【一軒家のリノベーションまとめ】リフォーム費用相場を家の種類ごとに解説
内装を自分らしく変化させる「リノベーション」が、近年人気を集めています。しかし、リフォームの相場ってどれぐらいなのだろう? と疑問もあるかと思います。そこで、中古一軒家のリノベーションにかかる費用相場を、フルリノベーションの場合から、古民家、空き家、長屋、町家、平屋までまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
- 83857
- 15
- 0
-
いいね
-
クリップ
- 一戸建て住宅フルリノベーションの費用
- 古民家・古い家のリノベーション費用
- 空き家リノベーションの費用
- 床の張り替え
- 水回り改修
- 外壁塗装・張り替え
- 耐震補強
- 長屋リノベーションの費用
- 長屋を一軒家にリノベーション
- 長屋を現代のアパート風の賃貸住宅にリノベーション
- 町家リノベーションの費用
- 町家の古さを生かしたリノベーション
- 築100年を超える町家を、現代の水準に合わせてリノベーションする場合
- 平屋(1階建て)リノベーションの費用
- 1,000万円台での一軒家リノベーション
- 1.現在居住中の住宅をリノベーションする場合、1,000万円台でできること
- 2.住宅購入+リノベーションの場合、1,000万円台でできること
- おわりに
一戸建て住宅フルリノベーションの費用
一軒家をフルリノベーション(全面改修)する際にかかる費用の内訳は以下のとおりです。
・工事費…約300~500万円
・デザイン・設計の費用…約30~100万円
・工事管理費・書類などの諸費用…約60~100万円
上記の費用を合計した、約390~700万円が住宅の基本的なフルリノベーション費用の相場となります。ただし、これらはリノベーションの工事に関する費用のみとなりますので、さらに改修中の仮住まい費用や引っ越し費用、家財を預ける費用などが上乗せされることになります。
また、リノベーションの内容をさらに充実させたり、改修に用いる材料のグレードを上げたりするなどの場合は、上記の費用相場を上回ることもあります。
古民家・古い家のリノベーション費用
築50年を超えるような、極端に築年数の古い家をリノベーションする場合「再生」という言い回しがよく使われます。この言葉の通り、古い家や古民家のリノベーションには「1から造り変える」という要素が加わることが多く、一般的な住宅よりも手間がかかります。
したがって、古い家のリノベーションにかかる費用も、一般的な住宅と比較して高額になり、1,000~2,000万円ほどが相場です。ちなみに、費用を抑えるには以下の点を工夫するとよいでしょう。
・広すぎる家なら減築を考える
・既存の建材・建具の再利用
・古民家再生支援の補助金制度など、助成制度をチェックする
なお、古い家のリノベーションで、費用別に行える具体的な内容は以下のとおりです。
・100~200万円…壁紙や床の張り替え、収納スペースやベランダ・バルコニーの新設
・200~300万円…一部の部屋の間取り変更、キッチンなどの設備改修
・300~500万円…すべての内装を解体し、スケルトン状態にして行う間取りの全面変更
・500~600万円…スケルトンリフォームに加えて耐震補強、配管の交換や水回りの移設
・600~800万円…住宅の増築・増床、リノベーションに使用する建材などのグレードアップ
・800~1,000万円…800万円までの内容に加え、外壁の全面改装や断熱・気密工事
空き家リノベーションの費用
空き家は、長年人が住まずに放置されている場合が多く、見た目以上に傷みや劣化が進んでいる場合が多くなります。一般的な中古住宅よりも、リノベーションには多くの費用がかかることを想定しておきましょう。以下に、空き家に多いリノベーション内容とそれにかかる費用をご紹介します。
床の張り替え
6畳間の場合、畳張り替えで5万円前後・フローリングへの張り替えで15万円前後
水回り改修
キッチンの新調で100~150万円、トイレや洗面所の改修に25~50万円、浴室の改修に100~150万円程度
外壁塗装・張り替え
外壁塗料の重ね塗りが80~180万円、外壁全面張り替えの場合は150~230万円程度
耐震補強
現代の新耐震基準に準拠させる補強工事で150万円程度
空き家は締め切った状態で長期間放置される場合が多く、湿気がこもるなどで水回りなどの劣化が進みやすい傾向にあります。また、床下部分の腐食など見えない部分が傷みがちになりますから、内外装の変更のみならず、補修・改修にかかる費用を多めに考えておくことをおすすめします。
長屋リノベーションの費用
古い日本の住宅ならではの伝統的な造りのひとつに、2戸以上の世帯がつながった「長屋」があります。長屋の代表的なリノベーション方法とそれらにかかる費用をご紹介します。
長屋を一軒家にリノベーション
2棟がつながった連棟長屋を例に取ると、全面リノベーションにかかる費用は1,000万円ほどが相場です。現代では長屋そのものに需要があまりなく、中古物件の購入価格が安くなる傾向があるため、「長屋を買ってリノベーションし、一戸建てとして住む」という選択肢はおすすめです。
長屋を現代のアパート風の賃貸住宅にリノベーション
2棟の平屋建て連棟長屋を現代風にリノベーションする場合の費用は、約600万円~が相場です。また、2階建ての連棟長屋をメゾネットタイプのアパートにリノベーションする場合の費用は約1,000万円~と高額になります。しかし「メゾネット」「テラスハウス」と呼ばれる現代風のアパートには一定の需要があり、リノベーションによって物件の収益性を大幅に高められることが期待できます。
