生ゴミの二オイ、悪化させてるかも?上手な処理方法からゴミ箱選びまで

毎日出る「生ゴミ」。ニオイや虫害の原因となることもよくあり、処理方法に困っている方も多いのでは? ニオイを封じ込めることも大切ですが、そもそもニオイの発生を抑える工夫も欠かせません。トラブルメーカーである生ゴミと上手に付き合っていくために、適切な処理・保管方法を学びましょう。

食事の準備をすると、当たり前のように生ゴミが出ます。もとは食品の一部であっても、ゴミであるからには何となく目を背けたくなるもの。しかし処理方法には注意が必要です。

特に夏場は、ゴミ箱から悪臭が漂ってくることもしばしば。やがてそれを嗅ぎつけてコバエがやってきます。他のゴミとは異なり、生ゴミは家庭において十分なトラブルの原因になりうる厄介なものです。

今回は20〜50代の主婦50人を対象にアンケートを実施し、生ゴミに関する悩みからキッチンのゴミ箱の選び方まで調査。避けては通れない、生ゴミの扱い方について考えてみました。

■目次
1. トラブル続出!生ゴミ処理はみんなの悩み
2. 生ゴミのお悩み 第1位はやはり「ニオイ」
3. 水分と温度に要注意。生ゴミの適切な保管方法とは?
4. 臭いものにはフタを!ゴミ箱には気密性が欠かせない
5. 避けては通れない…。上手な生ゴミとの付き合い方
まとめ

1. トラブル続出!生ゴミ処理はみんなの悩み

家で炊事をすると必ず出る「生ゴミ」。まずはその処理方法に関して悩みを抱える主婦がどれくらいの割合でいるのかアンケートをとりました。

結果、生ゴミの処理方法に悩んだ経験を持つ人は50人中38名。7割以上もの家庭で日頃から生ゴミによる問題が発生していることがわかりました。

■「毎日出るものだし、燃えるゴミに出すにも日にちが経ってしまったりするとニオイが気になるので」(20代・主婦)

■「ゴミ出しの日まで室内に置かなければいけない。そうすると室内で小バエが発生することが、特に夏場は多いため。」(30代・主婦)

生ゴミの大部分は、水分を多く含む食品廃材。基本的に「燃えるゴミ」として廃棄しますが、その収集日は週に2回という地域がほとんどです。となると日々の食事の準備で出る生ゴミは、3〜4日ほど自宅で保管しなければなりません。

■「三角コーナーに置いておくとヌメリが出たり、夏場はくさったりするのが悩みでした。」(40代・主婦)

■「昔、賃貸アパートに住んでいる頃は虫がひどくて、置き場所を何度も変えたり工夫したりして四苦八苦した。」(40代・主婦)

暖かい季節は特に生ゴミの問題が増えやすくなります。生ゴミの処理方法は家の衛生状態・清潔感にも関わるもの。いつも嫌なニオイがするような部屋では気持ち良く過ごせません。

生ゴミは当たり前に排出されるにもかかわらず、保管方法に気を遣わなければならないのが面倒なところです。

2. 生ゴミのお悩み 第1位はやはり「ニオイ」

普通のゴミと違って、何かと問題になりがちな生ゴミ。保管する際に気になることや、起こりがちなトラブルについても聞いてみました。

やはり、ダントツで多かった回答は「ニオイ」。50人中38名もの人が生ゴミを保管する際に「ニオイ」のことを心配していました。

■「あたたかい季節はニオイが一番気になります。水を切ってビニール袋に入れてからゴミ箱に捨てていますが、それでもニオイがするので困る」(30代・主婦)

■「隙間なく結んだり、袋を二重にしていてもニオイがしてしまうため」(20代・主婦)

■「マンションなのでゴミ出しの時にエレベーターで住人に会うと気まずいです」(30代・主婦)

思わず鼻をつまみたくなる嫌なニオイ。部屋全体に悪臭が充満することさえあります。困ったことにビニール袋に入れてしっかり口を縛ったつもりでも、生ゴミのニオイは漂ってきます。有機物が腐敗しやすい夏場はなおさらのこと。

■「梅雨や夏になるとコバエがいつの間にか増えて困ります。ゴキブリもたまに出てくるので、生ゴミを夜に台所に残さないようにしています」(40代・主婦)

