
狭い浴室・お風呂を広くしたい!リフォーム方法と費用・事例、おすすめのサイズやメーカー品は?
お風呂の時間は、一日の疲れを取るための大切なリラックスタイム。でも、浴室が狭いとのびのびできなくて、かえってストレスが溜まってしまいますよね。親子でお風呂に入っていらっしゃる場合は、お子さんの成長と共にさらに窮屈さが増しているという方も多いのではないでしょうか。「浴室を広くしたいけれど、リフォームでどこまで可能なの?費用はいくら位?」という皆さんの疑問にお答えするために、今回は色々なリフォーム方法を解説します。サイズの選び方や、おすすめのメーカー品、施工事例もご紹介していますので、ぜひ参考になさってくださいね。
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浴室・浴槽を広くするリフォーム方法
浴室を広くするためのリフォームは、思い切った大掛かりな工事から、ユニットバスの交換によって実現する拡張方法まで、選択肢は様々です。
ゆったりとしたバスタブ(浴槽)にしたい場合でも、浴室全体をリフォームする際に実施すると効率的ですが、主な施工方法としては、以下のようなものがあります。
間取りの工夫による拡張
隣接する洗面所などのスペースに余裕がある場合は、洗面所を狭くして、その分浴室を広げることが可能です。
また、間仕切り壁を移動させたり、薄くしたりといった工事でも、浴室はある程度広くなります。
現在の浴室がユニットバスである場合には、新しいユニットバスに交換することで広くできるケースもあります。
一昔前のユニットバスはサイズのバリエーションが少なかったため、実際の浴室の広さよりも小さいサイズの物が設置されている場合があります。
一方、最新型のユニットバスには最大限の広さに設計されている製品も多いので、ユニットバスを交換することによってお風呂全体が広がる可能性が十分にあります。
浴室を拡張しやすいユニットバス製品を選ぶ
詳しくは後ほどご紹介しますが、TOTO・リクシル・ノーリツ・タカラスタンダードなどのメーカーには、浴室の拡張リフォームに合うように設計されたユニットバスがそろっています。
浴槽や洗い場を広げたい時にはもちろん、「梁や柱などの出っ張りがあるから、規格サイズのユニットバスが入らない」といった場合のリフォームにも柔軟に対応できるので、おすすめです。
配管スペースを工夫する
マンションの浴室リフォームは、一戸建てに比べると自由度が低いことが難点です。
柔軟にスペースを広げられない場合は、配管スペースを最小限に抑えたユニットバスを選ぶとよいでしょう。
特に古い浴室では、壁裏の配管スペースが幅を取っていることが多いです。
このような場合は、新しい設備に交換する際に、配管を工夫してもらうことで、広々としたお風呂にできる可能性が高いです。
例えば、リクシル社のユニットバス『リノビオV』などでは、薄型の壁裏配管を設計・採用しています。
従来よりも配管に必要なスペースを減らすことで、その分だけ浴室に広がりが生まれます。
浴室を増築する
敷地に余裕があるようなら、浴室を増築して広くするという思い切った選択肢も有効です。
もちろん、通常のユニットバス交換よりも大幅に費用はかかりやすいですが、広さが格段に変わります。
ただし、増築する際は外壁や基礎などの作り直しが必要ですから、構造部分までしっかり施工できる業者に依頼することが肝心です。
お風呂を広くするリフォームの費用相場・工事期間
のユニットバス、あるいはタイル張りの在来工法の浴室を、上記のような方法でリフォームする場合の価格や工期の目安は、おおむね下記の通りです。
なお、在来工法のお風呂をユニットバスへ変更したい場合には、間取りを一緒に工夫しておかないと、かえって狭くなってしまうことが多いです。
リフォーム会社に見積もりを依頼する際には「浴室や浴槽を広くしたい」と、必ず伝えておきましょう
リフォーム前に要確認!狭いのは、浴室?浴槽?それとも両方?
「お風呂が狭い」というお悩みも、具体的な点はご家庭によって異なり、いざリフォームをしたいと思っても、サイズ選びで迷う方や、失敗してしまう例は多いです。
洗い場を含む「浴室」全体が狭いのか、「浴槽」が狭いのか、あるいはその両方なのか、まずは何が今の悩みなのかを明確にしておきましょう。
最適な浴槽・浴室のサイズはどれくらい?
