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え、持ってないの!? 焚き火&BBQがさらに楽しくなる必需品、教えます

焚き火や調理、BBQなど、何かと火を使う場面が多いキャンプ。うっかりヤケドをしてしまったらせっかくの楽しい時間が台無しになってしまいます。そこで今回は高熱から手を守る耐熱グローブをピックアップ。キャンプのプロに実際に使用してもらい、さらに耐熱性テストを行って、おすすめの14商品をランキングしてみました。

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>※情報はthe360.life2021年4月30日配信時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。

キャンプの必須アイテム!「耐熱グローブ」って何?

耐熱グローブはキャンプの必須アイテム。焚き火から手を守ったり、調理時にダッチオーブンやスキレット、トングなど熱くなった器具を掴んだりするための手袋です。キャンプ以外では溶接作業などにも耐火グローブは用いられます。

耐熱グローブは軍手で代用できないの?

キャンプで一般的な軍手を使う人も多いようです。しかし軍手の中には耐熱性が低い物もあり、滑り止め付きは樹脂が熱で溶けて火傷する場合があるので注意が必要です。

アドベンプロダクツ代表

義村貞純 氏

コットン製の軍手ならばまだいいのですが、熱で溶けてしまう素材の軍手だと最悪の結果に!高温で溶けた素材が皮膚に張り付き重度の火傷になってしまうことも。手袋だけでなく、化繊のジャケットや靴なども火がつくと大火傷になるケースもあるので注意しましょう。

耐熱グローブはケガ防止にもなる

厚手生地なのでキャンプでのケガ防止にもなります。たとえば薪を割るための手斧は刃先が鋭いため、ちょっと触れただけで手を切ってしまいますが、厚手のグローブを着用してケガの危険性を減らすことができます。

なお刃物を扱う目的で購入する場合は商品説明に「防刃」「耐切創」などが記載されているものを選ぶ必要があります。

アドベンプロダクツ代表

義村貞純 氏

耐熱グローブは、耐熱、防刃グローブは防刃というように、使い分けるのがベストですが、キャンプでは限られた持ち物で兼用するのが普通ではないでしょうか? 個人的にはキャンプだと革製のグローブが応用範囲が広いと感じています。

耐熱グローブは素材によって耐熱性が異なる

耐熱グローブは主に牛革やアラミド繊維といった素材でできています。それぞれの特徴を見ていきましょう。

牛革

耐熱グローブの多くは牛革で作られています。使用前は硬くてフィット感が悪いのですが、使い込むほどに柔らかさを増し、手に馴染むようになります。

どのぐらいの耐熱性があるのかと言えば、一般社団法人 日本皮革産業連合会(JLIA)によれば、革が変形しない耐熱温度は120℃。しかし革の含有水分量が革あると、この温度が下がるといいます。

参考:

また牛革製の場合は、太陽光による変色や、摩擦や水による色落ちがあるので注意が必要です。

アラミド繊維

いわゆる高機能繊維と呼ばれるもので、高い耐熱性や難燃性を持ちます。400℃を超える耐熱性を持つ商品も珍しくありません。

またパラ系と呼ばれるアラミド繊維は強度、防弾、防刃性に優れ、自動車のブレーキパッドや防弾チョッキにも採用されています。

アドベンプロダクツ代表

義村貞純 氏

溶接したり、鋳造するのではなく、料理などの焚き火での使用ならば、スタイルで決めてもいいかもしれません。例えば、靴が革靴ならば革製、ハイテクスニーカーならば、アラミド繊維をチョイスでもいいと思います。今回のランキングは、昨今の流行傾向を想定しているので、若干、革製が優位になっています。

耐熱グローブのサイズは?

