玉川大学生寮、コロナで計画延期 国内最大級の木造9階建て
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玉川大学(東京都町田市)を運営する玉川学園は、敷地内に建設を予定していた純木造9階建て学生寮の計画を、当面延期とすることを決めた。新型コロナウイルス対策として提唱されている「新しい生活様式」に合うよう、設計から見直す。当初計画によると、木造9階建ては教育施設としては日本初で、国内最大級の木造学生寮になるはずだった。
寮は延べ床面積約6150㎡、個室で男女184人を収容する。柱、梁(はり)、筋交いの構造体全てが木造で、基礎に免震構造を採用し、1~5階は2時間耐火、6~9階は1時間耐火構造。木の断熱性や調湿効果、リラックス効果に注目し、内装材に学園内の間伐材を活用するなどして「学生が過ごしやすい暖かみのある居住空間を目指した」(玉川学園管財課)という。地方出身の学生に加え、卒業生からも集団生活の中で社会性を鍛えるという学園の原点である「塾教育」の場として、建設の要望が出ていた。
2021年3月に着工、22年竣工の予定で、今年6月には近隣住民への説明会を予定していた。しかし、新型コロナの感染拡大により、ソーシャルディスタンスの確保が必要と判断。学習スペースや食堂、トイレ、浴室など、感染リスクが高まる共用部分を中心に見直すことになった。トイレや浴室を各居室に設ける場合、大幅な設計変更が必要になる。玉川学園管財課は「具体的検討はこれからだが、学生にとって一番いい、安全で安心できる環境を提供したい」としている。
国や東京都は公共建築物などに国産木材の活用を進めており、寮は国土交通省の2019年度「サステナブル建築物等先導事例」にも採択されるなど、建築関係者からも注目を集めていた。
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