見逃せない!快眠をサポートする、寝室・ベッドルームのリフォームについてご紹介

一日の疲れをほぐす寝室・ベッドルームをつくるにはどうしたら良いのでしょうか?ベッドルームのリフォームといってもそのお部屋ごとに必要な手順は異なりますよね。ここでは、自分好みの快適な空間を作るため、ベッドルームのリフォームの流れや成功のポイント・注意点、費用・相場などをまとめました。

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寝室・ベッドルームは、睡眠をとるだけの場所ではありません。読書を楽しんだり、身支度をしたりもする、家の中でも最もプライベートな空間と言えるでしょう。人生のほぼ3分の1を過ごす大切な空間だからこそ、リフォームをするなら特に快適な部屋にしたいものです。では、居心地の良い寝室・ベッドルームをつくるにはどうしたら良いのでしょうか?リフォームの流れや成功のポイント・注意点、費用・相場などをまとめました。

寝室・ベッドルームのリフォームの流れ

寝室・ベッドルームのリフォームでは、今寝室として使っている部屋をリフォームする場合と、親との同居などに合わせて、寝室として機能していない部屋を寝室にリフォームする場合とがあります。使う人の年齢や利便性を考えて、部屋の位置や内装・設備をじっくりと計画しましょう。

まずは、ウォークインクローゼットを設けて部屋を広くしたい、書斎コーナーをつくりたいなど、具体的なリフォームのイメージを考えます。親との同居で寝室を用意するのであれば、和室・洋室どちらにするのか、トイレとの距離はどうするかなど、将来の介護面を考慮することも大切です。

希望イメージが固まってきたら、無料の一括見積りを利用するなどして、費用をチェックしてみましょう。この時、できる限り具体的なイメージを記入しておくことをおすすめします。早い段階で予算の計画が立てやすく、複数の業者からさまざまな知識を得ることも期待できます。見積りの費用や工事内容、各社の対応姿勢などを総合的に比較して、依頼するリフォーム会社を決めましょう。

施工会社が決まっても、イメージに合った内装素材や床材、窓の位置・カーテン仕様・照明・コンセント位置など、決めることはたくさんあります。現場確認から工事がはじまるまでに、業者とよく話し合っておくことが大切です。

寝室やベッドルームに置く家電類・家具についてもこの段階で相談しておくと、動線や光を配慮した快適なリフォームの提案やアドバイスを受けることもできるため、早めに着手しましょう。

クロスの張替やクローゼットの設置などは、およそ1日で済む場合が多いですが、寝室のリフォームに合わせたバリアフリー化や、和室から洋室の寝室へのリフォームなど、規模や内容によって工期が数日に及ぶことがあります。この間の睡眠や着替えの場所を確保しておくことも大切です。

工事が完成したら、新たな家電や設備の使い方やメンテナンス、保証についての確認をお忘れなく。音やリフォーム後の匂いなど、寝室・ベッドルームは、ちょっとした不具合でも気になるデリケートな場所ですから、きちんとチェックしてから完了のサインを行いましょう。

寝室・ベッドルームのリフォームを成功させるためのポイント

寝室・ベッドルームをただ眠るための場所と捉えるか、プライベートなリフレッシュ空間と捉えるかで、室内の居心地には格段の違いが生じてきます。快適さをもたらす家具のレイアウトやリラックスしてよく眠るための基本ポイントを押さえてから、イメージを膨らませましょう。

基本その1:寝室・ベッドルームの適切なレイアウトを知る

リフォームの際、ベッドなど就寝スペースの位置をどこにするかをまず決めておくことが重要なポイントです。気温変化の激しい窓際や、物音が気になるトイレ・お風呂に面した壁は安眠の妨げとなりますし、通りに面した部屋やマンションなどでは、周辺環境や間取りも考えて位置を決めましょう。まず眠る場所の位置を決めることで、必要な家電や家具・コンセント位置や数の使いやすい配置が見えてきます。

