この時期に塾を辞めるなんてありえない!? 母の報告に父は…?【あの日、私はいじめの加害者にされた Vol.34】

夜、ツム子の母は夫に塾での話を報告。すると父は「お前は甘やかしすぎ」と言い出して…。

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■これまでのあらすじ
中学受験のための塾で、成績上位のクラスに上がったばかりのツム子は、担任の先生からクラスで1番成績優秀な良子をいじめた加害者とされてしまう。いじめなんてしていないのに、発見された良子への嫌がらせのメモと同じメモ帳を持っていたことが証拠だと言う。ほかに調査もせずツム子を加害者だと決めつけ、罪を認めさせようとする先生はとても恐ろしく、ツム子は否定するのだけで精一杯。そこでしびれを切らした先生がツム子の母に電話をして一方的にツム子がやったと話すと、母は帰宅したツム子の言葉に慎重に耳を傾け、娘は真実を話していると判断する。そして翌日塾に行き先生と面談するが、先生の根拠のない言い分や生徒を成績でしか見ていない様子に腹を立てた母は、ツム子に塾をやめるよう提案。しかしツム子は、これまで頑張ってやっと上のクラスへ行けたこと、さらにいじめをしていない自分がなぜ辞めなければいけないのかと、涙ながらに訴えるのだった。

■母の報告に父は…?

■塾を辞めるなんてありえない!?

塾に限らず、習い事って高いですよね…。

物語には出てきませんが、ツム子には2歳上の姉がいて、同じ塾に3年通って私立女子中学校に入学していました。
つまり、ツム子の家の学費はとても大変なものだったのです…。

受験については、お父さんが反対派、お母さんは賛成派。

お父さんは反対派なのに通わせてくれて(だけど文句はたくさん言う)、学費を稼ぐために仕事もギチギチに入れてくれていたそうです。

お母さんはパートをしていましたが、それだけでは娘ふたりの学費はまかなえず、家ではお父さんが怒鳴っても文句が言えない雰囲気だったのだとか…。

お父さんのエピソードですが、これからの物語に大きく関係していきます。
この後なぜ1話のような展開になって行くのか? つまり父の発言がカギになってくるのです…。

▶︎次の話 母親が自分のせいで怒られてる…!? 両親のケンカに罪悪感が…

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