子どもの片付け、「ママやって!」と言われたときの正解は? 自己肯定感が育つ声掛け

子どもがいるとすぐに散らかってしまう部屋。子どもが片づけてくれればいいのに、と思うものの、うまくいかない人も多いのでは? 小堀愛生(こぼめぐ)さんの著書『子どもが片づけしたくなる104のアイディア』(文化出版局)より、毎日の生活で気をつけたい「片づけ×子育ての心得」をお届けします。

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子どもがいるとすぐに散らかってしまう部屋。子どもが片づけてくれればいいのに、と思うものの、うまくいかない人も多いのでは? 小堀愛生(こぼめぐ)さんの著書『子どもが片づけしたくなる104のアイディア』(文化出版局)より、毎日の生活で気をつけたい「片づけ×子育ての心得」をお届けします。

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片づけ×子育ての心得3 チャレンジを促す

安心をいっぱい与えて 意欲をどんどん高めよう

新しいことに挑戦したい、という子どもの気持ちを継続させることが大人の役割です。とはいえ、家事をしているとその意欲をふさいでしまうこともあるでしょう。NGなのは「今忙しいから」と突き放してしまうこと。
幼児の場合は、できる限り手を止めて子どもと向き合ってください。その際、しゃがんで目の高さを同じにすると子どもは安心します。年長や小学生になると「こぼしてしまうから」 「時間がないから」と考えず、ある程度を任せ、最後は必ず一緒に確認し、子どもに「できた!」を味わわせてください。また、子どもの成長に合わせて、管理するスペースと、 収納アイテムの数、 部屋の一画、部屋全体というように広げていくとよいでしょう。達成感を得ると、意欲はさらに高まります。

悩み解決!こぼめぐ流 こんなときの対応の仕方

Q 朝の忙しい時間に限って手伝いをしたがって困る

A 子どもは「大変そうなママを助けたい」と思っているかもしれません。ちょっとしたことでもいいので役割を与え、例えば何かをこぼしたときのために、自分でふける床ふきや道具を近くに置いておき、最後まで取り組めるような環境を作っておきましょう。

Q「ママやって!」という言葉についつい手を貸してしまう

A 甘えたがっていると感じたら途中まで一緒に行い、気持ちが落ち着いたところで子どもに任せます。きちんと取り組めたら「すごいね、できたね」とひと言を。ただやり方がわからないだけなら、時間を作って片づけ方を教えながら一緒に行うとよいでしょう。

Q 子どもがいつも隣にいたがって、自分で行動しない

A 個人差がありますが、まずはおもちゃ箱や本棚など収納場所をママの近くに設置し、一緒に取り組みましょう。その空間を管理する責任が生まれたらスペースを大きくすればよく、子ども専用の個室が必要とは限りません。また幼児のうちは一緒にいる時間を大切に。

Q 何歳ころから片づけを積極的にやらせたらよいのか?

A 体が自由に動かせない赤ちゃんのころから片づけの習慣作りは始まっています。この時期は”自分のもの”という意識を持たせるだけでも十分。例えば、「○○ちゃんのカバン、あけるね」と声をかけると、それが自分のものだと認識し、ものへの愛着心も生まれます。

Q 壊れやすいものを触らせるのが心配

A ガラスや陶器の食器を落として割ってしまう。これはものを慎重に扱う体験です。落としても大丈夫なものを使わせるより、本物に触れさせて扱い方や、ものの大切さを理解させるほうがよいでしょう。ただし、刃物など危険なものの扱いは慎重に。

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書籍『子どもが片づけしたくなる104のアイディア』について

「何度言っても子どもが自分から片づけてくれない」
「子どものものをどう収納すればいいのかわからない」

子どもが片づけるために必要なことは、まず親が「片づけの仕組み」と「子どもへの関わり方」をわかっていること。忙しいママ・パパはまず自分が片づけの仕組みを理解し、子どもへの接し方を知ることで家の中は変わるはず。

本書では多くの家庭の整理収納の悩みに応えてきた著者が、どこの家庭でも取り入れやすい片づけや収納の事例を紹介しています。わかりやすい事例の写真と子育てのヒントも満載です。

小堀愛生さんのプロフィール

二級建築士、インテリアコーディネーター。整理収納コンサルタント、親・子の片づけマスターインストラクターとしても活動中。認定子育てハッピーアドバイザー資格を有し、子どもの自己肯定感を育むお片づけセミナーなども主宰。子どもが家庭でのさまざまな活動を通じて力を育み、安心感を得ることができるような住宅収納のアドバイスを行う。片づけ大賞2019年グランプリ受賞。プライベートでは3人の子どもを持つワーキングマザー。

(小堀愛生『子どもが片づけしたくなる104のアイディア』(文化出版局)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)

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