また、睡眠中には200mlもの汗をかくため、湿気がこもらない配置をとることも大切です。ベッドや寝具は睡眠中の汗で湿気を帯びるため、壁に密着していると、湿気が移って室内全体の結露やカビの原因になります。寝具を壁から10cmほど離しておくことで通気性が生じ、ベッドメイキングや掃除もしやすいです。室内のクローゼットの扉やドアの開閉に余裕のあるスペースに配慮することもポイントです。

基本その2:快眠を徹底的に追及する

寝室・ベッドルームの根本的な目的は「よく眠れること」です。この基本をしっかり考えた上で、好みのイメージをつくっていくことがリフォーム成功のポイントとなります。リフォームに合わせて書斎や簡単な手洗いの設置を考える場合でも、快眠を第1に考えてベッドや寝具周りはスッキリとまとめ、視覚や聴覚で眠りを阻害しないようにしましょう。

寝室・ベッドルームでテレビやパソコンを楽しみたいというニーズも少なくありませんが、LED画面からでるブルーライトは脳を刺激しますから、睡眠が浅くなりがちです。どうしても設置したい場合には、調光可能な室内灯で明るさを確保して目を守ること、眠る1時間前からは照明をリラックスできる間接照明にするなど、眠るための室内照明の切り替えができるようにすることをおすすめします。

寝室・ベッドルームは快適なプライベート空間ですが、睡眠よりも趣味や楽しみが勝ってしまっては、体を休める場としての機能が損なわれてしまいます。リフォームする際には、快眠を最も重きをおくポイントにしてイメージづくりをすることが大切です。

寝室・ベッドルームのリフォームで失敗しないための注意点

寝室・ベッドルームは大切な睡眠をとるための場所です。快適な睡眠を得るためには、部屋の方位、室内に入る光や照明を考えてリフォームすることが大切です。また、半覚醒状態で動く場合も考えて足元の段差や寝具の配置にも注意しましょう。

基本その1:ライフスタイルに合った寝室・ベッドルームの方位・睡眠対策を考える

寝室・ベッドルームは、日中締め切っていることが多いため、部屋の方位によって室内温度に大きな違いがでます。特に西向きの場合、夏場は西日で熱がこもりやすいため、窓の遮光カーテンやシャッター設置で熱を遮断する対策が必要です。東向きだと朝日で気持ち良い目覚めが期待できますが、明るい日差しと共に室温は高まります。早起きタイプにはおすすめですが、朝ゆっくり寝ていたい人はこの方位は避けた方が無難です。このように、ライフスタイルに合わせた部屋の方位を決め、遮光対策を行えば、安眠の確保と室内のエアコンのコスト軽減につながります。

基本その2:照明に配慮する

照明が明るすぎると、脳の覚醒を促して睡眠を妨げるため、寝室やベッドルームの照明には光源を隠した柔らかな間接照明が適しています。照明の電源は、ベッドや寝具で横になったまま操作可能な手元スイッチにしておくと便利です。ベッドで読書を楽しみたい方は、照射範囲の狭い手元照明やサイドランプを使い、同室で眠る人に配慮しましょう。

基本その3:夜間の安全にも十分に気を配る

寝室やベッドルームは照明が他の部屋よりやや暗い方がリラックスできる反面、ほの暗さは転倒やつまずきの要因ともなるため、安全対策も大切です。特に夜間は寝ぼけて事故につながりやすいため、床の段差や家具などの凸凹をできるだけ少なくしましょう。

テレビ・空気清浄機・加湿器・布団乾燥機など、意外に家電類が多いのも寝室・ベッドルームの特徴です。コードが邪魔にならないようコンセントの位置をしっかり確認し、足元灯を付けて、暗がりでも安全に過ごせるよう工夫することも大切です。

素材・設備の上手な選び方

部屋の色や素材を選ぶときは、それぞれの機能や特質を知っておくと便利です。特に寝室・ベッドルームはリラックスできる色遣いが睡眠の質を左右しますし、こもりやすい湿気対策の素材への配慮も必要となります。

