「デザイナーズ物件」ってなんですか?やっぱり家賃は高いんですか?

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Q. 「デザイナーズ物件」ってなんですか?普通の物件とどう違うんですか?

不動産屋さんのチラシで「デザイナーズ物件」と書いてあるとき、なんとなくオシャレなことはわかるんですが、普通の物件と違う基準とか、条件はあるんですか?やっぱり家賃は割高ですか?

A. 「デザイナーズ」をうたう基準や根拠は特にナシ。単純に「おしゃれかどうか」の違いです

「デザイナーズ物件」とは、その名の通り、建築家やデザイナーがコンセプトを決め、外観や内装にこだわりを持って仕上げられた物件のことです。と言っても、法的な基準は特にナシ。ひとくちに「デザイナーズ」といっても、どんな風にデザイナーが関わっているかで、いろいろ違います。 パターン別にまとめてみました。

パターン1:新築(築浅)デザイナーズ物件=外観も内装もかっこいい

新築のデザイナーズ物件の場合、躯体の構造も間取りも含めてトータルに設計されているものが多いです。 こだわりを持ってつくられている物件だからこそ、家賃は他の新築、築浅物件と比較してやはり高めに設定されますが、絶対にデザイナーズに住みたいなら、比較的、家賃の安いエリアで探すと手の出る価格のものを見つけることもできますよ。

たとえば天井が高かったり、窓が大きく開放的だったりといった特徴は、新築のデザイナーズならでは。ちょっと驚くような構造を持つ物件も多くあるので、探してみるのが楽しいです。

ご覧ください、この窓のデザインの美しさ……賃貸だけど、渡辺篤史の建もの探訪に出られそうです。

吹き抜けのLDKをL字のロフトから見下ろす構造。どんな風に使おうか、アイディアがむくむく湧いてきます。

こちらは、女性に大人気の新築アパートのシリーズ。外観がパリのアパルトマンみたいですごく可愛い。パリのアパルトマン、実際はよく知らないんですけど絶対こんな感じ。

デザイナーズというとクールなイメージかもしれませんが、こちらは内装も温かみがあって、大人っぽいブルーのドアや腰壁が可愛い。内覧したら絶対に一目惚れしてしまいそう。

パターン2:リノベーション物件=外観と内装にギャップあり(そこがいい)

建物は古いけれども、内装や間取りを大胆に変更しておしゃれに仕上げるリノベーションのデザイナーズ物件もあります。

躯体には手を加えられないので、外観や共用部はレトロな古い雰囲気のまま。ただし、室内に一歩足を踏み入れると驚くような空間が広がっている、というものも多いです。

オートロックなど、共用部の設備にもこだわりたい人にはちょっと不向きですが、新築物件と比較すれば家賃は抑えられているので、お得におしゃれな部屋に住みたい人はぜひリノベーションに目を向けてください。

なんだこの空間…!? いくつかの部屋をぶち抜いて20畳の広いLDKをつくり、真ん中に小上がりを設けたお部屋。リノベーションってアイディア次第でこんなこともできちゃうんだ…と思わされます。

パターン3:新築やリフォームの際に壁や床をちょっと工夫したもの

新築やリフォームの際に、他のお部屋と差別化するため、壁や床などの内装仕上げの部分だけ、ちょっと手を加えておしゃれにしたものも、「デザイナーズ」と呼ばれる(担当者が呼んでいる)こともあります。間取りや躯体の構造は普通のお部屋と変わらないので斬新さはないですが、それでも壁や床が違うとインテリアの印象は大きく変わるもの。住む人にとっては嬉しいですね。

家賃も、普通のお部屋とそんなに大きく変わらないので、つくりたいインテリアのイメージが決まっている人は壁の色や床の色に注目してみるといいですよ。

ダークなフローリングにコンクリート打ちっ放しのデザイナーズ物件。シンプルなインテリアがよく映えます。

でも、住みにくいんでしょ?ていうイメージがあります?そんなことないですよ

コンクリート打ちっ放しって夏は暑いとか、ロフトは風通しが悪いとか、そういうイメージありますか?

たしかに一部の物件ではそういう場合もあるかもしれませんが、きちんと全体プランを考えてつくられたデザイナーズ物件の場合、もちろん住みやすさも考慮しています。オーナーさんが一番嬉しいのは、長く住んでもらえること。内装ばかりがおしゃれで実際住んでみたら住みにくい……なんてことはないんですよ。

実際にデザイナーズ物件で楽しく暮らしている事例をどうぞご覧ください。

1階から階段を上がって2階へ。玄関の先にはさらに階段があってそこに居室スペースとキッチン&サニタリー。さらにハシゴを上がった先にロフト…と、複雑に縦に長いつくりの新築デザイナーズ物件。壁がたくさんあることを利用して、めちゃくちゃ楽しくカスタマイズされています

天井を抜き、とことんシンプルに開放的につくられたデザイナーズのリノベーション物件。こんな風にミニマルな暮らしがしてみたい。

北向きであることを逆手にとって、かなり大きくとられた開口部が気持ち良い、ロフト付きの築浅デザイナーズ。

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