「食器洗い」は面倒くさい…?主婦のホンネを聞いてみた【上手な食器の洗い方・前編】
家事のなかでも苦手とする人が多い「食器洗い」。単純な作業ですが、毎日のこととなるとやはり面倒なものです。さらに手荒れの原因になったり、汚れがなかなか落ちなかったりと、食器洗いがストレスになってしまうこともしばしば。日頃から食事の後片付けをしている主婦たちは、実際どんな思いで家族の食器を洗っているのでしょうか。
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毎日、食事のあとには「食器洗い」という家事が待っています。同じく台所仕事の料理は楽しくできても、食器洗いとなると、途端に面倒になることがあります。
今回は、普段から家族の使った食器の後片付けを担う20〜50代の主婦50人を対象にアンケートを実施。「食器洗い」に対する主婦の本音や悩みを聞いてみました。
食器の洗い方について意識すべきことや、主婦が実践する食器洗いをラクに済ませるコツもあわせてご紹介します。後片付けをパパッと終わらせてゆっくりくつろげるよう、ぜひ参考にしてみてください。
■目次
1. 主婦も苦手!「食器洗い」は面倒な仕事
2. 食器洗いは毎日やること。手荒れに悩む主婦が多数
まとめ
1. 主婦も苦手!「食器洗い」は面倒な仕事
はじめに、日頃から台所に立つ機会の多い主婦の皆さんが「食器洗い」についてどう感じているのか、アンケートで調査しました。
結果、食器洗いを苦手に感じている主婦は50人中44名。ネガティブな気持ちで食後の片付けをしている主婦が圧倒的に多いのです。
■「もともと食器洗いが好きではないので、たくさん洗い物があると、やる前からうんざりしてしまいます」(40代・パート)
■「夕ごはんを食べてリラックスしてしまうと、洗い物がめんどくさくなります」(30代・主婦)
やはり「やりたくない」というのが本音。料理や家族団らんの食事までは楽しくても、シンクに積まれた洗い物を見ると、現実に引き戻されてしまいます。
特に夕飯のあとは満腹感も重なって、ゆっくりくつろぎたいもの。しかし放っておいても、さらに億劫になるばかりか、汚れもこびりついてしまいます。
早めに片付けてしまったほうが無難なのはわかっていても、なかなか気が進まないという主婦が多くいました。
■「油でベタベタの食器が沢山あって、一度では汚れが落ちず、何度も洗い直しをしないといけない」(40代・主婦)
■「手がすぐに荒れてしまうから苦手。特に冬の食器洗いは辛い」(20代・パート)
食器洗いは単純な作業ですが、何かと苦労がつきものです。頑固な油汚れなども、食器洗いを遠ざけたくなる原因のひとつ。できれば触りたくないと思っている人がたくさんいます。
そして、汚れを落とすために洗剤やお湯を使うと、手荒れという問題も生じます。女性としては肌を綺麗に保ちたいですし、悪化してひび・あかぎれなどになると、食器洗いどころか日々の生活にまで支障をきたします。
■「疲れているときは、嫌だなぁと思うことがしょっちゅうあります。子供は自分の分を洗ってくれるようになりましたが、夫はまず無理ですね」(50代・主婦)
■「家事分担で『食器洗いだけは旦那』と決めていたはずなのに、いつのまにか自分で全部やることになっていて、腹が立つ」(30代・正社員)
家族がくつろいでいるなか、主婦が一切の片付けを請け負うというのがストレスになっている場合もあります。しかし家族で分担しようにも、それほどキッチンにスペースがあるとも限りません。
家族の協力も得られず、結局は主婦が一人でやらなければならないという状況が、食器洗いをよりイヤな仕事にしてしまっているのかもしれません。
2. 食器洗いは毎日やること。手荒れに悩む主婦が多数
■「手荒れ」に悩む主婦が続出
■「以前は荒れることがなかったけど、結婚して毎日家事をするようになってから手荒れが大変。毎日痛みと戦いながら洗い物をしている」(20代・正社員)
