おっと、今何時だい? 「時そばなねこ」/にゃんと!ねこむかしばなし

嘘つくと鼻が長くなる男の子、最強の戦国武将、天竺を目指す一行などなど、誰もが知っている物語の人たち。昔懐かしい物語にねこ...

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今何時だい? / (C)ぱんだにあ/KADOKAWA

嘘つくと鼻が長くなる男の子、最強の戦国武将、天竺を目指す一行などなど、誰もが知っている物語の人たち。昔懐かしい物語にねこが登場したら…?

誰もが知っている物語にねこが加わり、新たな展開になっていく癒やし系ストーリー『ねこむかしばなし』の続編『にゃんと!ねこむかしばなし』から、思わずニコニコしてしまうお話をお送りします。昔読んだ話を思い出しながら、見ると新しい発見があるかも…。

※本作品はぱんだにあ著の書籍『にゃんと!ねこむかしばなし』から一部抜粋・編集しました

◆徒然草とねこ

【画像を見る】徒然草とねこ / (C)ぱんだにあ/KADOKAWA

■◆元となったむかしばなし
徒然草
徒然草は吉田兼好が書いたとされる随筆です。
清少納言の『枕草子』や鴨長明の『方丈記』と並び、日本三大随筆の一つと評価されています。随筆というのは自身の経験や考えから思いついたことを書き記したものを指しますので、今で言うところのエッセイかもしれません。
また、著者自身も徒然草の冒頭にて教科書などにも載っている有名な書き出し「つれづれなるままに、日暮らし、硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ」、意訳しますと「暇であることを活用し、一日中、硯を擦りながら心に浮かんだことをなんとなく書き記していけば、ふつふつと活力がうまれてきた」と書いています。

◆時そばなねこ

時そばなねこ / (C)ぱんだにあ/KADOKAWA

■◆元となったむかしばなし
時そば
日本の江戸時代のお話。あるところに屋台のそば屋がありました。
だいたい9時を回ったころ、そこに一人の男が来店します。男がお勘定を始めました。合計16文の支払いでしたが、男が言うには細かいお金しか持ち合わせていないので間違えないように一緒に数えてほしいというのです。男が数えます。「1つ、2つ…、7つ、8つ、そういえば今何時(なんどき)だい?」「はい、9つです」「10、11、12…」。こうして男は1文ごまかすことに成功しました。
それを見ていた別の男が自分もそれを試したいと意気込みます。別の日、だいたい4時を回ったころ、その男はまったく同じことを店主に行います。「1つ、2つ…、7つ、8つ、そういえば今何時だい?」「はい、4つです」「そうかそうか。5つ、6つ、7つ…」。

著=ぱんだにあ/『ねこむかしばなし』(KADOKAWA)






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