
#022 緑に包まれて(その1)
何度か打合せを重ねる中で、スタッフのみなさんは現状の打破を求めているように感じました。この住宅の特徴として、1)工場でボックス型ユニットを生産し、現場で組み合わせるため工期の短縮が図れる、2)工場での生産比率が大きいため高品質が維持できる、3)1)、2)に加えて鉄骨ラーメン構造による高い耐震性、などが挙げられます。ガーデンやエクステリアの工事に関しても、そういった効率や安定、規格製品に基づいた設計・施工がなされてきたように感じます(ともすれば面白味のない・・・)。従って、今回は今までとは異なる空間を創出し、スタッフの皆さんが変化したことを意識し、それが来展されたお客様に伝播し、変化した空間をお客様に味わっていただくことを目指しました。
視覚的に最も変化した点は、植栽のボリュームです(かなりアップしました)。掃出し窓や開口の大きい窓の前は、壁やフェンスといった構造物で目隠しを施すのではなく、高さの異なる植物を立体的に配して、木々の揺らぎや生長、季節によって見えたり見えなかったり、といった曖昧な目隠しを施しました。これはウチからもソトからも植物を見て感じる事ができ、互いの視線をさほど感じることなくその空間に浸ることができるという効果を生んでいます。また、自然植生にすることはできませんが、出来る限り在来種を植栽しました。タイルのテラスを通り抜けるとき、全体を覆ってくる植物群は街中に居ながら自然の中にいるような錯覚を起こし、ちょっとした懐かしさを感じるでしょう。
唯一抽象的な空間を中央に配置しました。この空間は「定形」と「不定形」を混在させて川に見立てた坪庭で、タイルのテラスや建物(定形)と植物群(不定形)をイメージの中で集約させて表現した場所です。川の両岸は滑らかな曲線で描かれており「定形」をイメージさせます。曲線の中の二種類の小舗石は「定形」のイメージを増長させますが、景石や敷石の「不定形」が混ざることにより、それぞれがバランスを取る役割を果たしています。ここは西側に旭川が、東側に百間川があります。旭川から分岐して流れ着いた水が川となり、建物を通り庭に出て百間川へと流れていくイメージです。街中ですので、荒々しい石組の川というよりも、整備されたせせらぎの様な川のつくりとしました。
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