母に信じてもらえてうれしかったけど…心の奥底にある本音とは【あの日、私はいじめの加害者にされた Vol.19】
母に再度「いじめていない」と告げたツム子。すると母は、ツム子の言葉を信じてくれて…。
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■これまでのあらすじ
進学塾に通う小6のツム子は、ある日、同じクラスでいつも1位の良子をいじめた加害者として、担任の先生から別室に呼び出されてしまう。ツム子はいじめなどしておらず否定するのだが、先生の追求はしつこいもので、小6のツム子にとって怖く耐えがたいものであった。なかなかいじめを認めないツム子に対し「今認めれば親御さんには内緒にする」と交換条件すら出す先生だったが、ツム子はなんとか否定し「信じてほしい」と訴える。しかし「子どもの言うことは信じられるわけがない」として、ツム子の親に連絡すると言われるのだった。先生からの連絡で、母は自分のことを信じてくれないのではないかと不安になるツム子。バス停でツム子を待っていた母は先生の言うことは本当なのかと問うが、ツム子は「していない」と答える。先生からかなり悪く言われたらしい母は「ここでのウソは取り返しがつかない」と言い、「もう一度聞くよ」と確認しようとするが…。
■私はいじめてない…!
■信じてほしかった…
信じると言ってもらえて嬉しかった。だけど…、無条件で信じてほしかった。
母が先生からどんな説明を受けたか想像はついていたけど、それでも「もしも…」だなんて考えないでほしかった…。
当時のツムママさんは、そう思ったそうです。
しかし、大人になって振り返って見てみると、それがどれだけ難しいことか考えると言います。
今回、ツム子はやっていなかったから良かったけれど、もし加害者でついウソをついてしまっていたとしたら…?
やっぱり事実確認はちゃんとしないといけない。
だから、お母さんの「もう一度聞くよ」は、必要だったのだと…。
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