耐熱グローブにはロングタイプとショートタイプの2種類があります。

タイプ1:ロングタイプ

肘付近まで覆ってくれるグローブです。防火性に優れ、火の粉が飛ぶ焚き火などでの使用におすすめです。ただし蒸れやすく、着脱が面倒というデメリットがあります。

タイプ2:ショートタイプ

手首までをカバーするグローブです。コンパクトで持ち運びに便利。また手や指を動かしやすいので細かい作業に向いています。

ただしロングタイプに比べて腕を守る範囲が狭いので、うっかり腕に熱いものが触れたり、火の粉が飛んできたりしたときにはヤケドする危険性があります。

アドベンプロダクツ代表

義村貞純 氏

個人的には火傷よりも、火の粉でウェアやギアに穴が空くのを気にします。例えば、冬キャンプで大事な高価なダウンジャケットを羽織りながら薪ストーブを作業する、なんて時には、防御力が高いロングタイプもいいかもしれません。

今回実施した耐熱グローブの検証テストはこちら

耐熱グローブでもっとも大切な「耐熱性」を調べるために、今回は2つのテストを実施しました。

検証1:耐熱テスト

LAB.360(ラボドットサンロクマル)の松下和矢室長の監修の下、温度センサーを使った耐熱テストを行いました。耐熱グローブを着用した状態で300℃に熱したスキレットに触れると、内側はどのくらいの温度になるのか、すべての手袋で計測しました。

1:準備

手の形をした板(写真左端)を準備して3本の指に温度センサーを固定。スキレットは300℃まで熱します。

2:スキレットに手袋を乗せる

センサーを挿入した手袋をスキレットに載せ、錘で指先を固定し計測開始。

3:計測開始

0~10秒までの温度上昇の変化を記録。グラフ化しました。

商品は以下のとおりです。

1:スノーピーク
2:一期一会
3:Lixure
4:VBESTLIFE
5:Outdoor Living Feliz
6:Vgo
7:福徳産業
8:東和コーポレーション
9:キャプテンスタッグ
10:ユニフレーム
11:B&M
12:ミドリ安全
13:Dellepico
14:M∞MICRA MOKO

興味深いのは製品によって上昇のカーブが異なること。短時間で熱くなってしまうものがある一方、温度が急上昇しにくいものがあることが分かりました。

ランキングでは10秒時点の温度で、以下のように採点しました。

・90℃以上…9/15点
・80℃以上…11/15点
・70℃以上…13/15点
・70℃未満…15/15点

検証2:感応テスト

監修の義村氏に手袋をはめた状態で、実際に高温の物に触れてみて、どのくらい耐えられるかを調べました。

アイロンの温度を200℃に設定。義村氏に指先を当ててもらい、何秒耐えられるかをストップウォッチで計測。その結果を以下のように配点しました。

・5秒未満…9/15点
・5秒以上…11/15点
・7秒以上…13/15点
・9秒以上…15/15点

アドベンプロダクツ代表

義村貞純 氏

かなりの力で押し当てたので、同じ商品で実験すればもう少し我慢できる人もいるとは思いますが、かなり頑張ったほうです。

以上2つのテストの結果は、ランキング各商品の採点結果をご覧ください。

耐熱グローブ14製品を比較!採点基準は?

今回、耐熱テストや感応テストのほか、フィット感や機能性、コスパなどの面からもチェックしました。

採点方法と基準は、以下のとおりです。

項目1:耐熱性

上記の実験の結果から、耐熱性テストと感応テストの2つのポイントでそれぞれ評価を行いました。配点は各15点、合計で30点と設定しました。
(耐熱性テスト 配点:15点)
(感応テスト 配点:15点)

項目2:フィット感・操作性

フィット感や操作性は以下のポイントで採点しました。

・着用したときにしっかりと手にフィットするかどうか?
・着用した状態で物をつかみやすいか、細かい作業が可能かどうか?
・着脱はしやすいか?

