バルコニーの避難はしごが気になる方に
マンションに住んでいると、部屋によってはバルコニーに「避難はしご(避難ハッチ)」が設置されています。避難はしごは、災害など緊急時に玄関から出られなくなったときや、階段・エレベーターが使えなくなったときに階下へ避難するための大切な設備です。
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避難はしごについて「普段目にしているけど、詳しい使い方は知らない」「避難はしご付きのバルコニーは見た目が気になる…」といった声もお聞きします。避難はしごの使い方は蓋の部分に書かれていることが多いため、使用するときに大きく困ることはありません。しかし、もしものとき、焦らず対応するために使い方を確認しておくことは大切です。
今回は、いざというときの避難はしごの使い方と、避難はしごが設置されているバルコニーの美観を高める方法をご紹介します。
いざというとき、正しく使えますか?
避難はしごにも種類があり、マンションに設置される避難はしごの多くは「ハッチ用つり下げはしご」と呼ばれるタイプです。これは避難ハッチと呼ばれるスペースに格納されたはしごが階下に下りる仕組みになっています。今回はこちらのタイプの使い方をご紹介します。
使い方の3ステップ
1.蓋のロックを解除して開ける
まずは避難はしごの蓋を少しずつ持ち上げましょう。ただし、事故防止のためフックやチェーンによるロックがかかっているので、蓋は途中で止まります。数センチ持ち上げたらロックを解除し、蓋を開けてください。ロックの場所は蓋の表面に三角形や四角形などのシールが目印になります。
2.蓋を全開にして固定し、はしごを下す
ロックを外したあとは蓋が固定されるまで全開にしてください。固定できたら次は避難はしごを下ろします。このとき、避難ハッチは下側にも蓋があるのですが、上の蓋を開けると自動的に下蓋とはしごが開くタイプや、下蓋を開放したあとにボタンを押してはしごを下ろすタイプなどがあるので、取り扱い説明書で確認しておきましょう。
3.ゆっくりと下に降りる
避難はしごを無事に展開できたら下に降ります。避難はしごは不安定なので1段ずつゆっくりと降りましょう。降りるときは避難はしごの両側を持つのではなく、足を乗せるステップ部分を両手でしっかりと掴みます。また、サンダルだと避難しにくいので、動きやすいスニーカーを準備しておくと、いざというときに安心です。
迅速な避難のために。避難はしごで注意したいことは?
避難はしごは安全のための大切な設備ですが、バルコニーの床から出張って銀色に光っているため結構目立つ存在です。そのため避難ハッチがあるバルコニーは、美観が気になる方も多いのではないでしょうか。
しかし、見た目が気になるからといって重い家具やウッドデッキを上に置いて避難はしごを隠してしまってはいけません。移動させるのに時間がかかるものは、避難の妨げになるため置かないように注意しましょう。
手早く美観を高めるなら、まずはラグがおすすめ
避難はしごは隠せないとはいえ、おしゃれにするには少し目につくのも確かです。そんなとき、ラグはバルコニーの安全性を損なうことなく、避難はしごをさっと隠せるアイテムです。
1枚敷くだけでバルコニーをおしゃれな印象に高めてくれますし、軽いので避難時にはサッと取り払うだけなのでおすすめの方法です。
なかには、もっとバルコニーを素敵にしようと、ウッドデッキやバルコニータイルの設置を考えている方も多いのではないでしょうか。最近は市販品のデッキ材やタイルを購入してご自身で設置する方もいらっしゃいます。
ただし、避難はしご付きのバルコニーに床材を設置する場合、蓋の開閉に注意が必要です。床材で避難はしごを上から覆ったり、避難はしごの周囲にびっしりと敷いた結果、避難はしごの蓋を開ける取手部分と床材が緩衝して、うまく開かないケースも見られます。うまく設置できたと思ってそのままにしておくと、緩衝に気づかずいざというとき避難できないことにもなりかねないので、きちんと蓋が開くかは必ずチェックしておきましょう。
安全性と美しさを実現するクレガーレなら安心
セキスイのクレガーレなら、周辺部材も豊富なため、避難はしごの周囲をすっきりと仕上げられます。タイルで納める場合は、避難はしごの蓋の開閉や取手の持ち手に影響がないように、必要なすき間に合わせてタイルをカットすることもできます。
また、設置条件に応じて、幅調整材やプラスチックネットなどの専属部材を使って美しく仕上げることも可能。ご自身で床材を設置して、避難はしごのまわりや、排水パイプ周辺に微妙なすき間ができてしまった、ということがないので安心ですね。
さらに、バルコニータイルを設置することで、床と避難はしごの蓋の段差を小さくすることができます。バルコニーの床全体がフラットに近づくので安心して歩行でき、避難はしごの存在感を抑えた一体感のあるバルコニーに変えられます。
避難はしごのあるバルコニーもクレガーレを敷くことで、すっきりとした美しい空間に変わります。自宅バルコニーにある避難はしごが気になっている方は、しっかりと安全性に考慮したクレガーレで、安心で快適なバルコニーライフを始めてみませんか。
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