里親募集の子猫は、巨大な「猫のケルベロス」!?独創的な猫との触れ合い描く漫画がかわいすぎる

一口に猫といっても、そのキャラクターは猫それぞれ。必要以上になびかない気高い猫や遊びたがりで元気いっぱいの猫まで千差万別...

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一口に猫といっても、そのキャラクターは猫それぞれ。必要以上になびかない気高い猫や遊びたがりで元気いっぱいの猫まで千差万別の魅力が、一匹の猫に集まっていたら……?どう見ても変、けれどどう見ても“猫”な不思議な生き物を飼うことになったコメディWEB漫画「飼います!ネコべロス」を紹介したい。
【漫画】本編を読む

里親募集の子猫を見に行ったら、巨大な「猫のケルベロス」だった!不思議でかわいい猫とのコメディ漫画に注目 / 画像提供:野愛におし(@nioshi_noai)

一つの身体に三種の猫!摩訶不思議な“ネコベロス”とのドタバタコメディ

「飼います!ネコべロス」は、漫画家の野愛におし(@nioshi_noai)さんが自身のTwitterや「ジャンプルーキー!」上などで発表した作品。主人公の男の子「何時摸(いつも)ゲンキ」が子猫の里親を募集している家に訪れるところからはじまる。

「飼います!ネコべロス」 第1話(2) / 画像提供:野愛におし(@nioshi_noai)

子猫の中からどんな性格の子を選ぼうかとウキウキで向かっていたゲンキ。「どんな子でも絶対愛せるけどな!」と、よほどのことがない限り猫の個性を受け入れるつもりだった。

「飼います!ネコべロス」 第1話(5) / 画像提供:野愛におし(@nioshi_noai)

が、訪れた先にいたのは、乗用車ほどの巨体に、三つの頭がついた猫だった。三つの頭はノルウェージャンフォレストキャット、日本猫、スコティッシュフォールドとそれぞれ違う種類で、いわば「猫のケルベロス」と言うべき謎の生き物だったのだ。ゲンキも流石に「何だコイツは…猫なのか!?」とうろたえ、一度は「無理!」と引き取るのを諦め逃げ出してしまう。そんなゲンキをケルベロス猫が追いかけ…、という物語だ。

「飼います!ネコべロス」 第1話(12) / 画像提供:野愛におし(@nioshi_noai)

規格外のサイズやそれぞれ違うことを考えている三つの頭はあっても、猫は猫。威嚇しないように目をそらしても別の顔と目があって猫の習性でひっかかれてしまったり、巨大さゆえに鯉のぼりが猫じゃらしがわりになったりと、翻弄されるゲンキと絆を深める“ネコベロス”が折りなすコメディ作品で、読者からは「なにこれカワイイ」「猫好きにゃあたまらん」と、不思議でキュートなネコベロスの「コベロー」に魅了された声が多く寄せられた作品だ。

ほとばしる猫愛から描かれる「自分にしか描けない、独創的な」猫

作者の野愛におしさんは、本作のほかクモと猫が融合した生き物と暮らす「ベランダに猫(?)が来た」(少年ジャンプ+)を連載し、2022年11月25日(金)から連載がスタートする「奴隷の私氏 モフモフ主人が尊くて 今日も無事死亡」でも猫が重要なキャラクターとして登場するなど、ユニークな猫の描き方をした漫画を数多く制作している。ウォーカープラスでは「飼います!ネコべロス」の制作秘話や、猫を題材に個性あふれる作品を描く理由を訊いた。

「飼います!ネコべロス」 第1話(16) / 画像提供:野愛におし(@nioshi_noai)

――「飼います!ネコべロス」のアイデアのきっかけを教えてください。

「猫を題材にした漫画を描きたいと思いましたが、“猫漫画”はすでにとてもたくさん存在するので、自分にしか描けない、独創的な設定の猫を題材にしようと考えました。喋ったり猫の姿に何か追加するといった形はよく見かけるので、思い切ってシルエットごと変えようと思い、気づいたら首が三つになっておりました(笑)」

――野愛さんの作品からは猫がとてもお好きという印象を受けます。漫画の中で猫をメインに据えた作品を描くのもそうした背景が関わっているのでしょうか?

「そうですね、猫がとにかく大好きで、幼少の頃に猫を飼い始めてから人生が変わり、猫の一生を見届ける中で楽しい思い出など多くのものをいただき、恩返しのような気持ちで描いている部分があるんです。なので、作中でも重要な役割になってもらうことが多いです」

――これまで描かれた作品は、「巨大の三つ首猫」や「クモとネコの融合」、また「主人が猫」など、どれもユニークな発想で猫を活かしている印象です。

「実は日頃から変な生き物の設定を考えるのが好きで『あったら面白そうなのに』という組み合わせをとにかく考えております。属性も真逆だと面白かったりするので、『飼います!ネコべロス』での“巨大三つ首猫”は『カワイイ×コワイ』で、『ベランダに猫(?)が来た』で描いた“ネコとクモの融合”は『スキ×キライ』といった形で掛け合わせています。猫以外も結構考えたりするのですが、現状ではどの生き物よりも猫が一番高い解像度で描けるので、猫を題材に選んでしまっています(笑)」

「飼います!ネコべロス」 第1話(7) / 画像提供:野愛におし(@nioshi_noai)

――また、アイデアは個性的でも、猫本来のかわいさや猫らしさはしっかり活かされているとも思います。漫画で「猫」を描く上でのこだわりや意識している点はありますか?

「とにかく観察しています!趣味も兼ねてますが、猫カフェや飼い猫と触れ合って骨格を見たり、猫ならではのポーズやクセなども作中で活かせたらと思って、とにかく観察しています。Twitterなどでもよく猫飼いの方のアカウントを覗かせていただき、画像や動画で観察しております。あとはとにかく読んだ方に猫愛が伝わるよう、日頃から猫を愛でています。……不思議なことに、猫にはこの猫愛があまり伝わらないようですが(笑)」

――11月25日(金)からは少年ジャンプ+にて「奴隷の私氏 モフモフ主人が尊くて 今日も無事死亡」の配信連載がスタートします。こちらも猫がメインキャラクターとうかがいました。

「『奴隷の私氏 モフモフ主人が尊くて 今日も無事死亡』は、ちょっとお色気要素もありますが、でっかい猫と、体のどこかがでっかい女の子が好きな方にはきっと刺さる作品になっていると思います。ご興味のある方は是非ご覧ください!」

取材協力:野愛におし(@nioshi_noai)


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