外壁塗装の最適な時期はいつ?知っておくべきポイントを【徹底解説】

外壁はダメージを受けやすい部分です。そのため、劣化がしやすく定期的な「塗装」が必要になります。そんな外壁塗装に、「ぴったりな時期」があるのをご存知ですか? 今回は、外壁塗装の時期についてまとめました。さらに、外壁塗装をするにあたって、知っておくべきポイントについても徹底的に解説。

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外壁塗装は家の持ちに大きく関係する

外壁塗装の役割は、家の見た目をきれいに保つだけではありません。できるだけ長く住み続けるためにも「お手入れ」が必要な部分ですよ。

太陽熱や雨などから家を守っている

塗装の最も大切な役割は「建物の保護」です! 外壁や屋根は、常に外気にさらされています。

子どものおもちゃやガーデニング用品、自転車といった外に置きっぱなしにしているものは、屋内にあるものより劣化が早いですよね。それは屋外の過酷な環境にじかにさらされているからです……!

晴れていれば紫外線が容赦なく降り注ぎ、天気がくずれれば風雨にあたります。

それと同じ状況にある建物は「塗装」がないと、ほかのものと同じように劣化してしまうでしょう。塗装は、建物の長寿命化に欠かせない工程ですよ。

塗料によって外壁塗装の耐久年数は異なる

建物の耐久性を高める塗装ですが「塗料の違い」によって耐久年数が変わってくる点に注意しましょう。

目安として「シリコンは10~15年」「ラジカル制御形は12~15年」「フッ素は15~20年」「光触媒は15~20年」「無機は20~25年」といわれています!

ただし、素材が同じなら耐久年数も同じというわけではありません。グレードの違いやメーカーによる違いがあるからです。そうした質の違いは、価格の違いとしても表れるでしょう。

なかには機能性をプラスした塗料もあります。「遮熱機能」「低汚染機能」「防カビ機能」などの効果が塗料に含まれていますよ! 機能性の高い塗料を選べば、さらに建物を長持ちさせることも可能です。

職人の腕によっても劣化スピードが変わる

塗料の質も大切ですが、それをどのように扱っているかということも重要ですよね! 実は職人の腕によっても、建物が劣化するスピードは変わりますよ……!

例えば「注意事項に従って正しく塗料を扱っているか」「丁寧な作業が行われているか」「天候を配慮した作業をしているか」といったことが、関係してくるでしょう。

単に耐久年数の長い塗料を選ぶだけではなく、どのような作業が行われるかも含めて大切なポイントです。

外壁塗装の時期|その1

外壁塗装はそうひんぱんに行うものではありませんよね。

それでは「どのくらいの時期」を目安に実施するとよいのでしょうか? 外壁を塗り替えるべきタイミングについて解説します。

ひび割れやカビ汚れなどが目立つ場合

「最近、家が汚れてきた気がする……」そんなふうに感じるなら、塗り直しを考えるタイミングです……! 塗装によって作られている「塗膜」が劣化してきている可能性がありますよ。

ひび割れや塗装の剥がれやふくれ、カビといったものも、塗装の時期を教えてくれるサインです。これらの症状を放置しておくと、外壁の状態はどんどん悪化していきます……。

最初は「汚くなってきたかも……?」という程度でも、徐々にダメージが大きくなり、建物の維持に関わる事態を引き起こす可能性もありますよ!

ダメージが大きくなれば、その分必要なお手入れも増えてしまいます。手遅れになる前に、早めに塗り替えするのが得策です。

コーキング部分は特に劣化が早い

外壁の中でも、特に劣化しやすいのが「コーキング部分」です。「クッション材」としての役割も持つコーキングは、外壁材のダメージを吸収します。他の部分よりも早く劣化する箇所ですよ。

5~10年の耐用年数といわれているコーキングですが、早いと4~5年以下で、さまざまな症状が出はじめます……。「ひび割れ」「剥離」「破断」「欠落」といった症状があてはまるでしょう。

これらは見た目にも明らかで、すき間ができたり、切れたり、取れてしまっているのがわかります。

状態次第で一部補修を早める手も

コーキングの補修は、外壁塗装と同じタイミングで希望するケースが一般的です。しかし、補修が必要な時期が、必ずしも同じとは限りませんよね。

コーキングの補修と外壁塗装を分けて行うと、そのたびに足場を組む必要があります。費用の面からみると、1回分の足場代15~20万円程度が上乗せされることになるでしょう。

「それなら同時でいいや……」と思いがちですが、コーキングの劣化スピードは思った以上に早く、見えない部分で進行しているかもしれません。

結果的に大がかりな補修になり高くつく可能性もあるため、症状が出てきたのであれば、コーキングだけ先に補修してもらうのがおすすめです!