義村氏にはすべての商品を実際に着けてもらって、3つのポイントをチェックしてもらいました。なお今回は監修・義村氏の手のサイズに合わせてフリーサイズ以外はLサイズを集めました。
(配点:30点)

項目3:機能性・作り

しっかりと腕をカバーすることができるか。この点ではロングサイズが高得点になります。また縫製はしっかりとなされているか? 傷みやすい部分に補強がなされているかなど、細かい部分の作りをチェックしました。
(配点:30点)

項目4:コスパ

1~3の結果と価格を比較し、お買い得商品かどうかをスタッフと義村氏で判定しました。
(配点:10点)

それではいよいよランキングスタートです!

操作性とフィット感で一推しの「キャプテンスタッグ」

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)
アウトドア キャンプ BBQ ソフト レザーグローブ
実勢価格:1900円(Lサイズ)、1823円(Mサイズ)他

素材:牛革
サイズ:全長260mm、中指の長さ80mm、手の平まわり245mm

▼検証結果

第1位に選ばれたのはキャプテンスタッグの「レザーグローブ」。通販サイトでベストセラーを獲得した商品です。

1位の決め手はなんといってもフィット感と操作性の良さ。牛革製でソフト仕上げになっているためとても柔らかく、物をつかみやすいです。熱くなったシェラカップを持ったり、BBQの串を回したりと細かい作業にも向いています。

裏地(内側)には綿生地を使用。着用したときの肌触りが良く、柔らか仕上げなので、物を握りやすくなっています。

S、M、Lと3サイズがあり、自分の手にフィットするものを選べるのも高評価。「指先がブカブカで……」といった不便さに悩まされることがありません。

ただテストでは思ったほどの耐熱性はなかったのが残念。それでも100~150度程度のものを持つには問題もありません。またレビューでは表面繊維がはがれやすいというものがいくつか寄せられていました。

アドベンプロダクツ代表

義村貞純 氏

キャンプでの応用力を高評価しました。革がソフトで操作性がいいので、ペグを打つ、薪を割るなどのときにも使い勝手がいいと思います。逆に空焚きしたダッチオーブンやスキレットをこのグローブだけで操作するのは役不足かもしれませんが、そもそもそういう時はリッドやリフターなどを使ったほうがより安全だと思います。

耐熱性抜群!手袋の専門メーカー「東和コーポレーション」

東和コーポレーション
EXTRAGUARD TAKIBI EG-013
実勢価格:1141円(フリーサイズ)

素材・材質:牛床革 裏地/純綿 当て/牛表革
サイズ:F(全長:27.0cm *±1.0cm、中指の長さ:8.3cm *±0.3cm、手のひらまわり: 13.0cm *±0.5cm)

▼検証結果

2位は「EXTRAGUARD TAKIBI」。決め手は耐熱性の高さでした。キャンプやアウトドア用以外に、日曜大工や園芸、土木・建築業、溶接業など、あらゆる目的で使える耐久性の高い3本指のグローブです。

東和コーポレーションは手袋の総合メーカーで、耐熱用や耐油用、耐切創用など特殊作業手袋にも実績があり、品質はかなり高いと言えます。

素材には高グレードの上質牛床革を採用。十分な厚みと柔らかさが特徴です。オイル加工が施されているので使用初回から柔らかく扱いやすい。また水濡れもOKで、繰り返し洗って使うことができます。

繰り返しの使用で劣化やすい親指股は黒銀(表革)で補強。内側は汗でのベタ付きやイヤな臭いを軽減する純綿加工になっています。

ただレビューでは「3本指なので使いづらい」という人もちらほら。今回編集部に届いたものは3本指でしたが、作業性重視で操作しやすいものがいいという人へのおすすめ商品は、同社の下記のグローブ。

※画像はAmazonより

東和コーポレーション
EXTRAGUARD TAKIBI EG-012
実勢価格:1119円

アドベンプロダクツ代表

義村貞純 氏

手袋メーカーが作った焚き火用モデル。1位商品との差は、Fサイズのみの展開で、サイズが合えば、すごくいい製品だと思います。5本指モデルは、

もあります。

コスパに優れたストラップ付「Lixure」

Lixure
耐熱手袋 プレミアム
実勢価格:1690円

素材:純牛革(表)、100%綿(裏)
サイズ:フリー(長約40-41cm 幅約12-13cm)

