捨てる前にチェック!古着を賢く処分してクローゼットも気分もすっきり【古着の処分・後編】
着なくなった古着はどう処分していますか? 自分にとっては必要ないものでも、ほかの人にとっては価値があったり、意外に有効な活用方法があったりするかもしれません。クローゼットに眠っていた洋服が無駄にならずに済むと、なんだか嬉しい気分。賢い古着の処分方法をお教えします。
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前編では、古着で膨れ上がったクローゼットの整理術、着る服と着ない服の仕分け方法についてご紹介しました。たくさんの要らない古着が、クローゼットから出てきたことでしょう。
要らなくなったものとはいえ、もしかしたらちょっとしたお金になるものがあるかもしれません。処分の仕方を工夫するだけで、少しお得に処分できたり、気分良く引き取ってもらえたりします。
それではさっそく、仕分けたあとの古着の処分方法について詳しく見ていきましょう。
■目次
1. 古着の処分方法はどんなものがある?
2. 古着を売るなら“買う側の立場”で!
まとめ
1. 古着の処分方法はどんなものがある?
古着の処分方法は「捨てる」「古着屋やリサイクルショップへ持ち込む」「家族や友人に譲る」「インターネットサービスを使って売る」「寄付をする」などが挙げられます。
今回は「捨てる or 回収してもらう」「寄付をする」「売る」の3つに分け、それぞれで詳しく見ていきましょう。
【捨てる or 回収してもらう】
アンケートの中でも、古着の処分方法としてもっとも多く挙げられたのが「捨てる」という選択肢。
服の繊維はさまざまな種類がありますが、すべて燃えるゴミとして出すことができます。売ったり寄付をしたりしない古着は、指定のゴミの日に出してしまいましょう。
■「着なくなったとしても掃除用のウエスとして使えるので、ガスレンジの油汚れや排水口の水受け、洗面台、床などの掃除に使って、そのまま廃棄しています」(40代・専業主婦)
捨てる前に掃除道具として有効活用をしている、という意見もありました。わざわざ雑巾を購入するのも出費になりますし、ちょっとした掃除程度なら要らなくなった古着を使うといいでしょう。
また、自治体が運営している回収車や引き取り所では、不要になった古着や古布の回収を行なっています。しかし汚れがひどかったり、ボタンが取れていたり破れていたりと修繕が必要なものは、引き取ってもらうことができません。
自治体によって運用体制や分別の方法が異なるので、お住まいの地域のホームページをチェックしてみましょう。
■「以前は面倒で捨ててしまっていましたが、リサイクルショップで一度買い取ってもらってから、ちょっとしたお小遣いになるし、エコでいいなと思って続けています。ネットのほうが高値がつくと思いますが、手間と時間を考えるとショッピングついでにリサイクルショップなどへ持って行くほうが気楽でいいなと思います」(30代・専業主婦)
リサイクルショップや不要品回収業者などに引き取ってもらうメリットは、分別をしなくていいというところ。自分にかかる時間や手間を軽減できるのが魅力です。
量が多くなればなるほど仕分けも面倒になってきますし、自分で運んで持ち込むのも、意外に大変な作業です。回収業者が行っているサービスでは、自宅まで回収しにきてもらえる場合もあるので、便利なサービスはどんどん利用していきましょう。
【寄付をする】
最近では、不要になった古着を貧しい国の人たちに寄付できるサービスが増えてきています。売るにはあまり価値がつかないけれどまだ着られる古着などは、そういったサービスを利用することで、無駄にせずに済みます。
ファッションブランドや衣料品店のなかにも、古着回収サービスをおこなっているところがあります。嬉しいことに、引き取ってもらえるだけでなく割引クーポンがもらえる場合もありますよ。
基本的に、そのブランドの古着以外でもOKです。古着屋さんやフリマアプリではまず買い取ってもらえないような難ありの服でも回収してもらえるのなら、着なくなった古着を一気に処分できますね。
ちなみにこのサービスは、なんと服以外のものも対象となっています。布製品であれば、使い古したタオルであろうが雑巾であろうが受け付けてもらえるのです。
このサービスで集まった服や布製品は、以下のような使い道で再び人の役に立つことになります。
「リウェア(再び衣類として)」
ブランド品でなくとも十分に着用可能な服であれば、世界のあちこちで販売されたり、貧しい国の人たちに配布されたりします。自分にとっては必要ない服も、世界のどこかでは誰かが必要としているかもしれません。
「リユース(再使用)」
衣類として使えないようなものは、新たな価値を持つ布製品として有効に活用されます。アンケートでも掃除用に使うという意見がありましたが、こちらの古着たちも、クリーニングクロスなどの製品に加工されます。
「リサイクル(再生利用)」
布製品として再使用できないものは、繊維として生まれ変わります。糸として新たな製品の一部になることもあれば、断熱材に使われることもあり、気づかないところでまた活躍します。
「エネルギー(燃料として)」
上記3つに適さなかったものは、エネルギー生産の一助に。回収された布製品のほとんどが少なくともリサイクルされるので、エネルギーになるものはほんのわずかです。
どんな洋服も無駄にならず、何らかの形で活用されていきます。自分の洋服がどのように有効活用されていくのかわかるのは嬉しいですよね。
【売る】
古着屋はもとより、現在では個人でもインターネットサービスを使って古着を売り買いをすることができます。
そんなときに少しでも購入率を上げたり、買い取り価格をできるだけ高くしたりするためには工夫が必要。例えば、写真を撮る際には、白地の背景にして洋服を綺麗に見せたりするなど、ひと工夫することで購入してもらえる可能性が上がります。
他の方は古着を売るときにどんな工夫をしているのでしょうか? 次の章で詳しく見ていきましょう。
2. 古着を売るなら“買う側の立場”で!
古着を売るときにちょっとしたことに気をつけるだけで、買い取り価格がアップする可能性が高くなります。アンケートに答えてくれた方々も、いろいろな工夫をされている様子。
「古着を売るときの注意点や工夫していることがあれば教えてください。」という質問に対し、さまざまな秘訣を教えてくれました。
■「なるべく綺麗な状態にすることです。シミがあるときはシミ抜きをするし、えりや袖の汚れもきちんと落とします。自分が買う側の立場になることが重要だと思います」(40代・専業主婦)
■「シワがあるかないか、ボタンが外れていないかなどでも買い取り価格が違ってくるので、家にあるもので綺麗に見せられるようになるなら手間は惜しまない」(50代・専業主婦)
■「冬物は秋に、夏物は春に売るなど、次の季節の先取りをして服を売るほうが高く売れる」(30代・専業主婦)
服の状態をチェックして、シワやシミを綺麗にするという意見が多く見受けられました。古着屋で洋服の査定を行い、値段をつけるのは人の目。
上記の意見にもあるように、なるべく自分が“買う側の立場”になって、買いたいと思わせるような状態にしておくことが大切です。
また、服のシーズンを見極めて売りに行くことも大切なポイント。春物は2〜3月、夏物は5〜6月、秋物は7〜8月、冬物は10〜11月といったふうに、少し早めの時期に持ち込めば、まったく違う季節に出すよりは価値が下がらずに済みます。
まとめ
自分は着なくなった“古着”でも、ただゴミとして出すのではなく、いろいろな形で処分できます。少しでもお金を得られたり、もしくは世の中に貢献できたりする形で処分できたら嬉しいもの。必要のない古着はどんどん処分して、すっきりと快適な生活をしていきましょう。
アンケート実施期間:2017年8月9日〜10日
対象:20代〜50代の専業主婦、正社員、パート・アルバイト、派遣社員、個人事業主の女性の方
アンケート総数:50
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