日本最大級のDIYイベント『JAPAN DIY HOMECENTER SHOW』で活躍の資格!DIYアドバイザーとは?
住まいの手入れ、補修、改善など、DIY(Do It Yourself)の知識を広く学び、技能を身につけることのできるDIYアドバイザーの資格。でも、資格を取得しても何ができるようになるのかピンときてない方も多いのでは? そこで今回は、DIYアドバイザーとしての活動内容や魅力を、実際に活躍しているアドバイザーの声を通してお届けします! さらに、2019年8月に開催された日本最大級のDIYイベントでのアドバイザーの様子もイベント当日の模様を交えながらご紹介します♪
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年に1度、DIYに関わるモノとヒトが大集合する『JAPAN DIY HOMECENTER SHOW』
毎年8月末に幕張メッセで開催される『JAPAN DIY HOMECENTER SHOW』。DIYやホームセンターで扱われているアイテムや新商品、トレンドのものなどが集まる日本最大級の住生活関連の総合展示会です。
実は、本ショウでは毎年DIYアドバイザーの資格取得者が大活躍しています。2019年のイベントでは、どんな思いや経歴をもったDIYアドバイザーが、どのような活動をしているのでしょうか? 出展ブースや活動の様子とともに、アドバイザーの魅力をのぞいて見ましょう!
毎年大反響のイベントブース。DIY工作の体験ができる「キラリ!DIY女子」
はじめにご紹介する、アドバイザーが活躍しているブースがこちら「キラリ!DIY女子」。
生活に役立つアイテムを作るDIYのワークショップを行っています。
一般来場者の方々が、電動工具を使ってみたり、ネジ止めをしてみたりと、初めての体験でも自分一人ではなく、アドバイザーに教えてもらいながら体験できるのが魅力。大人から子どもまでDIYを楽しむ姿が見て取れます。
そんな、大人気ブースを中心になって運営しているのが、「たのしくつくろう」というテーマのもとイベントやセミナー活動などを行なっている〔TANOK(たのっく)〕の笑顔がステキな女性たち!
左から、嶋﨑都志子(しまざきとしこ)さん、番匠智香子(ばんしょうちかこ)さん、玉井香織(たまいかおり)さん。
今回は資格を取る前までは長く主婦をされていたという玉井さんから、アドバイザーの魅力についてお話を聞きました。
玉井さんの資格取得のきっかけは、人生の大きな岐路があったから。「なにか自分でできること、好きなことをしたいと思いました。もともと工業デザインを専攻していたこともあったのですが、職業訓練校でDIYアドバイザーになるための勉強ができると知り、これだ!と思い資格をとりました」
その後、NHKのDIY番組「住まい自分流」のアシスタントとして採用され、今ではDIYアイテムの商品開発や、空間デザイン、今回のようなワークショップを開催するなど、資格取得がきっかけで仕事に就くことができたそう。
「『つくれる・なおせる』ことが身につくと、なにをやっても怖くないので自信がつくんです。失敗しても怖くない。それはモノだけじゃなくて、人生の選択にもつながっていて、『失敗しても大丈夫』と気持ちも後押ししてくれるような資格です」と、笑顔で語ってくれました。
DIYアドバイザーとの距離が近い! 悩み相談も手軽にできる「DIYアドバイザー出展」エリア
続いて紹介するのは、ヌメ革で作る雑貨や、木工のフォトフレームに小物など、アドバイザーそれぞれのハンドメイド作品の展示や販売をしている「DIYアドバイザー出展」のエリア。
出展者それぞれの得意分野で、ワークショップなども行なっています。専門知識を持った人と1対1で物作りの体験ができるなど、アドバイザーの活動と魅力がギュッと詰まっているブースが並びます。
神奈川県に住んでいるアドバイザーが集まった〔DIYアドバイザー神奈川〕というグループは、木工で作った昔ながらのおもちゃや生活雑貨をおいていたり、DIYよろず相談も受け付けていたりします。日頃の困ったこと、疑問に思ったことを資格を持った先輩方々に気軽に教えてもらえます。