町家リノベーションの費用
京都などに多い、店舗併設の古い商家を「町家」と呼びます。近年、町家をリノベーションして暮らす人が増えており、町家再生での地域おこしなどムーブメントになっているケースもあります。以下に、町家のリノベーションにかかる費用についてご紹介します。
町家の古さを生かしたリノベーション
町家そのもののレトロな味わいを大切にし、補強工事や内装張り替え中心のリノベーションを行う場合の費用は、500万円ほどで済む場合が多くなります。しかし、補強工事の内容によっては金額が前後することがあるため、長年空き家となっていた町家などの場合は相場を上回る費用がかかることもあります。
築100年を超える町家を、現代の水準に合わせてリノベーションする場合
リノベーションに伴い、耐震性などを現代レベルまで引き上げる場合は基礎部分からの補強が必要となり、費用は一般的な住宅と比較しても高めになる傾向があります。補強以外のリノベーション工事も大がかりになる傾向があり、かかる費用も1,000~1,500万円ほどが相場となります。
平屋(1階建て)リノベーションの費用
平屋を全面リノベーションする場合の費用は、一般的な2階建て住宅の全面改修と比較して300万円安が相場とされています。2階建て住宅で1,000万円かかるリノベーションと同じ内容を平屋で行った場合の費用は300万円安の700万円が目安と考えるとよいでしょう。
また、平屋は中古物件そのものの数は少なめですが、全体の需要が少ないため物件自体の価格は低めに抑えられる傾向があります。したがって、「中古住宅購入+リノベーション」の費用を安く抑えたい場合には、平屋の購入を考えてみるのもおすすめです。
1,000万円台での一軒家リノベーション
つぎは、「1,000万円台での一戸建て住宅リノベーション」を考えてみましょう。以下に、リノベーションの形態ごとに、1,000万円台でどこまで一戸建て住宅のリノベーションができるかをご紹介します。
1.現在居住中の住宅をリノベーションする場合、1,000万円台でできること
物件を新しく購入しないため、「二世帯住宅への改装」、「外観も含めた住宅の全面改装」、「古民家の全面再生リノベーション」など、リノベーションの中でも大がかりな改修が可能になります。ただし、リノベーション工事の期間中は自宅に居住できなくなるため、仮住まい費用やそれに伴う引っ越し、家財を預けておくトランクルームなどの付帯費用が多めにかかります。それらも含めて1,000万円台に収まるよう計画することが大切です。
2.住宅購入+リノベーションの場合、1,000万円台でできること
物件の購入に多くの費用がかかるため、築年数の浅い住宅を購入する場合に行えるリノベーションの規模は比較的小さめになります。築年数は古くてもしっかり作られた「お買い得物件」を見つけて購入し、あらかじめリノベーションの目的をしっかり決め、それらにピンポイントで合わせた改修を行うにとどめるのがコツ。
土地と中古住宅で900万円、リノベーション費用が800万円の合計1,700万円で理想のリノベーションを実現できた例もあります。このケースでは、「古くても頑丈に作られた格安の家を買う」「内装主体のリノベーションで、間仕切りは少なく」「対面式キッチンとバーカウンターは必ず設置したい」と、目的をあらかじめ具体的に定めています。「あれもこれも」と欲張らず、基本の改修プラスアルファのリノベーションとすることで、低コストで確実な「中古住宅購入+リノベーション」をかなえた事例です。
おわりに
住宅の種類は数多くあり、それらの特徴や形態に応じてリノベーションにかかる費用も変わります。しかし、「古民家を購入して好みの雰囲気にリノベーションしたい」「古い長屋を所有しているが、リノベーションで賃貸物件として有利な条件を整えたい」など、具体的なプランがあればリノベーション相談もしやすくなるでしょう。まずは、気軽に見積を取ってみることから始めてみませんか?一括見積を利用すれば、お悩みに合った複数のリノベーション業者さんから一度に見積を取れ、比較検討しながら優良業者さんを見つけることができます。
もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。
- 83857
- 15
-
いいね
-
クリップ
あなたにおすすめ
関連キーワード
関連アイデア
-
平屋のリフォームの費用や価格の相場は?事例でチェックLIMIA 住まい部
-
ビルリフォームの費用や相場はどれくらい?LIMIA 住まい部
-
古民家リフォームの費用はいくらかかる?【おしゃれに改装しよう!】LIMIA 住まい部
-
中古ビルのリノベーションにかかる費用はどれくらい?LIMIA 住まい部
-
3階建て住宅のリフォーム費用・相場はどれくらい?LIMIA 住まい部
-
長屋のリノベーション!気になる費用や相場はどれくらい?LIMIA 住まい部
-
スケルトンリフォームの費用・相場を徹底チェック!具体的にいくらで何ができるの?LIMIA 住まい部
-
2階建てを平屋にする減築リフォームの費用はどれくらいかかる?事例を交えて解説LIMIA 住まい部
-
古い家のリノベーション!費用・相場をチェックしてスムーズな改装をしようLIMIA 住まい部
-
長屋リフォームの費用・相場はどれくらい?LIMIA 住まい部
-
築40年の住宅をリフォーム!費用や相場はどれくらい?LIMIA 住まい部
-
予算1,500万円で、家はどこまでリフォームできるかLIMIA 住まい部
-
300万円でできるリフォーム。おすすめの工事内容は?LIMIA 住まい部