2022年11月09日更新

加瀬亮、柄本時生、高良健吾らの味わい深い表情　柄本佑が監督短編集「ippo」予告

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　2023年1月7日より劇場公開される、柄本佑が監督を務めた3本の短編をまとめた映画「ippo」の、予告編が公開された。予告編は、「ケイコ目を澄ませて」の三宅唱監督と、同作品の編集を手掛けている大川景子が制作した。

　予告編冒頭では、柄本が自らキャスティングした俳優たちの味わい深い表情が、優雅な音楽にあわせて映し出されていく。登場するのは、「ムーンライト下落合」で久々に再会する友人ふたりを演じる加瀬亮と宇野祥平、「約束」で兄弟役を務める渋川清彦と柄本時生、「フランスにいる」で画家とそのモデルとなる加藤一浩と高良健吾。男ふたりの物語である短編3本の、独特でユーモアと知性にあふれた物語の一端が垣間見える予告となっている。

　「ippo」は、柄本佑が2017年から2022年の間に撮った、3本の短編をまとめた短編集。下落合のアパートに泊まりにきた友人と過ごす一夜を切り取った「ムーンライト下落合」、とある団地の公園で作業着の男と、その兄がなにやら不思議な会話を繰り広げる「約束」、なかなか描こうとしない画家とそれを待つモデルの男の間に流れる時間を描く「フランスにいる」の3本で構成されてる。3本すべてが、劇団「東京乾電池」に所属し、ユニット「曖昧なカンパニー」も主宰する、柄本とは旧知の劇作家・演出家の加藤一浩による演劇戯曲を原作としている。