フィンランドの国民的画家ヘレン・シャルフベック どん底でも絵を描き続ける 「魂のまなざし」予告
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7月15日より劇場公開される、フィンランドの国民的画家ヘレン・シャルフベックを描いた映画「魂のまなざし」の予告編が公開された。
公開された予告編は、フィンランドの国民的画家ヘレン・シェルフベックの、不器用ながら真実を求め、情熱に従って生きた半生が切り取られている。「なぜ戦争や貧困を描くのか。女流作家にふさわしくない」と問われ、「画家が描くときは、作品の説明など考えない。着想は内側と外側から同時にわき起こる。芸術家は悲しいものよ。幸せでも」と、意味深なほほ笑みを見せるヘレン。やがてヘレンは、祖国独立と歩調を合わせるように、女性作家ではなく一人の画家そして自立した人間として、苦難の時代を主体的に生き抜いていく。
だがヘレンは、世に名前が知られていく中でも、兄が優遇され母親に認められないことに苦悩していく。そんな中、19歳年下の青年エイナル・ロイターと出会ったことにより、ヘレンの生活は一変 。特別な感情が芽生えていく自分を受け入れられないヘレンだったが、彼が旅立ったことにより、寂しいという気持ちを受け入れようと決意する。しかし、やっと届いたエイナルからの手紙には衝撃的な事実が書いてあり、ヘレンはあまりの悲しさに絶望し倒れてしまう。
「魂のまなざし」は、世界的に再評価が進むフィンランドの国民的画家、ヘレン・シャルフベックの画業と人生を決定づけた1915年から1923年の時代を描いた作品。抑圧的な母親や男性社会に臆せず、名誉よりも内側から湧き出る情熱に従ったシャルフベックの姿が、北欧の光に輝く自然や街並みとともに、美しい映像で描かれる。シャルフベックを演じるのは、フィンランドの女優ラウラ・ビルン。ビヨンセ、セリーヌ・ディオンのミュージック・ビデオを手掛けてきたアンティ・ヨキネンが監督を務めている。
【作品情報】
魂のまなざし
2022年7月15日(金)Bunkamura ル・シネマ他にて順次公開
配給:オンリー・ハーツ
©Finland Cinematic
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