ママだって絵本を楽しみたい!ママにこそ読んでほしい“子育て共感”絵本7選

もうすぐ母の日です。小さなお子さんを持つママは、母の日といってもいつもと同じ、お子さんのお世話を...

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もうすぐ母の日です。小さなお子さんを持つママは、母の日といってもいつもと同じ、お子さんのお世話をする日常の中にいるのかも。今日も子どもに絵本を読んで、1日が終わる、そんな日々かもしれません。

いつも子どもに読んでいる絵本ですが、子どものための絵本ではなく、ママにこそ読んでもらいたい絵本があります。ママの子育てのしんどさや大変さ、楽しさに共感できる絵本を読んで、ほんの少しほっこり気分を休めませんか?たった5分ほどで読めるものです。ちょっと手に取って、「わかるー」「自分だけじゃなかったんだ」などと共感できる絵本で、「5ふんだけ」でも自分時間を取り戻して、気持ちにゆとりが持てるといいですね。

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「5ふんだけちょうだい」

作・絵:ジル・マーフィ 訳:木坂涼 出版社:ひさかたチャイルド

日本では今年の1月に出版されたばかりの絵本ですが、イギリスでは35年以上も前から読み継がれてきた絵本です。

読んだ瞬間、「わかるー!」とその思いで涙が出てきました。私だけじゃないんだ、「ほんの5分でいいの。5分だけ子どもと離れる時間がほしい」その切実な思い。おしゃれなカフェでお茶したい、ゆっくりマッサージに行きたい、そんなこと言わないから、お願いだから「5分だけ!」ひとりにさせて。

この気持ちをこんなにもリアルにわかってくれる人がいるんだ、という思い。ぞうのママへの共感と同情、いろんな気持ちで、胸がいっぱいになります。

あー、「5分だけでいいのよ!」

「今日」

訳:伊藤比呂美 画:下田昌克 出版社:福音館書店

読み人知らずのニュージーランドの子育て支援施設に伝わる詩を、詩人の伊藤比呂美さんが訳したものです。

小さく描かれた淡い色合いの絵をながめながら、ゆっくりとページをめくって、じんわりと読みたいですね。本の装丁も美しいです。小さな判型に、シンプルですが丁寧につくられた大切な本、という印象です。詩そのものもすばらしいですが、装丁も含めてこの本の形で手元において、味わっていただきたい1冊です。

子どもと過ごしてバタバタしているうちに、気づいたら今日も終わり。でも、

「わたしはちゃーんとやったわけだ」

これを手に取ると、ちゃんとそう思える、1日をきちんと終えられる気がします。

「たぶん ほんと マッシュノートのおしゃれ絵本」

文:間部香代 絵:ナタリー・レテ 出版社:マッシュノート

「おしゃれ絵本」というだけあって、どのページもとってもおしゃれ。このまま額に入れて飾りたいですね。フランスのアーティスト、ナタリー・レテさんの絵と間部佳代さんの文章がしっくりとぴったりとマッチして、「そうそう」「だよね」と思えるページが続きます。

中でも、ママたちに読んでほしいのが、「ママをつくったのはだれ?」というページ。ママは子どもが生まれてはじめてママになる。そうです、子どもの月齢、年齢の分しかママ歴だってないんだから、ママだって、子どもと一緒に少しずつ成長していけばいいんだよね、と、ママであることの気負いが少し軽くなります。

「たぶんほんと」ということばを頭の片隅において読み進めると、より一層楽しめますよ。

私の好きなページは、「おとなはときどき ものすごくおいしいチョコレートを たべたりします。ごめんごめん。」ここでクスっと笑い、最後の「かぞくっていいよね。やくそくしなくても あえるから。」でウルっとくるのが、毎回の私の読み方です。

「あかちゃんがわらうから」

作:おーなり由子 出版社:ブロンズ新社

お母さんが不安でも、悲しくっても、うれしくっても、赤ちゃんは笑う。

今のこのご時世だもの、この子たちの未来、どんなに大変なんだろう、って憂いたくなることもありますよね。でもこの絵本を読むと、子どもたちから「大丈夫、しあわせになるよ、そんなに心配しないで」という声が聞こえてきます。

「そっか、だいじょうぶだね」

読むとそんな風に感じられます。ほんのちょっと、読んだその瞬間だけかもしれません、それでも「あ、この子は大丈夫だ」と思える一瞬がある、それだけでも少しへこんだ疲れた気持ちを前向きに変えてくれそうな気がします。

「おかあさんになるってどんなこと」

作:内田麟太郎 絵:中村悦子 出版社:PHP研究所

「おかあさんになるってどんなこと」だと思いますか?

うさぎの子が考えます。「子どもの名前を呼ぶ」「手をつなぐ」。思い浮かぶ「おかあさんになること」をあげていきます。

おままごとの中で、お人形が熱を出した時、その子のことを心配すると、おもわず涙が出てきてしまいました。うさぎの子のことば、「心配して、おもわず、ぎゅっと、だきしめて、おもわず、なみだが、でることよ」

子どもが小さい時、熱を出して心配で仕方なかったこと、おもわずぎゅっと抱きしめたことあったなぁ。それが「おかあさんになる」ってことなんですね。私もちゃんと「おかあさん」になってるのかも…。

「あなたのことがだいすき」

文・絵:えがしらみちこ 原案:西原理恵子 出版社:KADOKAWA

いつも子どもの前で笑顔でいたいのに、疲れていたり、落ち込んだり、悲しかったり。そんな感情と時間のなさに余裕が持てずに、眉間にしわを寄せてしまっている自分に気づいたら、またそこで落ち込んで…。そんなときに手に取ってほしい絵本。

これを読むと、もっともっとぎゅーってしておいたらよかったな、と思う中高生の母のわたし。真っただ中にいる時は、なかなかそんな余裕ないんですよね。でも、この絵本を読んだその時だけでも、ぎゅーとだっこしてみる、なんてどうでしょう。1日1回この絵本を開いてみる、そうしたら「だっこしなきゃ」ではなく、「だっこしたく」なりますよ、きっと。

わが家のようにもう中学生だし、「ぎゅー」なんてできないわ、と思っている方も、読んでみて下さい。「ぎゅー」は照れ臭いかもしれないけれど、「あなたのことがだいすき」とそっと口に出してみる、そうすると、まるで魔法の言葉のように、子どもにやさしく接することができそうです。

「きみのことが だいすき」

作:いぬいさえこ 出版社:パイ インターナショナル

ちいさくてほわほわのかわいらしい動物たちの会話が聞こえてきます。

「かなしいきもちはね、ふたをしなくていいんだよ。」

「あなたは、よいこ。なにかをじょうずにできなくても。みんなと同じようにできなくても。」

がんばっているわが子に、悲しい気持ちでいるわが子に、落ち込んでいるわが子に、何か声をかけてあげたいけれど、これ!ということばが見つからない、そんなときにもそっと開いてみて下さい。

ママ自身も、少し自信がなくなってしまった、なんか疲れたな、と思った時には、一人でこっそり読んでみて下さい。

「がんばらなくてもあなたはよいこ。今のあなたはそのままでよいこ。」

絵本を手に取るその5分をつくることも大切

子育て疲れた、ひとりになりたい、がんばれない、前がみえない、私ママ失格かも…

毎日のようにそんな思いがやってきてはどこかに押しやり、なんとかがんばってる私。疲れた時に開く自分のための1冊を見つけてください。

そんな時間には、「ものすごくおいしいチョコレート」を、ほんのひとつぶでいいからこっそり用意しておきたいですね。ごめんごめん。

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