【リビングとバルコニーの境界線を探る】
今回、オフィスを住居にリノベーションするにあたって、まず最初に検討したのが、リビングの位置。ちょうど南東側に、大きな開口部と建物の間口全体に伸びた奥行き900mmのバルコニーがあったので、この位置に決定しました。
3階の居住空間は外部の空間が限られているため、家の快適性や利便性を向上させる上で、バルコニーの形状はとても重要になってきます。
奥行き900mmのバルコニーだと、とても使い勝手が悪く、テーブルや椅子も置けない「ただあるだけのバルコニー」になってしまいます。また、バルコニーを単に広げるだけでは、リビング空間が狭くなってしまいます。バルコニーに居住スペース+収納ゾーンを確保することを考えながら、リビングとの境界線を探っていきました。
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