
玄関土間で家族をつなぐ上尾の家。木造2階建てのお住まいのご紹介。
大きなファミリーの中で暮らすと、大人も子供もおおらかになります。だからもちろん、家だっておおらかな質に仕立てるのです。この家族の場合、ファミリーの家々がおじいちゃんの畑を囲むように建ち、子どもたちはそこで、お父さん・お母さんに加え、おじいちゃん・おばあちゃん・おじちゃん・おばちゃん・いとこたちと共に過ごします。ファミリーの他の家は、自分の家同然だし、他の人もすぐに自分の家に上がってくるという具合です。だから玄関にはベンチとなる式台を設え、そこにある大きな1枚扉の引戸を開けると、そこはもうLDK。間を結ぶような廊下は作りません。靴のヒモなんて結んでいられない。何よりツッカケが似合う家なのです。
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道路から見た外観。ガルバリウムの外壁はタテ・ヨコ貼り分けてリズミカルに。ブラックよりも少しやわらかい印象のチャコール系を選択。手前の芝はご主人が丁寧に手入れをして仕上げた力作
南側に設けられた大きな窓は、冬の陽差しを積極的に取り込み、反対に夏の陽差しは庇や簾・遮光シートを駆使してカット。まずは居心地をつくるための家のセオリーをちゃんとおさえます。
ファミリー、友人、いろんな人が集まる家の玄関は、3帖と少し広め。ちょっと腰掛けておしゃべりできるように大きめの式台を設けました。奥の引戸を開けると、土間続きの収納になっています。泥だらけになって帰ってきた子どもたちの遊び道具、ご主人のゴルフクラブの仕舞い場所です。地窓に並べた小物の中でもアヒルが特にお気に入りだとか。
リビングの南面に1段の板を設けます。そこは、テレビ台兼、ベンチ兼、おねえちゃんのぬり絵机兼、おとうとくんの積み木の台兼、ふたりの昼寝ベッド兼と、住まい手が素敵な使い方を見つけています。
ちなみにこの日はというとクッションが置かれてベンチになっていました。手前の鉢植えはここが定位置。たっぷりと陽の当たる冬の午前中は、ラテを片手に雑誌を読んで、最高のカフェ気分。
リビングに連続してタタミの間を設けました。普段はひと繋がりの空間ですが、障子を閉めると客間に変わります。今は、お母さんと子供たちの寝間。
リビングのソファが置かれた後ろの一角には、家族共用のワークスペースを設えました。子供の勉強机、奥様のPCスペース、家族の掲示板として大活躍です。
ご主人がキッチンのお仕事をされている関係から、ご主人が自らデザインされたオーダーキッチンです。これまでマンションにお住まいで狭いキッチンに不満の多かった奥様から「収納や作業スペースが豊富で、大好きなお菓子作りもたくさんできる使いやすいキッチンを!」というお望みを見事に叶えています。
特注のステンレスカウンターは奥様の作業効率を考えた最適なサイズに設計されています。シンク奥には洗剤やスポンジを置いておけるように凹みが作られています。
キッチンツールはフックにかけて見せながらの収納。充実した収納スペースには奥様も大満足とのこと。
キッチン脇に設けた勝手口は、その名も「産地直送の窓」。「おーい」という声と共におじいちゃんの畑から採れたての季節の野菜が届きます。それを受け取るのはおねえちゃんの役目。向かいの家のおばあちゃんと手を振り合うことも。
おとうとくんは、階段の踊り場が特等席。ここからおじいちゃんの野良仕事を勉強中。
2階の北側に設けた和室。ご主人の書斎兼、寝間です。天井高さを高くするために屋根の中の梁と、それを支える束を見せています。天窓も設け、北向きの不利を補い、冬でも明るく温かい陽射しが注ぎ込みます。子供達が個室を持つようになる将来、夫婦の間に変わっていく予定。
2階はそのほとんどが大きな子供のスペース。ここでオモチャを広げれば、リビングが乱されることはありません。今は2人で一緒に使いますが、ゆくゆくは間仕切を設けて、2つの個室に変わります。
2階の床の一部をグレーチングで造り、風と光が通り抜ける吹抜としました。
グレーチングを通り抜けるものはそれだけではありません。こんなふうに下から見上げると子どもたちの笑顔が。お母さんがごはんをつくる心地よい匂いと音も子供たちに届きます。
建物の西側には6坪程の家庭菜園になっていました。ご家族皆で「おじいちゃんに負けるな」とばかり、立派な野菜を育てています。
竣工:2010年 延床面積:116.06㎡ 木造(在来軸組構法) 2階
設計:田村貴彦 施工:株式会社 参創ハウテック
撮影:工藤朋子
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