これなら初心者にも大丈夫!育てやすい観葉植物の選び方・育て方と素敵に見せるコツ

リビングやベッドルームにちょっとした緑があると暮らしも豊かになりますよね。そんな観葉植物を家の中に取り入れようと思っても、初心者にとって、なにを選べばいいのかわからないという悩みはきっとあるはずです。今回は、そんな悩みを抱えている人にも、育てやすく、インテリアにピッタリな観葉植物の種類と、グリーンを取り入れたインテリアのコツをいくつかご紹介します。

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【目次】
・育てやすい観葉植物を選ぶコツとは
・日陰に強い観葉植物
・シュロチク
・モンステラ
・シェフレラ(カポック)
・水やりを頻繁にしなくてもよい植物
・アロエ
・ゴムの木寒さに強い観葉植物
・ガジュマル
・ストレリチア
・ポトス
・乾燥に強い観葉植物
・ユッカ
・アイビー
・素敵に見えるアレンジメント
・トラブルの時は?
・なんだか元気がない
・葉焼けを起こした
・害虫が発生した
・難しいと思っているあなたへ

育てやすい観葉植物を選ぶコツとは

初心者にも育てやすい観葉植物を選ぶ際、いくつかコツがあります。

まず、あまり光を必要としない植物を選びましょう。忙しい現代人にとって、日中日当たりのよいところに出し、夕方また室内に入れるという作業は、なかなか手がかかるため難しいものです。また、防犯上の理由や部屋の眩しさから、昼間もレースカーテンを閉めている家も多いことでしょう。

都心部では、住居の立地上の問題から、そもそも日当たりの悪い住環境の人も少なくないはずです。なので、直射日光が入らない明るめの日陰や、ある程度蛍光灯の光だけでも育つ観葉植物を選ぶとよいでしょう。

さらに、水やりの際、受け皿から水が溢れ出し、あとで掃除が大変になってしまったというトラブルもよくあります。そんなトラブルを避けるために、水やりをそう頻繁にしなくてもよいものを選ぶと余計なストレスが掛からなくて済みます。

また、冬場はどうしても室温が下がりがちですが、働いているなどの理由で昼間家を留守にしていると、温度管理が行き届かないこともあります。そんな家には寒さに強い植物を選ぶとよいでしょう。また、空気が乾燥するので乾燥に強い植物を選ぶのもおすすめです。

具体的には、多肉植物やドラセナ、ガジュマル、パキラ、アイビーといったものがオススメです。

日陰に強い観葉植物

光線にあまり当てられない環境で育てるのにぴったりな観葉植物をいくつかご紹介します。

シュロチク

シュロチクは、漢字で書くと「観棕竹」で、一見竹の仲間に見えますがヤシ科の植物です。花言葉は「思慮深い」「向上心」で、そのフォルムは和の空間にも洋の空間にもよく映えます。

半日陰を好み、カーテン越しの光でも充分に育ち、耐陰性にも優れています。また、春から秋にかけては土が乾いたらたっぷりと水をあげるとよいでしょう。

また、寒さにも強く、最低気温0℃でも冬を越すことができます。風に弱いので、エアコンや扇風機の風が直接当たらないようにしましょう。

モンステラ

サトイモ科のモンステラは、ハートの形をした葉に切れ込みのようなものがあるのが特徴的な植物です。アメリカの熱帯地方が原産で、花言葉は「うれしい便り」「壮大な計画」「深い関係」です。

明るい日陰~半日陰を好み、直射日光を嫌います。高温多湿を好む性質がありますが、暑すぎると蒸れてしまうことがあるので気をつけましょう。暗いところに置いても枯れることはありませんが間のびするので注意が必要です。室温は5℃以上あれば冬を越すことができます。

水やりは、春から秋にかけては土の表面が乾いてきたら水をたっぷりと与えます。冬場は乾燥気味にするとよいでしょう。

シェフレラ(カポック)