▼検証結果

第3位の「Lixure」はロングサイズとしてはやや短めのタイプ。ただし価格は同じようなロングサイズ商品に比べ半分以下とコスパに優れています。

商品解説では「溶接用手袋」となっており、耐熱性抜群。キャンプ、BBQ、薪作業用などの用途も推奨されています。

裏地は綿。通気性重視で作られています。水分や汗を革の毛穴から排出でき、蒸れにくいのが大きなメリットです。

他商品と異なるのがストラップ。使い終わったら簡単にフックにかけることができます。機能性にも優れた商品と言えます。

アドベンプロダクツ代表

義村貞純 氏

どうしてもロング!という場合の実用コスパ重視ならばコレかな。僕の手のサイズでは操作性が良かったのが高評価になっています。女性など手のサイズが小さい場合はブカブカかもしれません。

作りがしっかりしている「Outdoor Living Feliz」

Outdoor Living Feliz
耐熱グローブ
実勢価格:1799円

素材:牛革
サイズ:縦35cm、横17cm
重量:340g

▼検証結果

第4位は「Outdoor Living Feliz」の耐熱グローブ。オレンジとイエローの2色展開です。

この商品は耐熱テストと観応テストの結果が開きましたが、耐熱性能は比較的高いと言えます。

裏地はサラッとした生地で、蒸れにくくなっています。

アドベンプロダクツ代表

義村貞純 氏

自分は、平均より比較的大きい手のひらだと思うのですが、若干上位商品に比べると親指のブカブカが気になりました。作りはしっかりしています。

肘下までしっかり守りたい人向け「ユニフレーム」

ユニフレーム(UNIFLAME)
キャンプグローブロング
実勢価格:4500円

素材:材質:牛革
サイズ:長さ約450mm

▼検証結果

第5位はユニフレームの「キャンプグローブロング」。決め手はしっかりと肘下までカバーする丈の長さ。45cmのロングサイズで、大人の男性でも余裕で肘下をカバーすることができます。カラーは現在ブラック1色のみです。

熱いダッチオーブンを持つ、焚き火に薪をくべるなど、腕を熱などから守りたい時に。しっかりヒジ下までカバーするロングサイズで、不意なヤケドを防ぎます。大人の男性でも肘まで覆う余裕の長さになっています。

手を左右入れ替えても使える「スノーピーク」

スノーピーク(snow peak)
キャンパーズミトン UG-024
実勢価格:4160円

材質:牛革、綿、ポリエステル
サイズ:220×260mm
重量:230g

▼検証結果

同点5位は「スノーピーク」。キッチンミトンと焚火グローブを掛け合わせたキャンパーズミトンです。

3本指なのでさすがに操作性には欠けますが、手を左右入れ替えても使えるのが非常に便利。開口部は斜めにデザインされており着け外しもスムーズです。

耐熱性は感応テストで8秒を記録し、高得点を獲得しました。耐熱テストも10秒後が83.6℃となかなかの成績。比較的耐熱性能が高い商品だと言えます。

アドベンプロダクツ代表

義村貞純 氏

5位はどちらも大手一流アウトドアメーカー。作りはかなりしっかりしています。上位商品よりもお値段も立派な点が評価を下げています。ただ、スタイルによっては革手のあの黄色って、浮く場合もあるかと思います。ユニフレームの黒は、合わせやすくお洒落になると思います。一方スノーピークの製品は茶色で同メーカーのテントなどとも合わせやすいかと。スノーピークはキャンプでのいろいろな作業をするというよりは、家庭での鍋つかみのように、着脱をスピーディーに行う製品かと思います。

