IKEA製収納家具の転倒防止対策について/実は説明書通りの固定方法では日本家屋に合わない
先日、アメリカで「MALMチェストによる事故の裁判結果のニュース」が報じられていました。※1
私自身、現場に入っていて、家具の転倒防止対策には注意を払うべきと常々感じており、地震大国である日本、組み立て家具が主流になりつつある日本の社会でも大きく取り上げられて良い問題ではないかと思います。
組立でお伺いする際に、賃貸に入居されている方のほとんどは、退去時の規約や原状復帰の観点から壁に穴を開け金具と壁をつなぐ固定方法を拒まれます(本来1番好ましい固定方法です)。
その際は『突っ張り棒でもいいので、必ずお客様の方で対策は行ってください』と念を押したうえで作業終了のサインをいただきますが、後ろ髪を引かれる思いで退出します。
今回の記事では
・IKEA家具の転倒防止対策には、どんな方法があるのか?
・家具毎注意すべき点はどこなのか?
・効率的な固定方法
などをご説明していきたいと思います。
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