「沖縄音楽旅行」が本土復帰50年記念号として発行

沖縄の音楽シーンを「旅」をテーマにまとめたフリーマガジン「沖縄音楽旅行」の沖縄の本土復帰50年の記念号となる、 […]

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沖縄の音楽シーンを「旅」をテーマにまとめたフリーマガジン「沖縄音楽旅行」の沖縄の本土復帰50年の記念号となる、通巻43号が配布中。

「沖縄音楽旅行」は沖縄県内の音楽シーンで活躍する幸田悟氏がプロデュースするフリーマガジン。幸田氏は自らミュージシャンとしても活動する傍ら、「沖縄音楽旅行」だけでなく、webマガジン「沖縄LOVEweb」のプロデュースをはじめ、沖縄県内の音楽シーンを盛り上げるべくさまざまなシーンで活躍している。そんな幸田氏の活動の1つである「沖縄音楽旅行」では、県内出身のアーティスト情報はもちろん、インタビュー、沖縄県民が愛する音楽などを紹介している。

巻頭の「100 OKI SONG」は、普天間の米軍基地、キャンプ・バトラーの丘に掲げられる日米の国旗を背景に、「沖縄を返せ」を紹介。今回はこの歌の背景だけでなく、8歳のときに沖縄本土復帰の瞬間を迎えた同誌編集長・幸田氏の回想とともにつづられている文章が読み手の胸に響く。幸田氏は、当時の大人たちの雰囲気から「何かが変わる、何かを変える」…そんな言葉にならない、ある種、“時代の息吹”を感じとっていた。

そして、「沖縄音楽旅行」らしく、20枚のディスクで、沖縄の50年を振り返る特別企画を掲載。沖縄のフォーク歌手・佐渡山豊の「ドゥチュイムニィ」、ロックバンド・紫の「MURASAKI」、THE BOOMの「島唄」、そして、BEGINの「島人ぬ宝」、2022年はAwichの「Queendom」で締められる。

沖縄各地に残る歌碑を探訪する「MUSIC JOURNEY」は、沖縄戦開戦時に米軍が上陸した読谷村(よみたんそん)の楚辺に立つ反戦歌「艦砲ぬ喰ぇー残さー」の歌碑を訪問。ある事故からこの歌をレコーディングすることになったという、その誕生秘話も紹介されている。

「100 OKI INTERVIEW」には、ORANGE RANGEと喜納昌吉が登場。ORANGE RANGEはNHK沖縄放送局の「本土復帰50年」のテーマソング「Melody」について言及。この楽曲制作のために、沖縄本島を巡ったHIROKIとRYOの思いを知ることで、この「Melody」がまた違った印象に響くはずだ。

また、喜納昌吉はウチナー・ポップス誕生のエピソードを披露。今では甲子園の沖縄チームの応援歌として定着した「ハイサイおじさん」、そして、世界中でカバーをされる名曲「花〜すべての人の心に花を〜」が生まれた背景を語っている。「花〜すべての人の心に花を〜」が誕生したのは、1964年に開催された前回の東京オリンピックが関係しているという。

今回の沖縄音楽旅行は沖縄の本土復帰50年の記念号となり、その瞬間を8歳で迎えた編集長・幸田氏の思いが詰まった1冊となっている。

「沖縄音楽旅行」(Vol.43)
2022年5月15日より配布開始
仕様:サイズA5版
ページ:30ページ/カラー:4色
設置店:CDショップ、カフェ、アパレルショップ、ライブハウス、土産品店、リゾートホテル、県外わしたショップなど

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