DIYアドバイザーが先生!工作の楽しさを子どもたちに知ってもらう教室を開催
いろんなことに役立つ日本DIY・HC協会が認定する資格、DIYアドバイザー。DIYが好き、興味がある方はもちろん、普段の暮らしにも役立つ知識を身につけることができます。しかし、資格をとることで実際どのような活動ができるようになるのか、ご存知ない方も多いのでは? 今回は、DIYアドバイザーの先輩の「工作教室」の様子に密着。先輩たちがアドバイザーの取得を目指したきっかけや、資格の魅力をはじめ、その活動の様子をご紹介します。
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DIYの普及のためのイベントを実施
DIYアドバイザーとは、〔一般社団法人日本DIY・ホームセンター協会〕(略称:日本DIY・HC協会)が認定する資格。1983年に始まり今では資格登録者は累計2万名を超えます。DIYアドバイザーは一般のDIYerに対して、DIY用品の選び方や作業方法についてアドバイスができるだけでなく、安全確保と法規制等の指導助言までできます。
プライベートでも仕事にも役立つDIYアドバイザーの活動は多岐にわたります。
今回はその活動の1つである「DIYこども工作教室」のイベントについてご紹介。小さいころからDIYに触れてもらい、楽しさを知ってもらうために日本DIY・HC協会と公共団体が共催しています。
子どもたちの先生はDIYアドバイザー!
今回の工作教室の講師を勤めてくれたのは4名のDIYアドバイザー。
●DIY彩女代表 鈴木ひろ子さん(真ん中左)
DIYアドバイザー歴20年。勤務先のホームセンターの店長が資格をもっており、接客に役立つだろうと考え2001年に取得。
「住まいに対しての基礎的な知識を広く身につけることができるのがアドバイザーの資格です。そこから、さらに自分に向いていることを深く学ぶきっかけにもなります。普段の生活を快適にすることはもちろん、安全にも配慮できる能力を習得できるのもとても大切なポイントです。近年、女性のDIYアドバイザー取得が増えてきていると聞いています。女性の皆さん、ぜひ資格に挑戦して、DIY彩女で一緒に活動したいですね」(鈴木さん)
※〔DIY彩女〕とは、DIYの普及を目的に活動する女性DIYアドバイザーのグループ。大人から子どもまで多くの人を対象に、ワークショップや講演会などを通してDIYの大切さを教える。
●DIY彩女 石川尚子さん(右)
DIYアドバイザー歴15年。〔DIY埼玉〕代表。勤務先のホームセンターに掲示されていた、DIYアドバイザーの資格試験のポスターを見たことがきっかけで勉強をはじめ、取得。
「お客さんのニーズを、予算や手間などいろんな角度からの提案で解決に導けるようになりました」と、石川さん。また、DIYが好きな人と交流ができる、情報交換ができる、自分のアイデアを形にすることができることにやりがいと良さを感じているそうです。
●児島哲治さん(真ん中右)
DIYアドバイザー歴16年。鳩小屋、犬小屋、池作りや家の中のリフォームなども含めて自分でDIYしてしまうそうです。
「アドバイザーの資格を取得したことで、今回のように子どもたちへDIYを教える教室の講師をしたり、一緒に活動をする仲間ができます。また、日本DIY・HC協会主催の研修会にも参加することができ、大手メーカーさんの製品やサービスの情報、使い方についての新しい知識を吸収することができるのがうれしいです。ぜひ若い方にも資格取得に挑戦してもらいたいですね!」(児島さん)
●東海林紀史さん(左)
DIYアドバイザー歴30年。DIYが昔から好きで、DIYのすべて自分でやるという考え方にも深く賛同している東海林さん。
「DIYアドバイザーはなんでも興味をもって、やってみようという前向きな人たちが多いと思います。みんなそれぞれでいろんなことに長けていて、そういった話を聞けることも面白く、良さのひとつです。自分で手を出してやってみることは、コストが抑えられたり、自分の興味が広がり続けるきっかけになるので、ぜひDIYに挑戦してもらいたいです」(東海林さん)
テーマは「木材を使った自由工作」
「DIYこども工作教室」は、小学生を対象にしたDIYを体験できる2時間の人気イベントです。
7月20日(土)埼玉県三郷市で開催した今回は、1年生~4年生の多くの児童が参加。いろんな形の木片を自由に組み合わせ、接合技術を学びつつ、自由な発想で作品を作ってもらい作る楽しさやDIYの楽しさを感じてもらいます。
工作の前に、各グループのDIYアドバイザーから道具や材料の使い方についての説明をします。
工作の時間がはじまると、子どもたちは講師に教えてもらったように、金づちで釘を打ったり……
グルーガンや接着剤で、いろんな形の木材をつなぎ合わせていきます。
幅の細い木材を切り分けや、小さい板と板の釘を使った接合など、ちょっと難しい作業はDIYアドバイザーが指導します。
自分でできることは挑戦させつつフォローをします。このように、安全に工作を楽しんでもらえるような環境づくりもDIYアドバイザーとしての講師の役目であり、やりがいのひとつ。
DIYアドバイザーがいるからこそのびのびと、子どもたちもDIYを楽しむことができるのです。子どもたちは思い思いに柔軟な発想で、作品を作り上げていました。
DIYの楽しさに触れられる夏のビッグイベント
工作体験やDIYアドバイザーに興味が湧いた方は8月30日〜31日の2日間(一般PR・デー)、幕張メッセで行われる全国最大規模のDIYの祭典「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2019」に参加してみては?
JAPAN DIY HOMECENTER SHOWとは、工具や材料などDIYや住まいと暮らしに関するさまざまな商品の展示やワークショップ、トークショーなど、体験コンテンツも充実した国内最大級の住生活関連イベントです。
第55回目を迎える本イベントのテーマは「~ホームセンターで見つけよう~DIYで自分らしく」。DIY初心者から上級者にはじまり、ファミリーでも楽しめるので、ぜひお越しくださいね♪
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