とにかく安さが魅力の「Dellepico」

Dellepico
本牛革 耐熱グローブ
実勢価格:898円

材質:牛革、綿
サイズ:24 ×13cm
重量:300g

▼検証結果

第7位は「Dellepico」。価格が千円を切り、家族全員分揃えることもできるお得な商品です。

耐熱性や操作性は値段相応で、標準クラスです。

編集部に届いたものはまったく問題ありませんでしたが、レビューでは「縫製が雑」、「マジックテープが外れた」などの不具合も報告するものもちらほら。ただアフターサービスがあり、不具合などに対応してくれるので、その点は安心です。

アドベンプロダクツ代表

義村貞純 氏

ステッチがあって着脱しにくいと感じました。ただし着用時のリスト部のフィーリングは最高。キャンプでいろいろな作業をするのに使えると思います。お値段が安いのでガンガン使えるのもいいと思いますし、グループで1つではなく、2つ揃えるなんていうのもいいですね。

ダントツの耐熱性を誇る「ミドリ安全」

ミドリ安全
耐熱手袋W M-AR101 L 1双入
実勢価格:924円

材質:外側/100%メタ系アラミド、内側/コットン、ナイロン、袖口部分/ポリエステル、ゴム
サイズ:S、M、L

▼検証結果

第8位は「ミドリ安全」でした。

耐熱温度が370℃のアラミド繊維を使った手袋で、耐熱テストは72.46℃、感応テストは16秒とダントツ。耐熱性だけを求めるなら1位に推せる商品です。

アラミド繊維に関しては、耐熱性以外に耐切創性もチェック。

実際にナイフを入れてみると、表面は切れてしまいましたが、内部が二重構造になっており、内側は切れませんでした。

ちなみに一般的な軍手は上の写真のように簡単に切れてしまいます。

サイズはやや大きめなので、ジャストフィットを望む人はワンサイズ小さいものでも良いかもしれません。

アドベンプロダクツ代表

義村貞純 氏

耐熱性は非常に優秀ですね。ただ表面が滑りやすく、操作性や機能性で減点させていただきました。キャンプでは、一見安い、軍手っぽく観えてしまうのも減点材料にしましたが、性能は良いです。ソロキャンプで荷物を軽量、コンパクトにしたいけど、鉄板だけは妥協したくない! なんて方にオススメです。

耐熱性だけでなく耐切創性にも長けた「福徳産業」

福徳産業
耐熱手袋
実勢価格:2860円

素材:アラミド繊維
サイズ:全長約23cm、手の平回り約20cm、中指の長さ約7.5cm

▼検証結果

第9位は同じくアラミド繊維の「福徳産業」。炎や熱でも着火せず、燃え上がらず、溶融して肌に付着する心配もありません。耐熱テストでは性能がやや低く出ましたが、感応テストでは8位商品と同じく優れた耐熱性を確認できました。

特筆すべきは耐切創性の高さ。本来耐熱グローブなのでそれほどの耐切創性は求めてもしょうがないのですが、このグローブはナイフを入れても多少解れるだけで切れませんでした。しっかりと手を守ってくれるグローブと言えます。

なおワンサイズなのでフィット感については減点、お値段がやや高めなのもマイナスポイントになりましたが、かなり優れた商品です。

アドベンプロダクツ代表

義村貞純 氏

焚き火の楽しみ方が、ブッシュクラフトなどで、ナイフや斧、ナタなどを多用する場合には、こちらのモデルがいいかもしれません。

牛革ながら千円を切るコスパの良さ「M∞MICRA MOKO」

M∞MICRA MOKO
耐熱 牛革 手袋 耐久質高グローブ
実勢価格:999円

素材:牛革、綿
サイズ:フリー(長23cm×幅13cm)
重量:199g

▼検証結果

第10位は「M∞MICRA MOKO」。牛革素材ながら千円を切るコスパに優れた商品です。耐熱性も合格点。ただやや素材が硬いのが気になりました。革製なので使い込めば手に馴染んでくると思います。

