
小屋裏から98年前の棟札が出てきました
先日から調査している民家の小屋裏。これまで4回ほど中に入りましたが、最後は工事方法の打ち合わせのために大工さんと一緒に・・・。私が入った時は、全く気がつかなかったのですが、さすがに大工さん。棟札を発見しました。
母屋の一番高いところに、真っ黒になった貫材(ぬきざい)が2枚重ねて、横向きに打ち付けてありました。棟札の一般的な形ではなく、薄い杉板だったので(真っ黒だったし)、違うかなぁ・・・と思って外して見ましたが、板を開いてみると、やっぱり中に字が書いてありました。
「大正9年4月再建」
「昭和13年 瓦屋根に葺替え」
建物の築年数も、誰が建てたのかもわからなかったので、98年前に、お施主さんの曾祖父さんがお建てになったということがわかってよかったです。
使われている梁や柱など材料は、所々に刻みの後や、ホゾ穴があったりしますので、違う建物で使われていたモノを再利用したモノだと思われます。
「再建」と書いてありますので、元々建物があったのかしら・・・?とか、柱や梁が、どんな建物に使われていて、ここに来たのか・・・?、また、当時の生活はどんな様子だったのか・・・?、大工さんの作業は・・・?などと、昔のことをいろいろと想像してしまいます。
棟札と一緒に木剣が2本出てきましたが、こういう形のモノも、初めてみました。何か魔除け的なモノかもしれません。
平成の最後の年に調査して、新たな年号の元年に、また新しい棟札をつけることができると思うと、またそれも楽しくなります。
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