環境に優しく。正しい分別をするためのポイントを確認しよう【ゴミの分別・後編】

難しいことではないけれど、たまに迷うことがあるゴミの分別。家庭内でしっかり分別し、収集日にゴミを片付けてすっきりできるように、ポイントを確認します。普段の生活では忘れがちになることも多い、「分別」についてのモラルを身につけましょう。

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当たり前のことでありながら、たまに困る場面がやってくるゴミの分別。前編では、主婦50名に対するアンケートをもとに、分別に対する意識や悩みについて探りました。

後編では引き続きアンケートの結果を紹介しつつ、ゴミの分別についてのポイントを確認していきましょう。


■目次
1. ゴミはあらかじめ分別して捨てるべし!
2. ゴミの保管場所は台所 or 屋外…?
3. しっかり分別してエコ。地域の分別方法を要確認
まとめ

1. ゴミはあらかじめ分別して捨てるべし!

ゴミを捨てる段階でしっかり分別しておくと、収集日の前に改めて分別作業をする必要がありません。各家庭で、分別用にゴミ箱を分けているかどうか聞いてみたところ、やはりどこの家庭でも複数のゴミ箱(またはゴミ袋)を設置している様子。

■「あらかじめ分けておくと、捨てるだけで分別できるから、二度手間にならない」(30代・主婦)

■「ゴミの種類によって収集日が異なるので、初めからゴミ箱を分けておいたほうが効率が良いから」(50代・主婦)

■「一緒くたに捨ててしまうと、後で分別するのが面倒だから。また汚いゴミの中に手を入れ、あとで分別したくないから」(40代・正社員)

あとから分別するのは手間になるだけでなく、汚れ物に触ることになります。そうならないためにも、分別用のゴミ箱を用意して、いっぱいになりしだい捨てるという家庭が多いことがわかりました。

地域によって回収の方法・分類が異なるということもありますが、ゴミ箱の分け方は家庭ごとに少々違いがあります。

【すべて細かく分類して捨てる】

■「ゴミ箱を7種類くらいに分けてすぐ捨てられるようにしています」(30代・主婦)

■「全ての分類の種類について設置場所があって、分けて捨てています」(50代・主婦)

■「場所はとりますが分別してあります。収集日に分けていると面倒ですから」(40代・主婦)

完全に種類を分けてゴミを捨てている家庭が大多数でした。燃えるゴミ以外に、カン・ビン・ペットボトル・不燃と分けただけでも5種類。プラスチックゴミや紙類、電池などを分けるとさらに種類が増えます。

完全に分類しておくと、捨てるときはゴミ袋を閉じるだけで済みます。ただし、スペースが必要になるのはデメリットかもしれませんね。

【捨てる段階ではおおよそ分類】

■「2つに大きく分かれたゴミ箱を使用しています。燃やすゴミと燃えないゴミです。燃えないゴミは捨てに行く時に資源ゴミとその他を分けています。燃えないゴミ袋から仕分けて、かん、びん、ペットボトルが資源ゴミに、その他は燃えないゴミになります」(40代・主婦)

■「燃えるゴミ、燃えないゴミ、プラスチックに分けている。ビン、カンはその都度収集所へ持って行く」(50代・主婦)

少数派ではあるものの、捨てる段階では完全な分別をしていない家庭もありました。そのまま捨てられるわけではありませんが、これならスペースは最小限で事足ります。

ビン・カンなどの資源ゴミなどは同日に回収される場合も多いので、袋がいっぱいになるまで待つことなく、回収日のたびにパパッと分別しながらゴミ出しを済ませられますね。

2. ゴミの保管場所は台所 or 屋外…?