台湾や中国南部原産のウコギ科の植物シェフレラ。花言葉は「とても真面目」で、8~9枚ほどの葉が輪王状になっているのが特徴です。とても強靭な性質を持ち、どんな環境でも適応しますが、日に当てることで葉と葉の節間がつまりより丈夫な株に育ちます。冬の寒さにも耐え、最低気温が5℃以上あれば越冬します。

水やりは、生長期の春から秋にかけては土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。冬はやや乾燥気味にするとよいでしょう。

水やりを頻繁にしなくてもよい植物

水やりの手間が省けることで、より手軽に観葉植物を楽しむことができます。

アロエ

医者いらずとまで言われるアロエは、肉厚の葉っぱを持つ多肉植物の一種。南アフリカを中心とした暖かい地域が原産で、花言葉は「健康」と「万能」です。1年を通して日に当てたほうがよいのですが、特に季節によって行うお手入れもなく、とても頑丈な性質を持っています。

乾燥に強いので、水分が多少不足しても枯れる心配がありません。春から秋にかけては、土の表面が乾いたらたっぷりとあげるだけで大丈夫です。冬にはほとんど水をあげる必要はありません。

ゴムの木

天然ゴムの原料ともなるゴムの木は、インドやマレー半島原産の植物です。花言葉は「永久の幸せ」。日当たりのよい場所を好み、たっぷりの光を浴びることで葉が厚くなり色つやもよくなります。高温多湿を好み、夏場は30℃くらいでもよく育ちますが、反面、寒さには弱く、特に冬場に風の当たるところに置いておきますと、葉をすべて落とすこともあります。

水やりは、5月から9月にかけて、土の表面が乾ききったらたっぷりとあげるとよいでしょう。また、同時に霧吹きで葉に水を吹きつけておきます。冬場はほとんど水やりの必要はなく、土の表面が完全に乾いたら水をあげる程度で大丈夫です。

寒さに強い観葉植物

冬の寒さにも耐えられる観葉植物をいくつかご紹介します。

ガジュマル

ゴムの木の仲間であるガジュマルは、日本では沖縄県で自生する木として有名です。花言葉は「健康」で、その名の通り元気よく生長するのが特徴です。ガジュマルは、幹の途中から気根という根を出しその独特の姿が人気を集めています。また、日陰に比較的強い特徴がありますが、5月から9月までの生長期にしっかりと屋外で日光浴をさせると幹がしっかりし丈夫に育ちます。

水やりは、生長期にはしっかりと与え、葉水もします。冬はやや乾燥気味にしてもよいでしょう。室内なら冬の寒さに充分耐えることができるので、冬越しは室内で行います。

ストレリチア

きれいなオレンジ色の花を咲かせるストレリチア、その花は極楽鳥花とも呼ばれ、とても優雅で気品のあるものです。ストレリチアの花言葉は「気取った恋」「恋する伊達者」。

ストレリチアは、直射日光を好むため春から秋にかけては日当たりのよいところに出しておきましょう。また、冬場には明るい窓辺に置いてあげましょう。水やりは、春から秋にかけては鉢の表面が乾いたらたっぷりと水を与え葉水もします。

冬は、乾燥気味に育てるとよいでしょう。5℃以上を保てる室内なら、充分冬越しは可能です。

ポトス

ポトスはサトイモ科の植物の一種。葉の美しいツル性の観葉植物です。小さい鉢から大きなものまで幅広く楽しむことができ、寒さにもやや強く乾燥に強い強健な性質を持っています。

水やりは、春と秋には土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。夏場は生長が旺盛なため毎日与えるようにします。冬場は、寒さに耐えるために水やりを控えめにします。

乾燥に強い観葉植物

冬場、室内が乾燥気味になってしまう家などに向いている、乾燥に強い観葉植物をご紹介します。

ユッカ

ドラセナによく似た植物のユッカはユッカ科の植物です。別名「青年の木」とも呼ばれています。日当たりを非常に好むため、特に4月から10月までの間は日当たりのよい屋外で育てるとよいでしょう。ただし、コンクリートの照り返しを防ぐため、コンクリートの上に直置きするのは避けてください。

