが塗り替えのメリットです。塗り替えだけでも防水性や耐久性を強化でき、劣化したところを十分に修復できます。ただし、壁をすべて新しくする張り替えに比べると、補強の度合いはやや劣るのがデメリットです。

このように、外壁の張り替え・塗り替えにはそれぞれメリット・デメリットがあります。壁の内部まで点検してしっかりと補強したい方は張り替えが、劣化の度合いがまだ深刻ではなく手軽に補修したい方は塗り替えがいいでしょう。外壁の状態をチェックしたうえで、どちらのリフォーム法がいいかじっくり考えてみてください。

外壁を張り替えるタイミングは?

外壁材のことを総称して「サイディング」といい、その種類によって張り替えを行うべきタイミングは異なります。外壁の素材ごとに、張り替えを見極めるタイミングについて見ていきましょう。

【窯業(ようぎょう)系サイディング】
セメントを素材とする窯業系サイディングは寿命が30~40年といわれていますが、7~10年ごとにメンテナンスが必要です。目立ったヒビやはがれがある場合は、張り替えを行いましょう。

【金属系サイディング】
素材の性質上、防水性に優れておりヒビ割れの心配もありませんが、サビによる劣化には気をつける必要があります。壁を見渡してサビの侵食が進んできていたら、張り替えの時期です。

【木質系サイディング】
温かみのある木質系サイディングですが、最大の敵は湿気です。少しでも腐食している部分がある場合は、早めに張り替えを検討しましょう。

【タイル】
タイルは汚れが目立ってきたら洗浄するだけで十分ですが、欠けている部分やヒビ割れが目立ってきたら張り替えが必要になります。タイル同士の継ぎ目も劣化してくるので、10年を目安に張り替えを考えるといいでしょう。

外壁を塗り替えるタイミングは?

外壁の劣化が進む前に、表面の汚れを落として新たに塗装するのが塗り替えです。張り替えと同様、使用されている塗料によって塗り替えのタイミングが異なるので、塗料の種類ごとに塗り替え時期の目安を挙げていきます。

【アクリル系塗料】
はっきりとした色合いが特徴のアクリル系塗料は、紫外線に弱いため定期的にメンテナンスをする必要があります。そのため塗り替えの周期は比較的早く、約4年とされています。

【ウレタン系塗料】
アクリル系塗料に比べて防水性に優れており、さまざまな建物に幅広く使われています。平均的なメンテナンス周期は約5~7年です。

【シリコン系塗料】
耐久性に優れており、長持ちするため人気があります。アクリル・ウレタン系塗料に比べてメンテナンス周期も長く、約10~13年で塗り替えを考えるといいでしょう。

いずれの塗料においても、ヒビ割れやはがれ、目立った汚れやカビ・サビがある場合は、塗り替えの検討をおすすめします。塗り替えを行うべき時期は家の立地条件などによっても変わってくるので、劣化が目立ってきたらなるべく早めに塗り替えをして、外壁を長持ちさせましょう。

まとめ

外壁をリフォームすれば家全体の見た目がキレイになるだけでなく、耐久性が上がって安心して住み続けられるようになります。外壁はいつの間にか汚れていたりヒビが入っていたりするので、定期的にメンテナンスをすることが大切です。

壁をすべて張り替えるのか、それとも新たに塗料を塗って補強するのか、劣化の進み具合やコストなどを考慮したうえで決めるようにしましょう。大切な家を守るために、さっそくご自宅の外壁の状態をチェックしてみてくださいね。

  • 4394
  • 7
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

あなたにおすすめ

関連キーワード

関連アイデア

カテゴリ

このアイデアを投稿したユーザー

LIMIAおすすめのリフォームやリノベーション、住宅設備に関する記事を中心にご紹介。施工事例や費用相場、リフォーム会社の選び方など、住まいに関する情報満載でお届…

LIMIA 住まい部さんの他のアイデア

住宅設備・リフォームのデイリーランキング

おすすめのアイデア