■「長い間放置してしまうと虫が寄って来て困る。特にコバエがどこから来るのかわからないけど、1匹でもみつけたらイライラする」(40代・主婦)

■「害虫が出てしまうと、生ゴミを処分しただけではいなくならない。ゴキブリなどは繁殖をいつの間にかするし、ハエなどは捕まえきれず、他の部屋まで侵入してきて困る」(30代・主婦)

生ゴミがニオイを発するようになると、それを嗅ぎつけてわき始めるのがコバエ。鬱陶しいばかりか、それでも収集日まで生ゴミを保管しなければならないのは苦痛です。

コバエ程度ならまだしも、ゴキブリなどの害虫は苦手な人が多いはず。虫がいるようでは衛生面も心配です。家の中で安心して過ごすためにも、生ゴミの扱いには注意しなければなりません。

■「外に保管すると野良猫にあさられるのでキッチンで保管すると、とにかくニオイに困る」(40代・主婦)

■「ゴミの回収日までベランダにためているが、カラスがきてゴミ袋に穴をあけ、食い散らかしていく」(40代・主婦)

生ゴミを室内に保管するとニオイや虫が気になりますが、家の外に置けばカラスや野良猫、ネズミなどがゴミを漁りにやってくる場合があります。周りを散らかされてしまっては面倒事が増える一方。

■「ゴミ箱に入れていると、不衛生だなと思います。毎日ゴミ捨てしたいです」(40代・主婦)

燃えるゴミの回収が毎日あれば最も理想的。マンション住まいなどで常時ゴミ出し可能な場合は、こまめに集積所に出しているようです。

しかし多くの家庭では収集日まで自宅で保管するしかなく、日頃から生ゴミによるトラブルに悩みを抱える主婦はたくさんいるのです。

3. 水分と温度に要注意。生ゴミの適切な保管方法とは?

トラブルメーカーの「生ゴミ」ですが、実際に収集日までどのような方法で保管することが多いのかについても聞いてみました。

アンケートの結果、生ゴミは個別にビニール袋に入れ、他のゴミと一緒にキッチンのゴミ箱に捨てている場合が多いことが明らかになりました。直接キッチンのゴミ箱に入れている人もいます。

■「ある程度の水を切って、ビニール袋に入れてからゴミ箱に捨てています」(30代・主婦)

■「真夏だとコバエが寄ってきやすい面はあるが、そのままキッチンのゴミ箱に入れてしまえば一番ストレスがない」(30代・主婦)

■「新聞紙などに包んで、なるべくニオイがしないように気をつけています」(50代・個人事業主)

「その他」を選択した人のなかにも、ニオイ防止のために「ビニール袋を二重にしてキッチンのゴミ箱へ」と回答している人が数名いました。

また、ニオイ防止のビニール袋とともに、水切りのために古新聞紙を利用しているという意見も見られました。生ゴミ処理において水分をしっかり切ることは基本。できるだけ腐敗臭を抑えるためにもこの方法は有効です。

■「どうしてもニオってしまうので1日分まとめてビニール袋で密封し、生ゴミ専用のゴミ箱に入れている」(40代・主婦)

■「以前はそのままキッチンのゴミ箱に入れていたのですが、ニオイがすごかったので生ゴミ専用のゴミ箱を作りました」(30代・主婦)

■「ベランダにゴミ箱がおいてあり、一日の終わりにそこへ移して密封しておきます」(40代・パート)

生ゴミ専用のゴミ箱を用意しているのは50人中13名。その置き場はキッチンであったり、ベランダなど屋外であったりと様々です。ほとんどの人がニオイを気にして、生ゴミだけはゴミ箱を他のゴミと分別していました。

■「生ゴミをチルド室に入れて保管しています。私は超快適なのですが、夫が嫌がっていてせっかくのチルド室なのにゴミ用なんてもったいないとのこと…」(40代・主婦)

■「以前は三角コーナーを使っていましたが乾かないようなもの(魚の内臓など)や、ニオイが気になるものは冷凍することにしました。ニオイも気にならず快適です」(40代・主婦)

■「冷蔵庫のチルド室を生ゴミ専用にしています。半冷凍状態でゴミの日まで待機です」(40代・主婦)