寝室・ベッドルームに適した壁・天井の色と効果

寝室・ベッドルームに適した壁・天井の色と効果をご紹介します。

暖色系

落ち着いた雰囲気でゆっくり休める寝室・ベッドルームに適したカラーです。安らぎをもたらす薄いベージュやブラウンなどのアースカラーは定番となっています。

グリーン系

植物の自然な色彩も、癒し効果が期待できます。緑は目にも優しい色合いですが、観葉植物もたくさんありすぎるとうっとうしいように、濃すぎる色や柄物は避けましょう。

ブルー系

水や海を連想するブルー系の色彩は、気持ちを鎮める効果があるため、安眠したい人におすすめのカラーリングです。

壁紙は天井も同色の場合が多いですが、寝室・ベッドルームでは横になったときの圧迫感をなくすために、天井の色を壁より薄いものを選ぶこともポイントです。

寝室・ベッドルームに適した素材の選び方

睡眠中の汗で室内に湿気がこもりやすい寝室・ベッドルームでは、床や壁材に吸湿性の高いものを使うのが適しています。フローリングを選ぶ人が多いと思いますが、寒い冬に素足で歩いても冷たくないカーペットもおすすめです。カーペットはフローリングと比べて吸音効果が高いので、声が響かず、静かな環境をつくることもできます。また、健康建材である漆喰や珪藻土、エコカラットなどは、まず寝室から使うことをおすすめします。

朝は太陽光の光で徐々に目覚めるのが理想的です。最近ではタイマーで自動的に開く電動シャッターがありますので、起きる時間にシャッターが開くように設定しておけば、朝日と共に気持ちよく起きることができます。

寝室・ベッドルームのリフォームの費用・相場

費用相場はリフォームの内容によって異なり、工事内容によって20万円以下から100万円を超えるものまでさまざまです。目的によって大まかに20万円以下、20~50万円、50~100万円でどんなリフォームができるか見てみましょう。

・20万円以下:フローリング、壁・天井のクロス交換など内装変更
・20~50万円:色や質感にこだわった内装変更、窓取り付け、クローゼット設置
・50~100万円:自然素材や塗り壁による内装変更、収納・仕切りの造作、間接照明設置、間取り変更を含む場合

工事内容ごとの費用の大まかな目安を見ておくと、組み合わせて総額を知ることができます。

・内窓の設置:6.5~10万円
・床のカーペット張替(6畳) :6~12万円
・床コルク材張替(6畳):15~20万円
・壁珪藻土漆喰仕上げ(6畳):10~20万円
・間仕切り壁・収納ユニット設置:10~50万円
・壁面クローゼット新設:10~50万円

具体例1:西日・騒音・湿気対策の内装リフォーム

・施工面積:13平米(約6~8畳)
・工期:5日
・工事内容:内窓の設置、漆喰塗装、コルクタイルの床面張り
・費用:54万円

西向きで通りに面した寝室の西日・騒音対策の内装リフォーム例です。断熱効果の高い内窓はサッシのリフォームが難しいマンションにも適しています。漆喰塗装は珪藻土と並び、調湿・消臭作用があるため、健康志向の方におすすめです。

具体例2:介護を想定して応接室を寝室にリフォーム

・施工面積:16.60平米(約10畳)
・工期:家全体で2か月
・工事内容:大容量クローゼット(間口3.3m)新設、天井クロス張替、照明器具設置
・費用:60万円(単独工事の場合の目安)

家族の介護を考え、トイレに近い応接室を寝室にリフォームした例です。壁はそのままに、天井のクロスのみ取り換え、クローゼット設置に費用のポイントをおいています。

おわりに

いかがでしたか?寝室・ベッドルームのリフォームは家全体の中で後回しになりがちですが、家族の健康を考えて、早めに快適な空間にしたいところです。リラックスできる空間づくりや、介護を見据えた間取り変更など目的はさまざまですから、寝室に必要な機能を具体的にイメージして決めていくとよいでしょう。

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