ここからは、ご自宅に合った浴槽や浴室のサイズを決める際のポイントや注意点について、解説していきます。
なお最終的には、リフォーム会社の助言も参考にしながら、一緒に選択すると安心ですよ。
広く感じる「浴槽・バスタブ」のサイズは?
【足を延ばすなら、浴槽の幅は150~160cm以上が目安】
「浴槽の幅」が150~160cm以上あると、背の高い方でもゆったり足を延ばして入浴できます。
しかし、当然ながら狭い浴室には、大きな浴槽を入れることはできませんよね。
基本的にユニットバスのサイズは、内径の幅と奥行きを略したもので表記されています。
例えば、1616サイズは160cm×160cmの浴室を表しており、坪数で言うと1坪にあたります。
一般的に、1616以上(1坪以上)の大きさのユニットバスであれば、幅150cm以上の浴槽を設置できます。
(※ただし製品によって、浴槽の幅は多少異なります。)
もしも現在のバスルームが1616未満で、なおかつ150cm以上のバスタブを設置したい場合には、浴室を拡張する必要があります。
ただ、浴室を希望通りの広さにできない場合には、浴槽サイズも妥協しなくてはならないでしょう。
【浴槽の形状・手すりの位置によっても快適さは変わる】

「我が家では、浴室を1坪以上に広げる工事は難しそう。でも、今より広く感じられるようにリフォームしたい」という方には、一般的な浴槽よりも奥行きのある「ワイド浴槽」がおすすめです。
ただし、ワイド浴槽を選ぶと、奥行きサイズによっては洗い場が狭くなる可能性があります。
リフォーム業者とよく相談して、浴槽と洗い場のバランスを考えてみましょう。

一方、通常サイズの浴槽にも、足を乗せてゆったり入浴できる「ベンチ」や、両腕を休められる「アームレスト(=浴槽内の両脇に出っ張りがある)」が付いているタイプがあります。
しかし、このようなタイプの浴槽は、リラックス度が高まるという意見がある一方で、子供が成長すると一緒に入りづらくなるといった意見もあり、賛否両論に分かれます。
長い目で見て、どの浴槽が本当に使いやすいか、ご家族で話し合ってみるといいかもしれません。
また「手すり」を付ける場合も、使う方の身長などによって、浴槽の中に付けるのと上部に付けるのとで使い勝手が異なります。
ご家族の誰の意見を尊重するのか、きちんと決めておきたいところですね。
「浴室」の最適な広さは、1坪?1.25坪?
浴室の広さを決める場合に、1坪にするか、1.25坪以上にするか、悩む方は多くいらっしゃいます。
こちらに関しては、はっきりとした正解がなく、個人の体型や感覚、家族構成などによって異なるようです。
平均的な身長の方が一人で入浴するのであれば、「1坪で十分」という意見が多く見られます。
しかし一方で、1坪の浴室には大きな浴槽を設置できないため、「背が高い人にとっては狭い」「家族が増えたため、入浴しづらくなった」といった話も耳にします。
では、それ以上の広さがあれば問題ないかと言うと、実はそう単純にもいかないのが難しいところ。
実際に、浴室を1.25坪以上の広さにしたご家庭では、「ここまで広い必要はなかった」「掃除が大変」「浴室がなかなか暖まらず寒い」という意見も珍しくなく、逆にリフォームで浴室を狭くするケースも見られるほどです。
最適な広さは各ご家庭によって違うため、ご家族の体型や家族構成などを考慮しながら、経験豊富なリフォーム業者に相談してみましょう。
寒い浴室の場合には、あわせて断熱性にも配慮した提案をしてもらうとよいですね。
【車椅子の場合は、1.25坪以上あると理想的】
浴室をリフォームするご家庭の中には、ご家族の介護が必要な方や、ご自身が高齢になった時のことが心配という方もいらっしゃるでしょう。
介護のしやすさや、身体が不自由な方の使いやすさを重視してリフォームするのであれば、広さは最低でも1坪、車椅子で入ることを考えると1.25坪以上はあるほうが安心です。
同時に、段差の解消や、手すりの設置、開けやすい形状の扉を選ぶといった点にも注意したいですね。