少数派ではあるものの生ゴミを冷凍庫・チルド室に保管する人もいました。特にニオイが出やすい魚の生ゴミは冷凍している家庭が多いようです。

食品の腐敗を進める菌は10℃以下で活動が弱まります。生ゴミも元は野菜や魚などの一部であったことを考えれば、腐らせないために低温で保管しておくというのは合理的。処理方法に気をつけていれば、決して不潔ではありません。

しかし、やはり生ゴミは生ゴミ。これから食べるものと生ゴミを一緒に保管することについて抵抗を持つ人が多いことは、アンケートの結果を見ればよくわかります。冷凍庫などに入れなくとも、できるだけ温度が上がらないような場所で管理する必要があります。

このように生ゴミに対する悩みの第1位が「ニオイ」であるからには、その対策を徹底することが肝心。それぞれの家庭でいかにして腐敗を抑えるか、どれだけニオイを封じ込めるか、という点に尽力していました。

4. 臭いものにはフタを!ゴミ箱には気密性が欠かせない

多くの家庭では生ゴミをいったんビニール袋に入れて、キッチンや専用のゴミ箱に捨てています。次はそのゴミ箱に着目し、どんなものが選ばれる傾向にあるのか調査しました。

こちらは予想通り、ゴミ箱を選ぶ際に最も重要視されているのは「気密性・フタの有無」という結果に。50人中39名が条件の一つとして選びました。文字通り“臭いものにはフタを”と考える人が多いのです。

■「やはり生ゴミはニオイが気になるので、ぴったりとフタの閉まるものがよいです」(40代・パート)

■「生ゴミは様々な異臭を放ち、夏場は虫も寄せつけてしまうためです。フタをするだけでも、ニオイや虫は減ります」(30代・主婦)

■「ニオイや水分が漏れ出すのを防ぐためと、ベランダに置いているのでカラスなどによる被害を防ぐため」(40代・主婦)

ニオイを漏らさないという目的はもちろんのこと、虫や動物によるトラブルを防ぐためにも生ゴミを入れるゴミ箱には気密性・フタが重要。単にフタがあるだけでなく、しっかりと密閉できるようなゴミ箱が好まれています。

■「虫が来ないように密閉できるようにフタが付いていること。手が汚れないように足でフタが開け閉め出来ること」(40代・主婦)

■「汚れた手でフタを開けることになるので、フットペダルは必須です」(30代・主婦)

「気密性・フタの有無」と同時に「使い勝手」を意識して、足のペダルでフタを開閉できるものが良いという声もありました。やはり生ゴミは汚れもの、というイメージが強いことがうかがえます。

■「そんなに広いキッチンではないので、なるべく隅のほうに置けて目立たないサイズがいい」(20代・主婦)

■「マンションで置き場所に限りがあるからサイズが重要。ニオイも気になるので、しっかり密封できるものがいい」(30代・主婦)

■「気密性も大事ですが、一番は45リットルのゴミ袋にあったサイズのものを選んでいます」(40代・パート)

キッチンのスペースが狭いという家庭が多く、生ゴミ専用のゴミ箱を設置するのであれば「サイズ感」も気になるポイント。キッチンのゴミ箱と兼用している家庭では、それなりの量が入ることが条件となっています。

■「すぐに汚れてヌルヌルしたりするため、洗いやすく汚れにくいものを選びたい」(30代・正社員)

「洗いやすい」ということをチェックポイントにしている人もいました。生ゴミは水分が多く、気をつけて使っていても汚れてしまうもの。清潔を保つためにも洗いやすいものを選ぶのがオススメです。

5. 避けては通れない…。上手な生ゴミとの付き合い方

生ゴミはどこの家庭でも出るもの。ゴミの収集がある日まで、うまく処理・管理をしていく必要があります。最後に生ゴミの扱い方に関して、それぞれの家庭で実践している方法をまとめました。

【消臭効果あり? 新聞紙で水切りを】

■「生ゴミは、水をできるだけ切って袋の口を縛り、新聞紙でくるんで捨てています。新聞紙でくるむとニオイがあまりしません」(40代・主婦)

■「生ゴミを入れるゴミ箱はフタがしっかりと閉まるものを使用しています。生ゴミは新聞紙にしっかりとくるんでビニール袋に入れて、ニオイが漏れないように気を付けています」(30代・主婦)

