家と木材

現在家を作るには木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造などがあります。しかし昔はほとんどの家が木造でした。今回は昔から日本に伝わる木造住宅から家と木についてお伝えしたいと思います。

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 現場へ行くと社長と大工さんの間でどこに何の木を使っているのかという話になっていました。見た目で判断がつくものと、分かりにくいものが木材にもあるようで、その時に判断しにくいものがあったようです。大工さんは『におい嗅ぐと米松っぽい香りだったよ。』(確か米松と言っていたはずです。)社長も匂いで『ああ!これはね!あれだ!』と合点がいったようでした。

その時の木端です。
香りだけで分かるものなのかと疑問に思っていると、大工さんに『ちゃんと香りがするだろう。』と笑いながら言われてしまいました。香るには香るのですが、他の木材との違いがあまり分かりませんでした。まだまだ修行が足りないようです。

適材適所

現場へ出るとさまざまな木材の名前が出てきますが、どれを指して言っているか、どのような木なのか分からないものがいっぱいあります。家の木材なんてどれもみんな一緒だと思っていましたが、一つの家を造るのに様々な種類の木が使われ、目的によって使い分けられているのでした。桧や杉やパインなど実に様々です。以前は大工さんが山を一つ所有し家を建てる時に南面に生えている木は家の南面に使い北面のものは北面に使ったといいます。寒暖の差がある日本では季節や、太陽の指す位置により木の育ち方が違い、環境に適した育ち方をします。それが家を建てる時に応用され、家を建てるときに強度などの面でもよいそうです。

先人の知恵ですね。このように使用する木材の違いを活かして家をつくっていくのは日本ならではの精密さが覗えます。

化粧材

よく家をつくるときに「化粧」と耳にしませんか。構造材など骨組みの木材は通常完成と共に見えなくなってしまいますが、これは真壁造りなどにある完成しても見える木材のことです。家の中はもちろん庇など外部も意匠的にしたものなど和風には欠かせません。

魅せる木材ですね。

社長のセンスと大工さんの技量によって作り出される雰囲気は他になく、華やかな飾りで彩らなくても素材だけで魅せられてしまいますね。

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