そんなDIYアドバイザー出展の中でも、来場者が絶え間なく訪れているのは、杉田豊久(すぎたとよひさ)さんが考案したノコギリ木工のブース。
アドバイザー歴13年になる杉田豊久さんは木工研究家でもあります。
ノコギリ木工とは、近所迷惑になるので電動工具を使えない、木屑がでて困ってしまうなど、住環境によって木工DIYにチャレンジできない人でも挑戦できるようにという思いで生み出された技術やアイデアのこと。
このブースでは、杉田さんやノコギリ木工を習得したアドバイザーのメンバーの実演を見たり、説明を聞くことができます。
もともと、クルージングヨットを自分で作ってしまうほどの知識と技術を持っている杉田さん。自分で編み出したノコギリ木工を講習会でアドバイザーの人たちに教えたり、今回のようにアドバイザーの仲間とブースを出展したりする機会がたくさんあるそうです。
このようにアドバイザーの資格を取ることで、自分の技術や知識を広める活動やチャンスが増えるのも、資格取得のメリットのひとつ。
アドバイザーについて「メーカー協力の実技研修会とかもいろいろあって、ホームセンターなどに勤めている人であれば、より役に立ちますね。(知識や経験が増えれば)サービスの質もあげられて一歩先んじられるようになるんじゃないかな」と、語ってくれました。
DIYアドバイザーを目指す人にうれしい! 熟練のアドバイザーに技術を教えてもらえる「DIYアドバイザー模擬検定」ブース
『JAPAN DIY HOMECENTER SHOW』には資格の実技試験を体験できるブースも。ここでももちろん講師を務めているのはDIYアドバイザーです!
網戸の張り替えや、壁紙の貼り付け、箱の制作などを実際に体験しつつ、熟練のDIYアドバイザーに直接指導してもらうことができるのがこのブースの魅力です。
DIYアドバイザー模擬検定の講師はアドバイザー歴36年、1期生である西沢正和(にしざわまさかず)さん。5人しかいない日本DIY・HC協会シニアアドバイザーのひとりで、資格取得者への教育も行う大ベテランです。
アドバイザーの資格を取得したきっかけは、日本DIY・HC協会ができる前の日本日曜大工クラブで仕事をしていた父親にすすめられたからだそう。
「自分の得意や興味、専門だけでなく、DIYは広い知識が必要なので、広く体系的に学べるところがやっぱり1番。資格を取った後も、研修会や講習会などの学びの場があり、知識が得られることでいいアドバイスができるようになる」と、アドバイザーであり家業のDIY専門店を継いだ根っからのDIYerである西沢さんでも、資格取得を機にかなり知識が増えたとのこと。
最後に、「DIYは範囲が広いのでわからないこと不安なことが多いが、アドバイザーの資格を取得するれば、知識や経験が身につきその不安が解消されます。さらにこの資格は、仕事をするときだけでなく実生活でも活用ができるのが魅力。知識が増えるとより一層楽しくDIYができるようになりますよ」と、アドバイザーの魅力について語ってくれました。
BIGイベントから日々の暮らしまで、活躍の場がひろがる資格「DIYアドバイザー」
さらに8月30日(金)には、DIYアドバイザーが一堂に会する恒例行事「DIYアドバイザーフェスティバル 2019」も開催されました。
年に1度、JAPAN DIY HOMECENTER SHOWのあとに開かれるこの会には多くのアドバイザーが全国各地から集まるため、幅広い情報交換や密な交流、仲間づくりができます!
趣味の延長として学ぶだけではなく、『JAPAN DIY HOMECENTER SHOW』という大きなイベントでも活躍することのできる資格が「DIYアドバイザー」です。
DIYを楽しむための情報、体験が盛りだくさんなうえに、たくさんの経験豊かなアドバイザーに会え、質問ができる『JAPAN DIY HOMECENTER SHOW』は来年も開催します。
DIY体験をしに、日頃の悩みを相談しに、実際にアドバイザーが活躍する姿を見に、ぜひお越しください!
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