■「肌が弱いので アルコールフリーの洗剤を使っていますが、それでも荒れる時があります。最近はビニール手袋をして洗っています」(40代・個人事業主)
■「特に冬場ですが、洗浄力が高い洗剤は手が荒れて、ハンドクリームを塗っても追いつかないので困ります」(40代・主婦)
食器洗いに関する最大の悩みは「手荒れ」でした。50人中26名が、食器洗いによる手荒れを問題視しています。
基本的に食器洗いは毎日やる仕事。専業主婦であれば1日に3回以上、食器洗いをする人もいるでしょう。料理の準備や洗濯などの時間も考えると、主婦はかなり長い時間、水仕事をしていることになります。
そして汚れを落とすためには洗剤やお湯を使うので、食器洗いはお肌にかなりのダメージを与えます。ハンドクリームなどでケアをしていても手荒れが治らない、という声が多く挙がりました。
手荒れ予防で手袋を利用しているという人もいます。しかし手袋をつけると、汚れや洗剤が落ちたかわからなかったり、穴が空いてすぐに買い替える必要があったり。手荒れは改善したとしても、それはそれで食器洗いが面倒になるという意見がありました。
■主婦の本音は「とにかく面倒」
■「一番嫌いな家事です。洗い物の山をみるとげんなりしてしまい、やる気がなくなります」(30代・主婦)
■「ご飯を作り終わって食べ終わると気が抜けてしまって、夕食後の流しに立つのはとにかくおっくうです」(40代・パート)
家庭にもよりますが、掃除や洗濯は必ずしも毎日やる家事ではありません。対して、食器洗いは食事のたびに必ずやるべき家事。憂鬱になってしまうのも、仕方ないことなのかもしれません。
そもそも家事は“マイナスをゼロに戻す作業”と言われますが、そのなかでも特に、「食器洗い」は後片付けという側面が強いもの。達成感も得られず、せっかく洗ったお皿が汚れてしまうのもあっという間です。
キリがないため、「家事のなかで食器洗いがもっとも苦手」という声も決して少なくありませんでした。このアンケート結果には、主婦の日頃の苦労がはっきり滲み出ていると言えます。
■ストレスの要因が絶えない
■「賃貸物件なのでシンクや置き場所がとても狭いので困っています。もう少し広い物件にすればよかったです」(30代・主婦)
■「なるべく早く済ませられるようにテキパキと洗うようにしているが、家族分の食器を洗うとなると結構時間がかかる。シンクの掃除なども含めるとさらに時間がかかるが、短縮する方法がなくて困る」(30代・パート)
■「頑固な油を落とすのに時間と手間がかかりなかなか油が落ちない。急いで洗うと綺麗に汚れが落ちていないことが多い」(30代・主婦)
汚れたお皿などを綺麗にするという単純な作業ですが、ただでさえ面倒な食器洗い。キッチンの狭さや落ちにくい汚れもストレスの要因となります。
シンク周りの使い勝手は、食器洗いの効率に大きく関わります。シンクが小さいと洗うときの手間が増えますし、洗い上げるカゴが小さかったり配置が悪かったりすると、それだけで作業がやりづらく、時間もかかってしまうものです。
食事で使う食器のほか、保存容器やお弁当箱などプラスチック製の洗い物や、油で汚れた鍋などを洗うのも一苦労。そういったことを食事のあとに一人でやるのは、心理的にも大変な作業なのです。
まとめ
アンケートの結果、多くの主婦が食器洗いを苦手に感じていることがわかりました。毎日の食器洗いによる手荒れに悩む主婦も絶えず、もはや食器洗いそのものがイヤな仕事になってしまう傾向があります。
後編では、具体的に食器の洗い方について意識すべきことや、主婦が実践している食器洗いのコツについて紹介します。
アンケート実施期間:2017年6月2〜3日
対象:20〜50代の専業主婦、パート・アルバイト、正社員、派遣社員、個人事業主の方
アンケート総数:50
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