できればショールームで確認を
浴室や浴槽のサイズ感は、写真だけではなかなか実感することができません。
一番理想的なのは、ショールームで確認してみることです。
実際に浴槽に入ってみると、体型に合うかどうかをチェックできますよ。
また、素材の質感もよく分かるはずです。
自社ショールームがあるリフォーム会社や、メーカーのショールームに同行してアドバイスしてくれる施工業者も多いので、プロと相談しながら選んでみるとよいですね。
浴室・浴槽拡張でおすすめのユニットバスメーカー4選
続いては、浴室を広くしたい時におすすめのユニットバスを、メーカー別にご紹介しましょう。
大きめの浴槽や、柔軟なサイズ展開など、お風呂の拡張に役立つ製品がそろっていますよ。
TOTO『サザナ』『マンションリモデルバスルーム』
TOTOのユニットバスは、保温性の高い「魔法びん浴槽」や、温かい「ほっカラリ床」など、評判のよい機能をたくさん付けられることで知られています。
一戸建て用の商品で代表的な『サザナ』は、5種類の浴槽から選べるスタイル。
ゆりかごのように全身を包み込む形状の「クレイドル浴槽」や、ベンチ付きで小さいお子さんも腰掛けて入浴できる「ワイド浴槽」などを選択できます。
LIXIL(リクシル)『アライズ』『リノビオV』
一戸建て用の『アライズ』、マンション用の『リノビオV』は、浴槽のデザインが7種類もあり、選択肢が豊富です。
いずれも、ゆったり足を伸ばせる「ロング浴槽」や、親子で入浴しやすいベンチ付きの「ワイド浴槽」などが選べます。
また、天井に梁があるような浴室でも、デッドスペースを作らないように施工できます。
特に『リノビオV』は、壁裏配管や壁パネルの設置スペースを縮小することにより、浴室および浴槽のサイズアップを実現できることでも人気の製品。
マンションだけでははく、天井が低い一戸建てで採用されることも多いほど、好評の一品です。
ノーリツ『ユパティオ ヒロイ 出窓タイプ/ワイドタイプ』
『ユパティオ ヒロイ 出窓タイプ』は、一戸建ての1階に適したシリーズで、専用の出窓を設置して、0.75坪の浴室を約1坪に広げます。
1坪以下の狭い浴室を、増築せずに拡張したい場合におすすめです。
「隣家との距離が近い」「構造的に増築は無理」といったケースでも、同商品を使ってリフォームしたことで、浴室が広くなった実例も多くあります。
一方『ユパティオ ヒロイ ワイドタイプ』は、一戸建て・マンションどちらのリフォームにも対応可能。
ノーリツ社独自の拡張モジュールを用いることで、浴室の幅と奥行きが約4cmずつ広がります。
いずれの製品も、ゆったりと足を伸ばせる浴槽を選択可能です。
タカラスタンダード『ぴったりサイズシステムバス』
「浴室の形状が特殊だから、規格サイズのユニットバスを選べそうにない……」。
そんな時におすすめなのが、タカラスタンダード社の『ぴったりサイズシステムバス』です。
間口と奥行きのサイズを、それぞれ2.5cm刻みでオーダーできるため、浴室の壁裏や梁といったデッドスペースを解消しながら、お住まいにぴったり合うお風呂に仕上がります。
一戸建て・マンションともに、対応できます。
狭いお風呂を広くしたリフォーム事例
最後に、当サービス『リショップナビ』に加盟しているリフォーム会社が、狭かったお風呂を広くした、様々な実例をご紹介します。
浴室が狭い原因は、各家庭によってそれぞれ異なります。
どの工事方法やメーカーが適切か判断するには、やはりプロのアドバイスが一番です。
まずはお風呂を広くするリフォームが得意な業者に現地調査を依頼して、最適な提案をしてもらいましょう。
リフォーム会社によっては、メーカー品で施工するだけではなく、オリジナルの浴室を設計してくれることもありますよ。
家族全員がリラックスできる、快適な空間を実現できるとよいですね。
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