燃えるゴミならまだしも、資源ゴミなどは収集日が少ないこともしばしば。分別したあとも、しばらくは自宅のどこかで保管しなければならないことがよくあります。

分別したゴミの保管場所について伺ったところ、およそ半数の人は「台所」にゴミを保管しているということ。次いで「ベランダ」、「庭・車庫など屋外」という回答も多くなっています。

【台所】

■「ゴミは台所で出るから、置くのに便利だし、他に置いておくのに良い場所がないから」(30代・主婦)

■「お客様から一番見えない場所が台所なので、台所に保管するようにしています」(30代・主婦)

■「置くところがないからです。それぞれを専用のゴミ箱にしていることが精いっぱいです」(50代・正社員)

台所はたくさんゴミが出る場所です。生ゴミなど以外にも、食品のプラスチック包装や発泡トレー、紙パックや調味料のビン、洗剤のボトルなどいろいろなゴミが出ます。それらをすぐに捨てられるのは利点と言えるでしょう。

また、少々ごたごたしていたり、汚れ物を置いていたりしてもあまり気にならないこともたしか。台所にゴミを保管している人が多いのは、当然かもしれませんね。

【ベランダや屋外のゴミ置き場】

■「なんとなく家の中に置いておくのは嫌なのでベランダに置いています」(30代・主婦)

■「ベランダが一番いいです。家の中だとニオイが気になる時があるし、虫が怖いので」(40代・主婦)

■「一軒家ですので、紙ゴミ以外は、庭に置いています。大きめのゴミ箱を3つ設置して分別しています」(40代・主婦)

分別したゴミを、ベランダや庭などの屋外に保管する人も多いようです。生ゴミのように状態が変化しやすいものでなくとも、ゴミはゴミ。

食品が入っていた容器などは、洗っておいても二オイが残っていることが多く、虫が寄ってくる原因にもなりかねません。家のなかを気持ち良い状態に保つためにも、屋外にゴミを保管するのもありでしょう。

3. しっかり分別してエコ。地域の分別方法を要確認

最後に、主婦のみなさんに聞いた、上手なゴミの分別方法をご紹介します。ゴミの分別について気になることがある方はぜひ参考にしてみてくださいね。

【分別してから捨てるのがキホン】

■「ごちゃごちゃにためて、出すときに分別すると大仕事になってしまうので、日頃から分別した状態でゴミ箱に入れておく」(40代・主婦)

■「家の中に、ブリキのゴミ箱を、ペットボトル用、ビン・缶用、生ゴミ用と並べています。少し高価なインテリアにもなる可愛いゴミ箱なので、使いたくなり、自然と上手く分別ができます」(40代・主婦)

今回のアンケートでも、全員が分別しやすいようにゴミ箱を分けていましたが、手間を増やさないためにも、捨てる段階から分けておくのが吉。ただしスペースをとるので、ゴミの量やゴミの収集日の都合に合わせて調整しましょう。

【綺麗にしてから捨て、できるだけためない】

■「月に一度しか、ペットボトル、不燃物の引き取りがないので ニオイがないように洗って捨てるようにしてします」(40代・個人事業主)

■「夏場はゴミに虫が発生してしまうことがあるので、水気を切り、こまめにまとめて捨てています」(30代・主婦)

汚れている資源ゴミなどは、しっかり洗っておくことが大切です。汚れが残っているとニオイの原因になったり、虫が寄ってきたり。収集日までの保管場所にも気をつけながら、こまめに捨てるようにすると安心です。

【みんながわかりやすい工夫を】

■「分別を間違えないように、しっかり分別表を見て確認してから捨てるようにしている」(40代・主婦)

■「分別するゴミごとにゴミ箱を用意して、それぞれにマスキングテープで違う印を付けて、分かりやすく分別できるように工夫しています」(30代・主婦)

■「自分だけがゴミを捨てるわけではないので、家族にも分別方法を周知するように注意しています」(30代・主婦)

自分だけではなく、家族もしっかり分別してゴミを捨てられるような環境を目指しましょう。もし迷うものがあったら、一度自治体に確認してみると、きっとその後は悩むことなく分別していくことができますよ。

まとめ

ゴミの分別は当たり前のことでありながら、曖昧な部分があったりして、個人の意識によってやり方が左右される場合があります。なんとなくでやっていたという方は、ぜひこの機会に自治体の案内やHPで今一度確認してみてはいかがでしょう。

地域によって分別の程度には差がありますが、基本的なポイントをおさえ、慣れてしまえば難しいことではありません。しっかりと地域ごとの決まりを守って、ゴミを出してくださいね。


アンケート実施期間:2017年8月9〜10日
対象:20〜50代の専業主婦、パート・アルバイト、正社員、派遣社員、個人事業主の女性の方
アンケート総数:50

分別のできるゴミ箱はこちらからも入手可能ですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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