レンタルする前に読みたい!プロパンガスボンベのサイズの目安や注意点を解説します

根強い人気を誇るグルメイベント。一般の方も出店者として気軽に参加でき、プロを含め、たくさんの方が出店されています。多くの場合、出店に必要となるのがガスです。イベントでの出店に限らず地域の行事や友人とのお花見などにも利用できることから、今、ガスボンベのレンタルが注目を集めています。今回は、レンタルする際に知っておきたい、プロパンガスボンベの選び方や使い方をご紹介します。

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どのサイズがおすすめ? サイズ別使用可能時間と用途

プロパンガスボンベを使用する際は、購入するかレンタルするかを選ぶことが可能です。イベントなどでの一時的な利用であれば、コストや手間を考慮すると、レンタルを選択するほうがメリットは大きいといえるでしょう。まずは、使用時間や用途に合うサイズを見てみます。

【2kgボンベ】
短時間の使用であれば、2kgボンベで十分です。2口コンロであれば、連続して4時間くらい利用することができます。友人と野外でお花見をするときなどに適したサイズです。

ただし、ガスを1時間以上連続して利用する場合や、利用時間が短くてもガスの消費量が大きい器具を利用する場合は、ガスボンベのサイズに少し余裕を持っておくのがおすすめ。用途によっては、次に大きなサイズの5kgを選ぶといいでしょう。

【5kgボンベ】
屋台や学園祭での出店のように、ほぼ1日を通してガスが必要な場合によく用いられます。2口コンロであれば連続10時間、3口コンロであれば連続して5時間の利用が可能です。

メーカーによりサイズや重さは若干異なりますが、5kgボンベの平均的な高さは約45cm、重さは約12kgです。空の状態でも7kg程度の重量があるので、持ち運びの際は十分に注意してください。

【8kgボンベ】
中コンロであれば利用できる時間は40時間前後、2口コンロでも連続して16時間ほどは使えます。2日がかりの大規模なイベントなどで長時間ガスを使用する、ガス消費量が大きめの器具を使用する、といった場合は、8kgボンベがおすすめです。

一般的なサイズはこの3種類ですが、レンタル会社によっては、10kgボンベや20kgボンベを用意している会社もあります。

また、一般的なガス調理器具などのガス消費量をいくつかご紹介するので、こちらを参考に適切なガスボンベのサイズを検討してみるのもいいでしょう。

・1口コンロ 0.15~0.2kg/h
・2口コンロ 0.5kg/h
・3口コンロ 0.95kg/h
・4口コンロ 1.3kg/h
・たこ焼き器(45個用) 0.18kg/h
・おでん鍋 0.2kg /h
・クレープ器(直径40cm) 0.37kg /h
・焼き鳥器(600mm) 0.42kg /h
・鉄板焼き器(600mm×550mm) 0.47kg/h
・フライヤー(油量12L) 0.54kg /h
・たい焼き器(12個) 0.76kg /h

ガスボンベのレンタル時に確認すべきこと

プロパンガスボンベの用途から適切なサイズを検討したら、いよいよレンタル会社を探して申し込みを進めることになります。実際に申し込みをする際に確認しておきたいポイントは、以下のとおりです。

【対応可能エリアをチェック】
プロパンガスボンベのレンタルは、何かトラブルが発生した際の安全上の理由などから、貸し出せるエリアの範囲が限定されています。一般的には、レンタル会社と現地との距離が5~10km程度であれば対応可能なケースがほとんどですが、距離の指定は各会社によって異なるため、HPを確認するなどで事前にチェックしておきましょう。

【付属品の一括レンタルが可能かをチェック】
レンタル会社によっては、必要に応じてコンロやコンロ遮熱板、バーナーや鍋といった付属品もガスボンベと一緒に貸し出してくれる場合があります。一括レンタルなら用途によってはコストや手間を削減できるので、レンタル会社を探す際のひとつの参考にしてみてください。

【申し込みはお早めに】
プロパンガスボンベの事故が多発していることから、実際にレンタルの申し込みをする際は、使用目的や使用場所、使用場所の周辺環境、ガスボンベの使用個数、利用スケジュールなど、こまかく確認されます。ガスボンベは申し込みをすればすぐに借りられるというものではないので、利用することが決まったら余裕を持って行動しましょう。

少なくとも利用日の2週間前には申し込みを行うのがベスト。特に、お祭りが多い夏や学園祭や文化祭が多い秋など、イベントシーズンは需要が高まるので、早め早めに準備を進めるのがおすすめです。

これだけは注意したい! レンタル時の注意すべきポイント

便利なガスボンベのレンタルですが、取り扱いには十分な注意が必要です。事故も多発しており、その危険性から法律でも使用や運搬に規制が定められています。

たとえば、店頭や現場からガスボンベを載せて車で移動する場合は、現場がレンタル会社から半径15km以内の距離にあること、そして、車に載せていいのは8kg以下のボンベであり、かつ総量16kg以下、という規制があります。法律に規定された距離や重量を超えて車載移動すれば、ガスステッカーや許可証などのない車の場合は、無許可車両として取り締まりの対象となるので注意が必要です。

そのため、特に初めてプロパンガスボンベを利用するなら、現地納品に対応しているレンタル会社を選ぶことをおすすめします。業者がガスボンベを使用する場所まで運んでくれる現地納品なら、機具との接続に立ち会ってくれるだけでなく、ボンベを火気から離す、平地に置く、といった正しい使用方法も教えてくれるので安心です。

また、レンタル会社によっては、最初に保証金が必要な場合もあります。金額は10,000円程度が平均です。保証金は、ガスボンベや付属品など、レンタルしたものを無事に返却すれば返してもらえるお金ですが、事前に知っておかないとトラブルの元になることもあるので、契約内容はしっかりと確認しておきましょう。

まとめ

友人とのバーベキューや鍋パーティー、本格的なイベントや学園祭への出店など、さまざまな場面でプロパンガスボンベのレンタルは大活躍です。購入するよりも安価で、設置や付属品の準備といった手間も省けるメリットがあります。正しい使用法を守り、安全には十分注意して、楽しい思い出作りにぜひ活用してみてください。

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