どれくらいで元が取れる?「炭酸水メーカー」とペットボトル、どっちがお得か比べてみた
無糖炭酸水が好きな人は必見!ペットボトル入りと、「ガスシリンダー式炭酸水メーカー」のコストや利便性を比較してみました。元が取れるのはどんな人?
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シュワッと炭酸のきいたドリンクがおいしい季節。なかでも無糖の炭酸水はカロリーを気にせずごくごく飲めるのがうれしいですね。ペットボトル入りを買うのが一般的ですが、最近ではガスシリンダー式の「炭酸水メーカー」も登場。はたして元は取れるのか? コストや利便性を比較してみました。
ペットボトル入り炭酸水の価格とメリット&デメリット
市販のペットボトル入り炭酸水の価格は、購入店やブランドにもよりますが、500ml入りで1本60~120円、1000ml入りの場合は1本80~150円程度。
欲しいときに欲しい本数だけ、手軽に買えるのがメリットです。
毎日のように飲む場合はまとめ買いしたほうがお得ですが、ケースで買うと500ml入りは24本、1000ml入りは12本が基本で、いずれも約12kgとかなりの重量になります。通販で購入しても、玄関から運びこむだけでひと仕事です。
保管スペースをとること、キャップとラベルをはがして分別する手間、ゴミの日まで保管しておく場所がいることもデメリットといえます。
炭酸水メーカーのコストとメリット&デメリット
「炭酸水メーカー」は、小型のガスシリンダーを格納した本体に、水や好きなドリンクをセットしてボタンを押すと炭酸ガスが注入される仕組みです。
いくつかのメーカーから発売されていて、機能やガス容量によって価格は異なりますが、据え置きタイプは本体とガスシリンダー1本がセットで1万5000円前後の商品が多いようです。
上の写真は筆者の私物です。コストコで昨年購入したもので、ガスシリンダー2本付きで1万3800円ほどでした。
ストックを気にせずいつでも炭酸水が飲めること、ひんぱんに買い出しや注文などをしなくてもよいこと、電源コード不要で置き場所はB5用紙1枚以下と省スペースなことなどが炭酸水メーカーのメリットです。
ペットボトルの箱買いほどゴミが出ないので、分別や保管の手間いらず。
デメリットは、使用済みのガスシリンダーは地域のゴミ収集には出せず、販売店に返却またはメーカーに送らなければならないことや、よりおいしい炭酸水を飲みたいなら、ミネラルウォーターや浄水器を使った水を別に用意しなくてはならない点。
そして、やはり気になるのは初期費用がかかることでしょう。
ドリンクのために1万5000円前後の買い物となると、「本当に役立つのか」が気になりますよね。
そこで、ペットボトルと炭酸水メーカーを比較したランニングコストや、どんな人に向いているのかなどをみていきましょう。
ペットボトルと炭酸水メーカー、どんな人におすすめ?
筆者が購入した炭酸水メーカーのガスシリンダーの場合、1本あたりで作れる炭酸水の量は約60L。ペットボトルでいうと5ケース分です。
500mlのペットボトルに換算すると、最初の60Lまでは本体価格を含めて1本約125円とやや割高ですが、それ以降はガスシリンダー単体で2000円ほどなので、ぐっと下がって1本約16円に。
例えば、毎月1Lの炭酸水をケース(12本入り、2000円前後)で購入している家庭なら、8~9カ月ほどで元が取れる計算です。
※ミネラルウォーターや浄水器の費用は含みません
というわけで、やはり炭酸水の消費量が多い人は検討する価値アリ。それ以外にも、以下のような人にもおすすめです。
・ビールや炭酸入りジュースを飲み残して「気が抜けちゃった」ということがよくある
・ハイボールやサワーなど、炭酸水で割るタイプのお酒を家でよく飲む
・コールドブリューコーヒーや紅茶など好きなドリンクに炭酸を入れて飲みたい
・「強炭酸」が好き
・炭酸水を料理に使ったり、洗顔やヘッドスパに利用したい
・炭酸水の買い出しや保管、ゴミ出しが面倒
あなたはペットボトルと炭酸水メーカー、どちらが合いそうですか? 機種によって、水にしか炭酸を注入できないなど機能が異なるので、購入するときは、しっかり比較検討してくださいね。
蒸し暑い夏に、カロリーを気にせずシュワッとさわやかにリフレッシュできる炭酸水。よりお得に楽しむため、ぜひ参考にしてくださいね。
(ライター/高谷みえこ)
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