乾燥に非常に強いのが特徴で、逆に水を与えすぎると幹が腐ることがあるので注意が必要です。春から秋にかけては土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。冬は土の表面が乾いてから1週間後に水を与えるようにします。

アイビー

アイビーとはつたのことですが、園芸用でアイビーというとウコギ科ヘデラ(キヅタ)属のことを指します。寒さや乾燥に強く、また日陰にも強いまさに強健な観葉植物です。真夏の強い直射日光に当てると葉焼けをしてしまいますが、斑入りの種はしっかり日に当てないと、班が消えたり小さくなったりするので注意が必要です。

また、寒さにとても強い性質があり屋外でも充分冬越しすることができますが、鉢植えの場合は霜を避けたほうがよいでしょう。年間を通じて、土が乾いたら水はたっぷりと与えます。特に夏場は生長が旺盛なため毎日の水やりが欠かせません。しかし、冬場は寒さに慣れるためにも水やりは控えめにします。

素敵に見えるアレンジメント

せっかく観葉植物を育てているなら、素敵に見えるアレンジメントを楽しみたいですよね。そこで、アレンジメントのコツをいくつかご紹介します。

ポトスやアイビーなどのツル性の植物は、窓辺や棚の上に置いて葉を垂らすようなアレンジメントや、ハンチングといって、カーテンレールなどに吊り下げて楽しむとオシャレ度がグッとアップします。

また、セダム類の多肉植物は、壁掛けにして楽しむという方法もあります。リースにしたり額に入れたりなど、想像力を働かせれば簡単に楽しめます。

アレンジメントには植木鉢が欠かせません。例えばガジュマル類は、その大きさにもよりますが白い無垢な陶器から、焼き土の感覚を生かした渋めの鉢まで幅広く楽しむことができます。鉢ひとつで印象がガラリと変わるので、植え替えのタイミングで鉢を変えてみるのもひとつの方法です。

トラブルの時は?

観葉植物を育てる中で、葉が枯れてきた、なんだか元気がないといった心配事に見舞われることはよくあります。原因を見極め、正しい対処をすることでより深刻なトラブルを回避することができます。

なんだか元気がない

葉になんだか元気がないときは、真っ先に日光不足を疑ってみましょう。植物は、光合成をして栄養を作り出しているので、光が足りなければ元気がなくなってしまいます。また、水が足りなかったり多すぎたりしても葉に元気がなくなるので、注意深く観察してみましょう。

日照不足も、水分の問題も、観察記録をつけることで、問題点を見つけ出すことができます。問題点が分かったら、改善するようにしましょう。また、植物に元気がないからと、むやみに肥料を与えすぎてはいけません。肥料を与えるには、適正な量と間隔が肝心です。

葉焼けを起こした

日光に当てすぎて起こるのが葉焼けという現象です。葉焼けは人間でいうと日焼けのようなもので、一度葉焼けを起こした葉はもう元に戻ることはありません。葉焼けを起こした葉は速やかに取り除きます。

植物の種類によっては、日当たりがよすぎたり直射日光に当てすぎたりするとあっという間に葉焼けを起こすものがあります。植物の特性をよく知った上で育てましょう。

害虫が発生した

植物を育てる上で気をつけたいのがカイガラムシやハダニなどの害虫の発生です。特に、腐葉土を使っている場合、土の中に昆虫の卵が潜んでいることがあり、温かくなると一気に羽化することがあります。

害虫の駆除は、その虫によっても異なりますが、植物にも使える殺虫剤を使ったり、刷毛やたわしなどでこすり落としたりするという方法もあります。

難しいと思っているあなたへ

観葉植物は、最初は育てるのが難しいと感じるかもしれませんが、慣れてくるととても面白いものです。また、家の中に植物があることで、部屋の雰囲気がみずみずしいものになります。どうしようか迷っているなら、思い切って始めてみてはいかがですか。

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