放置すると家自体に影響を及ぼす可能性も

小さなサインをそのままにしておくと、建物はどんどん劣化していきます。塗装による保護機能が低下している状態であるためです。

初期の兆候として、外壁のツヤがなくなります。水をうまく弾けず、塗装部分をすり抜けて壁の素材に水が染み込んでしまうでしょう。

雨が降ったり湿度が高くなったりすると壁が湿り、晴れたり乾燥したりすると壁が乾く、といった湿度の変化が壁の素材に直接影響しはじめます。

しばらく続けばひび割れや亀裂がはいり、過酷な環境の中でどんどん大きくなってしまうでしょう。「まだ大丈夫」と放置せず、早めに塗り替えることが被害を最小限にとどめるカギですよ。

外壁塗装の時期|その2

塗り替えを実施するタイミングの目安は、もう1つあります。それは「チョーキング現象」です。

チョーキング現象とは、どのようなものなのでしょうか?

外壁を触ると手に粉がつく場合

自宅の外壁で「チョーキング現象」が起きているかどうか確かめるには、外壁を触ってみましょう。このとき「手に粉がつく」ようであれば、チョーキング現象が起こっていることがわかりますよ。

外壁塗装は、塗料によって塗膜を作る作業です。この塗膜の中にある顔料が粉として表面に出てきてしまう現象を、チョーキングといいます。

顔料の粉のため、外壁の色によって粉の色も異なりますよ! 白い壁なら白い粉ですが、茶色の壁なら茶色の、黄色の壁なら黄色の粉が出てくるでしょう。

1度塗装を落としてからの再塗装になる

チョーキング現象が起こってから塗り替える場合、手間と技術の必要な作業が求められます。単に上から塗り重ねる補修方法ではありません。

まずは、外壁を丁寧に洗浄します。粉になった顔料を洗い流すためです。全体がきれいになったら、下地処理を行います。

これを家全体など、広範囲にわたり実施する必要がありますよ。自力でこなすには難易度が高いため、専門業者に任せるのがよいでしょう。

チョーキング現象を放置すると、外壁の修繕が必要な状態に発展する可能性があります。外壁の粉に気づいたときは、できるだけ早く専門業者に外壁塗装の相談をしましょう。

外壁塗装について知っておきたいこと

自宅のメンテナンスを考えるとき、外壁塗装については、知らないことも多いでしょう。

そこで、外壁塗装について知っておきたいことを紹介します。

外観や安心のため定期的に塗装するのもあり

外壁塗装の耐久年数は塗料の種類によって違います。1つの目安としていわれているのが7~10年です。

建物の寿命をできるだけのばし長く住み続けたいと考えているなら、この7~10年で定期的に塗り替えするのがよいでしょう。

10年経ったからといって、必ずしも外壁がダメになってしまうことはありません。まだまだ問題なく住み続けられる家も多いですよ。

ただし、一見問題がないように見えても、見えない部分が劣化している可能性もあります。定期的な塗り替えは、見えない部分のダメージを発見したり、補修したりすることにもつなげられるでしょう。

外壁塗装は気温や雨に左右される

塗料の扱い方には注意事項があり、その中には、気温や湿度に関する部分もあります。外壁塗装は天候に大きく左右されてしまうのです……。

例えば、梅雨の時期など雨が多く降る季節は、外壁塗装に向いていません。乾く前の塗料に雨が触れることで、流れてしまったり、剥がれる原因になったりするからです。

建物を保護する役割を果たすためには、塗料がしっかり乾くことが大切ですよ。そのためには、雨の多い時期は避けた方がよいかもしれません。同様に、塗料の乾きにくい寒い季節も避けましょう!

業者の選び方が非常に大切

塗り直す時期を見極めることと同時に大切なのが、業者選びです。外壁塗装の仕上がりは、信頼できる業者かどうかに左右されますよ……!

優良な業者であれば、塗料の性質をよく理解し、正しく作業を進めてくれるでしょう。雨で濡れたら乾いてから塗り直すという具合に、後から問題が起こらないようしっかり対応してくれます。

丁寧に確実に対応してくれる業者であれば、季節を問わず、安心して任せられるでしょう。

慌てて契約せず優良な業者に相談しよう

建物を長持ちさせるために重要な外壁塗装は、7~10年を目安に定期的に行うのがベストです。外壁の汚れ、ひび、剥がれなどの状態を見て、早めに依頼するのがよいでしょう。

ただし、慌てて業者を手配する必要はありません。外壁の耐久年数は、作業する業者のやり方によっても左右されてしまうものですよ! 確実な作業をしてくれる信頼できる業者を探しましょう。

※賃貸物件の場合、退去の際に原状回復を行う義務があり、修繕費用が必要となる場合があります。必ず賃貸借契約書を確認の上で、家主や管理会社の許可を取ってから作業を行いましょう。

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