■「新聞紙をこまめに活用しています。ニオイを消す作用があるように思います」(50代・個人事業主)

生ゴミの腐敗を進める原因の1つは水分。できるだけ事前に水を切った上で、生ゴミを新聞紙で包みビール袋に入れます。少々手間は増えますが、こうすることで水分が新聞紙に吸収されてニオイの発生が弱まります。

実は新聞紙のインクには消臭効果があると言われています。コメントを見ると実際にニオイが緩和されるのを体感している人もいます。

今まで生ゴミをそのままビニールに入れていた方は、ぜひお試しください。新聞紙を折って作った箱に生ゴミを入れるという手もアリです。

【消臭剤やコーヒーの出しがらでニオイ防止】

■「ゴミ袋の一番下に新聞紙を敷いてニオイや水分を吸わせるようにしているのと、コーヒーの残りかすをいれて消臭している」(40代・パート)

■「消臭剤を入れたり、コーヒー豆のカスなど消臭効果のあるものを一緒に入れたりしています」(40代・個人事業主)

■「キッチンのゴミ箱には芳香剤と防虫剤を使っている。三角コーナーの生ゴミや料理で出た食品クズは、専用の小さなゴミ箱に入れて冷蔵庫に保管している」

コーヒーの出し殻も、身近な消臭剤として知られているもの。ドリップコーヒーを飲む家庭では、生ゴミと一緒の袋に入れるようにして活用しましょう。掃除に役立つ重曹の粉末を生ゴミにかけるのも、ニオイ防止には有効です。

もちろん市販されている消臭剤を使うという手もあります。コバエが寄ってくるのを防ぐためには、防虫効果も要チェックです。

【袋を一度閉じたら開かない!】

ほとんどの家庭で生ゴミを入れるゴミ箱は気密性の高いものが選ばれ、ビニールの口もしっかり閉じる、というニオイを漏らさない対策がされています。しかしそれがむしろ「悪臭」を生む原因になっている可能性があります。

生ゴミが発するニオイの正体は、主に腐敗臭。微生物(菌)が繁殖し、有機物を分解する際にニオイが出ます。水分をなくす・温度を低く保つことで微生物の増殖や腐敗は抑制されますが、ニオイがまったく出ないわけではありません。

有機物を分解する微生物には2種類あり、酸素がある場所で活発に働く好気性微生物と、酸素がない場所のほうが活発になる嫌気性微生物がいます。生ゴミを堆肥に変えるコンポストも、これらの働くによるもの。

そこで問題となるのがニオイの質。実は嫌気性の微生物は分解する際に「悪臭」を放つ、という性質があるのです。好気性でもニオイは発するものの、嫌気性のそれに比べれば穏やか。

生ゴミをにおわせないためにビニール袋の口をしっかり閉じたはずが、実際には嫌気性微生物の働きを促進し、余計に生ゴミ特有の「悪臭」を強めているかもしれません。

■「フタをするとかえって腐敗が進むので、フタをしないで開放的にしてます」(40代・主婦)

■「フタをしてしまうとかえって腐敗が進むのでしません。靴の箱を使っています(汚れたら新しいものに変えるだけで済むので)」(40代・主婦)

このように、悪臭が嫌気性の微生物によるものだと知って、生ゴミがあえて空気に触れるようにしている人も、数名ですがいました。

とはいえ、決してニオイがなくなるというわけではありません。悪臭を部屋に広げないためには、一度ビニールの口を閉じたらニオイが漏れないように徹底することが重要です。

まとめ

調理をすると生ゴミは必ず出てしまうもの。日頃から多くの主婦が生ゴミのニオイや虫による被害をなんとかしたいと感じています。

思わず鼻をつまみたくなるニオイを改善するために、生ゴミを入れるゴミ箱には気密性が求められています。しかし、単にニオイを封じ込めるだけでは十分とはいえません。

水分を切ったり、温度が上がりにくい場所に保管したり。可能な範囲でニオイを発生させない工夫をすることで、生ゴミによるトラブルは減らしていけるのです。


アンケート実施期間:2017年5月10〜11日
対象:20代〜50代の専業主婦、正社員、派遣社員、パート・アルバイト、個人事業主の方
アンケート総数:50

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