レビューでは格安商品にもかかわらずおおむね高評価なものが多く見受けられました。

アドベンプロダクツ代表

義村貞純 氏

7位商品と似た構造です。若干、上位商品のほうが手の甲や指先のフィット感がよいように感じました。

通気性に優れた「一期一会」

※画像はAmazonより

一期一会
耐熱 手袋 キャンプグローブ
実勢価格:1299円

素材:牛革
サイズ:長さ24.5×幅12

▼検証結果

第11位は「一期一会」の耐熱グローブ。

耐熱テストはやや低調な結果が出ましたが、通気性に優れお買い得な商品です。

アドベンプロダクツ代表

義村貞純 氏

またまた、7位商品と似た構造のグローブです。個人的には、キャンプの時は素手が多く、ベルクロで締めるタイプのグローブは、脱着が面倒になるので好みではありません。アウトドアメーカーのユニフレーム、キャプテンスタッグ、スノーピーク製品がどれもベルクロ留めがないのは、そういうユーザーが多いからなのかもしれません。逆に、キャンプの間はほとんどずっと手袋をしているというスタイルの方や寒い時期のキャンプは、今回ランキング下位でもベルクロで締められるほうがいいかもしれません。

コスパに優れ気軽に使える「B&M」

B&M
BBQ 本牛革耐火・耐熱グローブ
実勢価格:1390円

素材:牛革、アクリル綿
サイズ:長さ約24×幅約13cm

▼検証結果

第12位は「B&M」。11位に比べて価格が高いですが、こちらもお求めやすい商品です。

耐熱性では「熱の伝わり方が悪くない」と義村氏の評価。ただし脱着時に中の裏地が取れそうなのが気になりました。

アドベンプロダクツ代表

義村貞純 氏

フィット感や耐熱性能などは悪くないのですが、断熱素材の耐久性に難あり。指先の断熱素材は、ハードに使うと剥離すると思います。丁寧に使う方向け。

10セット入りで驚きの価格の「Vgo」

Vgo
10双入 牛床革 外縫 作業皮手袋
実勢価格:2090円(10セット入り)

素材:レザー
サイズ:L(手の平周り228-235mm/中指82-84mm)

▼検証結果

第13位は「Vgo」の10セット入り耐熱グローブ。お得感ではナンバーワンです。驚いたのが耐熱テスト。全商品中もっとも温度が低く、10秒後でも65.93℃を記録。耐熱性に優れた商品だと判明しました。

ただ生地が分厚いので、フィット感や操作性は低得点となりました。また裏地がないなど作りもそれなりですが、消耗品として使えば気にならないと思います。

アドベンプロダクツ代表

義村貞純 氏

固さがあるので隙間ができたんじゃないかな? と思うテスト結果ですが、サイズ展開もあって、1枚あたりの単価だと209円という高コスパ商品。グループキャンプなどでは、ふたりでBBQグリルを動かす、重たい鉄板を動かす、などはよくあるシーンです。複数枚あるとキャンプだけでなく、日常でも積極的に使えるのでオススメです。防災用バッグにも1枚忍ばせておくとよいでしょう。ちなみに2枚重ねは、困難でした。左右専用のデザインですので、右手を2枚持ってきちゃった!なんて失敗のないように!

アルミ箔素材の「VBESTLIFE」

VBESTLIFE
保護手袋 溶接用手袋
実勢価格:2849円

素材:アルミ箔
サイズ:全長/約38cm、手の部分の幅/14cm
重量:約217g

▼テスト結果

第14位は「VBESTLIFE」。ラインナップ中唯一のアルミ箔素材です。

耐熱性は思ったほど高くなくありませんでした。とくに感応テストの結果が低調なのが気になりました。

アドベンプロダクツ代表

義村貞純 氏

ひと時代昔の宇宙飛行士!? って感じが似合うキャンプスタイルならばいいかもしれません。

以上、耐熱グローブのランキングでした。

ぜひ、お買い物の参考にしてみてくださいね!

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